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不安はすべてを喰い尽くす

不安はすべてを飲み込んでしまう力がある。

なぜ、過剰な不安を心に作り上げてしまうのか。

そもそも不安とは
心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。または恐怖とも期待ともつかない、何か漠然として気味の悪い心的状態や、よくないことが起こるのではないかという感覚(予期不安)を指す。


不安や恐怖にかられる人の心の動き

①何か気になり始めて
   ↓
②それが頭から離れなくなり
   ↓
③心配になって
   ↓
④考えを巡らしていると
   ↓
⑤不安が込み上げて
   ↓
⑥不安で頭がいっぱいになり
   ↓
⑦自分ではどうにも出来ないと思い
   ↓
⑧恐怖を感じるようになる

分かりやすく細かく書いたけど、このプロセスを瞬で一気に無意識にやっている。自分が不安になったとき、自分の思考を眺めることができたらあっという間に解決に向かうけど、そもそも不安なときはそんな余裕はないので、自分の悩みを冷静に眺めることは出来ないだろう。

各プロセスでの思考について

①何か気になり始めて

何か気になることは誰にでもある。
ここで、自分が自分の感性で気になるならOKなんだけど、母親から子供のころから言われていた「〇〇」や世間一般では「△△」のような他人軸の内容を気になり始めた場合は悩みにはまってしまうパターン。

②それが頭から離れなくなり

潜在意識に埋め込まれた感情に触れられると思考が活発になるので頭から離れなくなる。ずっと考えてしまう状態になる。

③心配になって

そもそも気になることが他人軸なので、自分ではどうにもならないため心配になってしまう。

④考えを巡らしていると

悩んでいる本人は、自分が悩んでいるので他人軸の悩みを悩んでいるとは思っていない。なので、考えが頭の中をめぐり続けてしまう。自分では止められない。

⑤不安が込み上げて

自分ではどうすることも出来ないから不安になる。
どうしよう、なんともならない、と不安に飲み込まれていく。

⑥不安で頭がいっぱいになり

この段階では不安に飲み込まれ不安の海に溺れている。でも、本人はそれに気が付いていないし、周りが心配しても「全然自分は大丈夫」と表現するのもこの段階。

⑦自分ではどうにも出来ないと思い

不安に飲み込まれているので溺れていて、自力ではどうすることも出来ない状態に。でもそれって、本当に自力でなんともならないのかな?不安を育てたのは自分だったのだと、溺れることで気が付ければ自力で抜け出せるのがこの時なのです。気づけるか、気づけないか、分かれ道です。

⑧恐怖を感じるようになる

さっきの分かれ道で気が付けないと、恐怖に襲われるようになります。恐怖は感じてしまうものなので、はまり込んでしまうと、恐怖を感じるアンテナをしまうことが出来なくなります。

こうなると、自分のやる気、元気、生命力などが不安に食い尽くされてしまうのです。

不安は形になってさまざまなものを喰い尽くす

不安は感情なのですが、ある意味「念」です。念は念じれば現実世界に形となって現れます。念が強いほど強大な形になるでしょう。

いじめがあるクラスで
自分も同じようにいじめられたくないと思うと、不安を抱えたくないから無関心を装います。装っているだけで、不安はなくなっていません。そういう人が増えていくと、「いじめはダメだよ!」と矢面に立つと不利だと感じ、関わらないようにします。つまり不利になるとその状況から抜け出せない可能性を考えてしまい不安になるからです。そうやって、不安は伝播していきます。不安は不安を植え付けていくのです。不安で満たされたクラスは、恐怖に満ち溢れていることでしょう。
このように、不安はさまざまなものを喰い尽くしていくのです。すべてのものを喰い尽くされた人は、元気がなくなり登校拒否になる人も。

不安を打破する唯一の方法

不安を大きくして、力を与えて支配力をつけさせているのは自分なのです。もちろん、生きていれば不安になることはあります。でも、不安に喰い荒らされるまで不安を作り上げているのは自分なのです。

これに気が付かないと打破できない。

不安を与えてくるのは他の人なんだと、他者のせいにしていては、他者が変わらない限りいつまでも自分の不安は湧き上がるからです。

不安を作り上げたのは自分で
その不安を大きく育ててしまった
自分の弱さに気がつき
その弱さは本当に自分なのか自問自答しましょう。
すぐに答えはでませんが、
自分の内面を眺めるクセをつければ、必ず打破出来ます。







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laki137
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