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10月7日の週:企業決算5社への心構え(+2)


 10月7日の週および同週以降に決算を迎える注目企業について、IBD(Investor's Business Daily)のYoutubeビデオから、チャートやファンダメンタルズを参考にした決算の事前準備のためのIBDのアレクシス・ガルシア(Alexis Garcia)氏とエド・カーソン(Ed Carson)氏の2名による会話を紹介します。 なにか投資アイデアの気づきが得られるかもしれませんのでご参考下さい。

 (注意)
 IBDは原則、著名なウィリアム・オニールのCAN SLIM投資戦略に基づくマーケット・インサイトを発信するメディアであり、主に短期投資家向けの目線で情報発信をしているメディアですので、その点、ご留意ください。




1. JPモルガン・チェース(JPM)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月11日(金)

Q3決算 市場予想

 EPS : 3.99ドル(+8% YOY)
 売上 : 414.4億ドル(+4% YOY)

注目ポイント
・純利息収入と見通し
・消費者向け融資の成長・デフォルト・延滞

 [アレクシス・ガルシア]
 JPモルガン・チェースから始めましょう。同社は10月11日金曜日にQ3の決算発表を予定しています。予想では、EPSは8%減少して3.99ドルになる一方、売上は、4%増の414億4000万ドルになる見込みです。
 注目ポイントは、純利息収入とその見通し、特に消費者向け融資におけるFRBの利下げの影響です。また、成長率や延滞・デフォルトについての報告にも注目したいところです。
 一般的には、FRBの利下げによって利益が減少するという見方が多いですが、JPモルガンは前四半期に投資銀行手数料が前年比52%増、株式取引売上が21%増という大きな伸びを見せました。S&P500の金融セクターETFも好調ですが、JPモルガンの決算発表に向けて、どんな点に注目していますか?

[エド・カーソン]
 しばらくぶりの決算シーズンが始まりますが、最初の数週間が全体の流れを作るのでとても重要です。JPモルガンは、銀行セクターで最初に発表する企業の一つです。他にもウェルズ・ファーゴもありますが、銀行業界の収益がどうなっているかの手がかりを得ることができます。株式取引の売上や純利息収入は、これらの個別銘柄だけでなく、幅広い市場やセクター全体にとっても重要です。
 JPモルガンは、数週間前に警告を出しており、その時に純利息収入が予想ほど良くないかもしれないという話がありました。そのためその際、株価が大きく下落しましたね。そのような点で懸念があるわけで、株価の遅れにもつながっています。
 金利などの予測はある程度できますが、取引売上は変動しやすく、予想がつきにくいので注目ポイントです。また、FRBの影響も興味深いところで、銀行は長い間好調でしたが、常に順調というわけにはいきません。金融セクター全体で見ても、保険会社などは依然として好調ですが、大手銀行は利回りが少し下がっていることもあり、やや苦戦している印象です。

[アレクシス・ガルシア]
 チャートを詳しく見ると、8月末にブレイクアウトがあり、225ドルの高値をつけましたが、9月10日に純利息収入の見通しについての警告がありました。そこから50日移動平均線を割り込んで、しばらくは戻ろうとしましたが、再び押し戻されてしまいました。決算が近づく中で、チャートの動きをどう思いますか?

[エド・カーソン]
 ポイントをもう一つ追加したいです。前回のブレイクアウト後の上昇は、基本的には取引量が低い中で進みました。それ以前でじゃ、高い取引量を伴ってブレイクアウトし、その後に軽い取引量で上昇しましたが、次に高い取引量で下落し、そして今は停滞しています。なので、まず50日線を再び超えることが重要で、できれば取引量の増加を伴って上昇してほしいところです。
 確かに一部で動きはありましたが、劇的な変化をもたらすものではありませんでした。しっかりとした上昇があり、50日線を超えれば早めにエントリーポイントが作られるかもしれませんが、現時点では、もう少しベースをつくる時間が必要かもしれません。最近の取引はそこまで強くないので。

[アレクシス・ガルシア]
 週足チャートにも注目してみましょう。ここまで素晴らしい上昇がありましたが、消化時間が少し必要かもしれません。また、収益の減速も見えますが、このチャートについてはどうですか?

[エド・カーソン]
 そうですね、同じことが見えます。確かに上昇しましたが、最近は弱含んでいます。また、指摘の通り、収益成長が減速しており、今後、やや乱れるか、さらに減少する可能性があります。このことが一つのパターンになっています。ファンダメンタルズが以前ほど強くないですし、テクニカル的にも弱まっています。JPモルガンや他のいくつかの銘柄には、キャラクターの変化が見られるかもしれませんね。

 


2. デルタ航空(DAL)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月10日(木)

Q3決算 市場予想
 EPS : 1.52ドル(▲25% YOY)
 売上 : 22.4億ドル(▲17% YOY)

注目ポイント
・燃料コストの見通し
・ボーイングの納入遅延の影響
・CrowdStrikeによるシステム障害の影響

 [アレクシス・ガルシア]
 次はデルタ航空です。同社は10月10日木曜日にQ3決算を発表予定です。予想では、EPSは25%減少して1.52ドル、売上は17.7%減の122億4000万ドルになる見込みです。
 デルタ航空については、燃料コストの低下の見通しがあるかどうか、また、ボーイングの納期遅延やCrowdStrikeのシステム障害にかかわるコメントに注目しています。
 最近、旅行株や航空株に勢いが出ていますが、これは低金利が一因になっています。デルタも旅行需要の増加で恩恵を受けていますが、決算を控えてどうでしょうか?

[エド・カーソン]
 確かに旅行関連株が好調なので、ポジティブな要素があります。航空会社はしばらくの間、出遅れていましたが、それには、燃料コストの上昇やその他の要因がありました。デルタ航空は、システム障害の問題も抱えていましたが、燃料価格の低下が追い風になっていました。しかし、今週は石油価格が再び急上昇していて、それが今後、問題になる可能性もあります。特に中東情勢が不安定で、紛争が拡がって供給の混乱があれば、影響を受けることになります。
 決算の内容自体は、そこまで良いと予想されていませんが、回復の兆しがあるかを注視する人も多いでしょう。大きな伸びを見せた2023年に対して、今年は横ばいの年となる見込みで、2025年に再び業績が伸びると予想されています。今後、マージンの見通しがどのなるのか、人々は期待を寄せていると思います。

[アレクシス・ガルシア]
 日足チャートを見ると、現在カップベースを形成中で、53.86ドルが買いポイントになっていますが、先週から大きく値を下げてきています。このテクニカルな動きは懸念材料しょうか?このチャートの動きをどう思いますか?

[エド・カーソン]
 デルタは、ポジションを持っていない人にとってはポジティブな状況かもしれません。50日や200日線からかなり上昇しており、少し不安定な状況で、最近購入した人には心配なところです。上昇後、ブレイクアウトすることもありますが、その後に調整が入って振り落とされることも多いです。事前にそうした調整が入るのは、むしろ良いことかもしれません。
 これからの動きとしては、その小さなピークの部分でハンドルを形成する可能性があります。今は5日間の調整期間で、このハンドルが形成されており、ここが新たな買いポイントとなるでしょう。ハンドル形成には、下げた後に再び上昇する必要があり、現時点ではハンドルと言える状態にはありません。
 今のところ、急落したため、鋭いブレイクが見られますが、来週の決算発表に向けては、もう少し調整するか、少し上昇する可能性があります。もしポジティブな動きを見せれば、エントリーポイントが現れるかもしれませんが、そうでなければ、見送るという判断もあります。

 


3. ブラックロック(BLK)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月11日(金)

Q3決算 市場予想
 EPS : 10.23ドル(▲6% YOY)
 売上 : 50.5億ドル(+12% YOY)

注目ポイント
・運用資産額(AUM)
・ビットコインETFのパフォーマンス

[アレクシス・ガルシア]
 次は、ブラックロックです。同社は10月11日金曜日にQ3決算を発表予定で、EPSは6%減の10.23ドル、売上は12%増の50億5000万ドルになると予想されています。
 ブラックロックに注目しているのは、運用資産額(AUM)の詳細情報、特にビットコインETFの動向を知りたいためです。最近は、パートナーズ・グループ・ホールディングとの提携がブラックロックの全体的なパフォーマンスの改善に貢献しています。ブラックロックについては、どのようにお考えですか?

[エド・カーソン]
 ブラックロックは、まさに巨大なオルタナティブ資産運用会社といえます。時価総額が1,400億ドルを超え、この分野では他を圧倒する存在です。売上と利益の成長は安定しており、巨大な資産に対し安定的な成長を見せています。RSライン(Relative Strength Line)も好調ですが、現時点では新たなエントリーポイントを提供しているわけではありません。これまでにもエントリーチャンスはありましたが、今は少し過熱気味に感じます。
 金融セクターを代表するリーダーの一つであり、特にビットコインETFを展開していることでも注目されており、iShares Bitcoin ETFは、ビットコイン投資の代表的な手段になっています。今後注目されるのは、ビットコインへの資金流入が続くかどうかです。ただ、ブラックロックにとってビットコイン事業は、運用資産は数兆ドル規模の全体のほんの一部の小さな事業になります。

[アレクシス・ガルシア]
 週足チャートを見てみると、ブラックロックはフラットベースをブレイクアウトしてから良い上昇を見せています。オフィシャルな買いポイントは845ドルでしたが、その後は堅実な動きを見せました。ただし、新規エントリーや追加ポジションを取るタイミングがあまりなかったようです。決算を控え、投資家にとっては、どんな動きが期待できますか?

[エド・カーソン]
 今のところは、良いエントリーポイントは見えません。来週か再来週にかけて21日移動平均線まで下がってくれば、追加投資のチャンスが生まれるかもしれませんが、新規に入るのであれば、50日線や10週線までの調整が進むのを待つ必要があるかもしれません。一週間で急落のは、あまり良くないサインなため、理想的には、調整やより安定したベース形成を待つのが賢明です。
 



4. XLF:State Street 金融セクター SPDR

[アレクシス・ガルシア]
 次は、金融セクターSPDR ETFの「XLF」です。IBD Liveでもよく取り上げられている印象がありますが、今年のS&P 500とほぼ同じくらいのパフォーマンスを見せています。金融セクター全体について、また、JPモルガンやブラックロックの決算がこのセクターにどのような影響を与えますか?

[エド・カーソン]
 大きな意味を持つと思います。必ずしもブラックロックがリーダーというわけではありませんし、JPモルガンも最近は出遅れていますが、この2行は大手です。特に来週、JPモルガンやその他の大手銀行の決算が控えています。JPモルガンが動くと、それに連動して他の銀行も大きく動くでしょう。XLFも、次の金曜日やその後の数日間に大きな動きを見せる可能性があります。
 ここ最近で好調なのは保険会社ですが、XLFにはクレジットカード関連も含まれていますし、バークシャー・ハサウェイも大きな構成銘柄となっています。バークシャーは多くの株式を保有しているので、ダブルパンチの影響が出る可能性もあります。
 投資家、特に成長株やアクティブ投資家は、成長ハイテク株に目を向けがちですが、金融セクターもここ数ヶ月間、堅調に推移しているセクターですので、何がうまくいっているのかを見極める必要があります。

[アレクシス・ガルシア]
 これは便利な比較チャートです。XLFを見ながら、JPモルガンやブラックロックがどれだけ好調か確認できます。ここにS&P 500も追加して、過去52週間のパフォーマンスを比較すると、やはり金融セクターがかなり良い動きを見せているのが分かります。

[エド・カーソン]
 JPモルガンは最近少し遅れ気味ですが、それでもかなり良いパフォーマンスを見せていました。ここ数週間は失速傾向が見られるので、今後、改善するかが注目ですが、確かにXLFやS&P 500を上回る動きをしてきたことは事実です。

 


5. ウェルズ・ファーゴ(WFC)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月11日(金)

Q3決算 市場予想
 EPS : 1.28ドル(▲13.7% YOY)
 売上 : 204.6億ドル(▲1.88% YOY)

[アレクシス・ガルシア]
 次は、ウェルズ・ファーゴです。来週決算を控えています。チャートを見ると、62.55ドルの買いポイントで、現在は50日線と200日線を上抜けようとしています。この銘柄はどうでしょうか?
 

[エド・カーソン]
 ウェルズ・ファーゴは、他の銘柄が上昇している間、横ばいで推移しており、苦戦していました。8月初めには他の多くの株と同様に売られ、その後もあまり回復していません。少し戻ったものの、再度売り込まれ、何度も抵抗線にぶつかっています。ある程度の強さを見せる必要があって、少なくとも60ドルを超えてくるまでは注目するのは難しいです。今のところ遅れている銘柄ですし、大手銀行が遅れ気味な状況で、更に遅れた銘柄をわざわざ選ぶ理由はないでしょう。 

 


6. ペプシコ(PEP)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月8日(火)

Q3決算 市場予想
 EPS : 2.29ドル(+1.91% YOY)
 売上 : 237.8億ドル(+1.38% YOY)

[アレクシス・ガルシア]
 次は、ペプシコです。この銘柄はカップ・ウィズ・ハンドルのベースを形成していて、180.91ドルが買いポイントです。ペプシコの注目ポイントは何でしょうか?
 

[エド・カーソン]
 ペプシコは、しばらく好調で包装食品にも強みがありました。ただ、今もその強さが続いているかを見極める必要があります。ペプシコは、飲料よりもスナック、特にドリトスなどの方が主力ですから、それらの動向がポイントになります。現状、マーケットがラリー中なので、ディフェンシブな動きが少ないですが、もしマーケットが守りに入る展開になれば、こういった銘柄はアウトパフォームする可能性があります。ただ、今は目立った成長が期待できる銘柄でもありませんが、食品・飲料分野の先駆けとして注目しておく価値はあります。




7. 台湾セミコンダクター(TSM)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月17日(木)

Q3決算 市場予想
 EPS : 1.78ドル(+37.76% YOY)
 売上 : 233.8億ドル(+38.42% YOY)

[アレクシス・ガルシア]
 次は、台湾セミコンダクター(TSMC)です。決算発表は再来週ですが、来週には売上データの発表が期待されています。この銘柄は、カップ・ウィズ・ハンドルからブレイクアウトを試みており、買いゾーンに入ろうとしています。TSMCについての最新情報やご見解はありますか?

[エド・カーソン]
 TSMCは、NVIDIAやブロードコム、アップルなどにチップを供給していて、特にNVIDIAやAI関連の高価なチップが売上を牽引しています。そのため売上データは非常に重要です。また、TSMCは半導体製造装置の最大の需要者の一社でもあり、装置メーカーにも大きな影響を与えます。今後の決算発表や資本支出の見通しも注目されますが、今の段階で売上データは重要な指標になります。
この銘柄は1週間ほど前にブレイクアウトしたものの、少し大きく下げ、その後数日で再び買いゾーンに戻ってきました。このタイミングで新たなハンドルが形成される可能性もありますし、追加投資のチャンスとしても見ることができます。NVIDIAの好調なニュースもあり、良い流れに乗っているので、TSMCもその勢いを取り戻せるかが注目です。

[アレクシス・ガルシア]
 NVIDIAのCEOであるジェンセン・フアン氏が、新しいBlackwellシリーズの需要が非常に高いとコメントしています。このことがTSMCにも追い風になるかもしれません。

 


8. テスラ(TSLA)

Q3決算 予定日
 米国現地 10月23日(水)

Q3決算 市場予想
 EPS : 0.59ドル(▲10.07% YOY)
 売上 : 256.7億ドル(+9.95% YOY)

[アレクシス・ガルシア]
 最後に、テスラを取り上げたいと思います。決算はまだ先ですが、来週には、ロボタクシーのイベントがあります。Q3の納車台数は、ウォール街の予想通りでしたが、モデル3が関税の問題で注文が停止になるかもしれないというニュースもあります。テスラのチャートは現在ベースを形成中ですが、ロボタクシーイベントに向けては、どのような点に注目していますか?

[エド・カーソン]
 納車台数は予想通りだったものの、もっと良い数字を期待していた一部の期待には届かなかったようです。また、モデル3の低価格版が廃止された背景には、関税の問題があります。中国製のバッテリーを使っていたためタックス・クレジット(税額控除)の対象外となり、購入者にとっては割高感になってしまいました。
 ロボタクシーイベントに向けては、大きな注目を集めています。テスラはEVメーカーですが、株価には完全自動運転が実現し、それが低コストで提供されることの大きな期待が織り込まれています。これによって他のロボタクシー企業を凌駕する可能性がありますが、現時点ではその段階には達していません。ただ、それが目指すべき目標であり、非常に重要な要素になります。
 イベントではコンセプトカーが発表されるでしょう。実際に走る姿を見せると思いますが、スタジオの敷地内のような管理された環境でのデモンストレーションになるはずです。問題なくコースを走行できるでしょうが、現実世界での完全な自動運転とは異なります。加えて、他に何が発表されるかは不明です。ロボットの展示もあるかもしれませんし、そのロボットが車を「運転」して、車から降りるといったシーンも想像できます。また、大きな発表としては、ロボタクシーではなく、手頃な価格の新型車、例えば噂されているモデル3やモデルYのハッチバック版が発表される可能性もあります。多くの予測が飛び交っており、いろいろな展開が考えられます。
 イーロン・マスクはいつものように非常に強気な発言をするでしょう。「すぐに実現する」と言うかもしれませんが、これまでも同様の発言をしてきました。それに対し、市場がどう反応するかは難しいところです。一部の投資家は興奮するかもしれませんし、他の人たちは「これまでも同じことを聞いたけど、まだ実現まで時間がかかりそうだ」と感じるかもしれません。本当に予測が難しい部分ですが、確かに大きなイベントであることは間違いありません。

[アレクシス・ガルシア]
 チャートも興味深い動きをしています。ジム・ロッペルは、テスラのチャートを分析し、「今はまだエントリーポイントではないが、注目に値する」と話していました。
 どうでしょう、イベントの前に投資家にエントリーチャンスはあるでしょうか? これら重要なイベントを前にどうアプローチすべきだとお考えですか?

[エド・カーソン]
 テスラの決算発表は、10月23日で、まだ数週間先です。明日(10月4日)には週足チャートでハンドルが形成されるはずですし、月曜日には日足チャートでもハンドルができる見込みです。こうして見ると、良い形のセットアップが進んでいることがわかります。もし納車台数の発表直前にロボタクシーイベントに向けてのブレイクアウトがあったら、50日線から25%ほど上に延びてしまい、どう対処するべきか迷ってしまうところでした。只、現在のセットアップは以前より良さそうですし、特にロボタクシーのニュースでブレイクアウトしたら、より低い買いのポイントが提供される可能性があります。
 また、このことを考慮に入れておくといいと思いますが、今すぐ動くのはリスクが高いです。オプション取引を考える場合を除いては、様子見が賢明でしょう。このチャートを見ると、テスラは数日で20~30%の動きを見せることもありますが、上昇と同じくらい下落する可能性もあります。こういった大きなニュースを控えた銘柄は、あまり無闇に手を出すべきではありません。今回のイベントが大成功で、懐疑的な見方を一掃して株価が一気に上昇するのか、それとも期待外れに終わるのかは誰にも分かりません。まずはハンドルが形成されるのを見守り、ロボタクシーのニュースに対する反応を確認してから、チャンスが訪れるかを見極めるのが良いでしょう。もしブレイクアウトしなければ、スキップすれば良いです。

[アレクシス・ガルシア]
 では、来週のロボタクシーイベントに向けて、エドさんやIBDのチームが報道を続けると思いますので、それを楽しみにしていましょう。

[アレクシス・ガルシア]
 エドさん、今日はお話できて嬉しかったです。そして貴重なインサイトをありがとうございました。 




<オリジナル・コンテンツ>

 オリジナル・コンテンツは、以下リンクからご覧になれます。
尚、本投稿の内容は、参考訳です。また、意訳や省略、情報を補足したコンテンツを含んでいます。

IBD
(Original Published Data : 2024/10/04 EST)



<御礼>

 最後までお読み頂きまして誠に有難うございます。
役に立ちましたら、スキ、フォロー頂けると大変喜び、モチベーションにもつながりますので、是非よろしくお願いいたします。 
だうじょん


<免責事項>


 本執筆内容は、執筆者個人の備忘録を情報提供のみを目的として公開するものであり、いかなる金融商品や個別株への投資勧誘や投資手法を推奨するものではありません。また、本執筆によって提供される情報は、個々の読者の方々にとって適切であるとは限らず、またその真実性、完全性、正確性、いかなる特定の目的への適時性について保証されるものではありません。 投資を行う際は、株式への投資は大きなリスクを伴うものであることをご認識の上、読者の皆様ご自身の判断と責任で投資なされるようお願い申し上げます。


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