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米国&新興国へのアクティブ&パッシブ投資。自身の投資ポートフォリオについて主に…

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米国&新興国へのアクティブ&パッシブ投資。自身の投資ポートフォリオについて主に発信しています。また投資対象ではないトレンドについても発信しています。反応いただけるととても喜びます。

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11月11日の週:米国企業決算16社への心構え

 11月11日の週に決算を迎える注目企業について、IBD(Investor's Business Daily)のYoutubeビデオから、チャートやファンダメンタルズを参考にした決算の事前準備のためのIBDのアレクシス・ガルシア(Alexis Garcia)氏とエド・カーソン(Ed Carson)氏の2名による会話を紹介します。  なにか投資アイデアの気づきが得られるかもしれませんのでご参考下さい。 01. Cava Group(CAVA)  [アレクシス・ガルシア]  

    • イーロン・マスクの世界最大のAIトレーニングクラスター「コロッサス」概要

       イーロン・マスク氏の設立したx.aiは、テネシー州メンフィスにおいて、AIトレーニング用スーパーコンピュータ「コロッサス」の稼働を開始しました。このスーパーコンピュータは、わずか122日という短期間で立ち上げられ、100,000台を超えるNVIDIA H100 GPUを搭載しています。冷却には液冷システムを採用し、電力供給にはテスラのメガパックバッテリーを利用しています。この結果、コロッサスはAIトレーニング専用のGPUシステムとして世界最大級のスーパーコンピュータとなり、

      • 「ブル市場に向けての条件が整いつつある」2025年 S&P500は 6,700、Bitcoinは6桁へ(トム・リー)

         大統領選挙の前には、その不確実性ゆえに、基本的に強気姿勢ながら慎重な態度を示していたファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏ですが、選挙結果がほぼ出揃った中で、今年の年末から来年を見据え、強気な見解を示しています。11月8日に公開されたCNBCのインタビュー・プログラムを通じて紹介したいと思います。  同氏は、大統領職の経験者の再選は、政治運営の不透明さのリスクが低いとされ、市場はトランプ大統領の再選を好感するとの見解。また、ビットコインは将来、財務省

        • 「コデザインとフルスタックで超越する次世代コンピューティング」NVIDIA ジェンスン・ファン ロングインタビュー

           NVIDIAのジェンスン・ファンCEOを迎えて行われたロング・インタビューの内容を紹介します。(2024年11月07日に公開)  このインタビューでは、ジェンスン・フアンCEOは、NVIDIAの成長を次世代のAI技術に結びつけ、特にデータセンターのスケーリングや性能向上に注力しており、10年先を見据えたイノベーションとして、現在のコンピューティング・アーキテクチャの限界を超えるためのコデザインやフルスタックのアプローチについて言及。また、AIのインテリジェンスを基盤とした

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        11月11日の週:米国企業決算16社への心構え

        • イーロン・マスクの世界最大のAIトレーニングクラスター「コロッサス」概要

        • 「ブル市場に向けての条件が整いつつある」2025年 S&P500は 6,700、Bitcoinは6桁へ(トム・リー)

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        • つぶやき(202405~)
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          大統領選挙開票から2日を経た市場評価(トム・リー氏と弱気派の見解)

           選挙後2日を経てのFundstrat Global Advisorsのトム・リー氏へのCNBCインタビューの内容をお伝えします。  選挙開票日以降の2日共に、一部のセクターや銘柄を除き、総じて大きな株価上昇と共に市場が高揚感に包まれました。  トム・リー氏は、この上昇要因には、選挙前のリスク回避姿勢の反動、そして、規制緩和や企業統合といったビジネスフレンドリーな政策への期待が市場の「アニマルスピリッツ」を引き出したものであると分析しており、年内、更に5〜10%の上昇の可能

          大統領選挙開票から2日を経た市場評価(トム・リー氏と弱気派の見解)

          米国大統領が経済に与える影響:政策への期待と制約、そして大統領令

           ここまでの米大統領選挙および議会選挙の結果は、大統領と上院・下院のいずれも共和党が過半数を獲得し、いわゆる「レッド・スウィープ」となりました。これにより、少なくとも次回の議会選挙までの2年間は、ねじれが解消され、共和党色の強い政策運営が行われる見通しが濃厚となりました。(すみません。早とちりしましたので修正いれました)大統領がドナルド・トランプ前大統領が勝利、上院議会は過半数が共和党となり、残る下院選挙の結果待ちという状況となりました。  今回の大統領選挙において、多くの有

          米国大統領が経済に与える影響:政策への期待と制約、そして大統領令

          次期政権の影響を強く受ける反トラスト法:規制緩和か規制強化か?

           次期政権の行方は、反トラスト法を巡る動きにも影響を与えるものとして注目されています。  本投稿は、元米司法省の反トラスト部門の副検事であるビル・ベア氏を迎えて行われたCNBCのインタビューを通じ、政権交代の反トラスト施策への影響と今後の展開可能性につい紹介するものです。  ビル・ベア氏は、政権の行方次第では、現在係争中の反トラスト法事案についても、司法長官や独占禁止法部門のトップの選任などによって、進行中の裁判に影響を与える可能性があるとしています。  また、トランプ氏

          次期政権の影響を強く受ける反トラスト法:規制緩和か規制強化か?

          相場の方向感が不安定なのはキラキラ・テーマの不足。年末の6100は難しい:MS マイク・ウィルソン

           モルガン・スタンレーの米国株式チーフストラテジスト兼最高投資責任者であるマイク・ウィルソン氏を迎えて11月04日に行われたBloombergのインタビューの内容を紹介します。  マイク・ウィルソン氏は、インフレ状態や金利上昇による経済への影響が強まっている状況では、景気刺激策の余地は少ないと指摘。結果、債権金利上昇は株式市場に対して逆風となる可能性が高いとの見解を示しています。  また大統領選挙および議会選挙の結果として、特に規制緩和への期待が高まれば株価が上昇する余地があ

          相場の方向感が不安定なのはキラキラ・テーマの不足。年末の6100は難しい:MS マイク・ウィルソン

          ディープフェイクの検出技術:社会実装への期待

           ディープラーニングとフェイクの合成語である「ディープフェイク」。今では、生成AIと同様にアルゴリズムの高度化、コンピューティング・リソースの拡大、データの入手容易化などから、これら技術を悪用しょうとする者の参入障壁が低くなり、ソーシャルメディアを中心に拡がって、政治やビジネス、個人に対するその問題が拡散してしまっています。  一方で、これらのフェイクを検出するための技術も進歩しており、ディープフェイクを音声解析から99%の精度で検出するテクノロジーも既に商用ベースで存在し、

          ディープフェイクの検出技術:社会実装への期待

          来週は債券利回り上昇に要警戒:幅広いリスク資産への影響の可能性

           来週に大統領選挙や議会選挙、そしてFOMCを控えて、市場の警戒感が高まっています。特に2024年の選挙後には、米国の財政方針次第で市場の動向が左右される可能性が高く、投資家は債券やリスク資産の両面で慎重な対応が求められます。  そのような中で、米国債の利回りは上昇傾向にあり、特に10年債利回りは4.3%を超え、債権投資家の間では米国の財政赤字や債務増大に対する懸念が強まり、債券市場での動きが高まっています。  またクレジット市場では、米国での高格付け債の発行が270億ドルに

          来週は債券利回り上昇に要警戒:幅広いリスク資産への影響の可能性

          11月04日の週:米国企業決算14社への心構え

           11月04日の週に決算を迎える注目企業について、IBD(Investor's Business Daily)のYoutubeビデオから、チャートやファンダメンタルズを参考にした決算の事前準備のためのIBDのアレクシス・ガルシア(Alexis Garcia)氏とエド・カーソン(Ed Carson)氏の2名による会話を紹介します。なにか投資アイデアの気づきが得られるかもしれませんのでご参考下さい。 01. Palantir Technologies(PLTR) [アレクシス

          11月04日の週:米国企業決算14社への心構え

          アップルのQ3決算:カンファレンスコール後のアナリスト評価(ディープウォータ)

           本日発表のあったアップルの決算発表とカンファレンスコールを受けてのディープウォーター・アセット・マネジメントのジーン・マンステル氏の決算内容の速報評価コメントを紹介します。  ジーン・マンステル氏は、優秀なテクノロジー系企業に対してブリッシュ系のコメントが多い傾向がありますが、それを割り引いても参考になるコメントが多い印象があります。ご参考下さい。  [ジーン・マンステル](ディープウォーター・アセット・マネジメント)   本日はアップルの決算についてです。この収録時点で

          アップルのQ3決算:カンファレンスコール後のアナリスト評価(ディープウォータ)

          アップル:平凡な決算内容。少し割高だが機関投資家必携の銘柄

           本日発表されたアップルのQ4決算は、市場予想を上回りましたが、一部の数字が期待に届かず、時間外取引で1.5%~2.0%の下落レベルで株価が推移しています。  調整後のEPSは市場予測の1.60ドルを上回る1.64ドル。売上高は前年同期比6.1%増の949億3,000万ドルとなり、その内訳は、iPhoneが462.2億ドル、iPadが69.5億ドル、サービス部門が249.7億ドルを記録しましたが、サービス部門の売上が市場予想の252億7,000万ドルを下回りました。  また、

          アップル:平凡な決算内容。少し割高だが機関投資家必携の銘柄

          メタ・プラットフォームズには最もエキサイティングな転換点が訪れている

           本日発表のあったメタ・プラットフォームズの決算発表とカンファレンスコールを受けてのディープウォーター・アセット・マネジメントのジーン・マンステル氏の決算内容の速報評価コメントを紹介します。  ジーン・マンステル氏は、優秀なテクノロジー系企業に対してブリッシュ系のコメントが多い傾向がありますが、それを割り引いても参考になるコメントが多い印象があります。ご参考下さい。 [ジーン・マンステル](ディープウォーター・アセット・マネジメント)  本日は、メタの決算です。この録音時点

          メタ・プラットフォームズには最もエキサイティングな転換点が訪れている

          メタ・プラットフォームズ:決算発表後の株価下落は おおむねシナリオ通り【追補版】

           メタ・プラットフォームズのの株価はQ3の決算報告を受け、時間外取引で2.8~3.0%前後の下落しています。  売上と利益が市場予想を上回ったものの、引き続き多額の設備投資が利益を圧迫するとの見通しが影響したようです。売上は405億9,000万ドルで前年同期比19%増となり、予想の403億1,000万ドルをやや上回りました。また、EPSは6.03ドルで、予想の5.29ドルを大幅に上回り、約37%の増加を見せました。  売上が19%増加した一方で、全体のコストと経費はわずか14

          メタ・プラットフォームズ:決算発表後の株価下落は おおむねシナリオ通り【追補版】

          アルファベットのQ3決算は、株価10%上昇でもおかしくない内容(ディープウォータ)

          本日発表のあったAlphabet(Google)の決算発表とカンファレンスコールを受けてのディープウォーター・アセット・マネジメントのジーン・マンステル氏の決算内容の速報評価コメントを紹介します。  ジーン・マンステル氏は、優秀なテクノロジー系企業に対してブリッシュ系のコメントが多い傾向がありますが、それを割り引いても参考になるコメントが多い印象があります。ご参考下さい。 [ジーン・マンステル](ディープウォーター・アセット・マネジメント)   本日はGoogleの決算につ

          アルファベットのQ3決算は、株価10%上昇でもおかしくない内容(ディープウォータ)