だうじょん

米国&新興国へのアクティブ&パッシブ投資。自身の投資ポートフォリオについて主に発信しています。また投資対象ではないトレンドについても発信しています。反応いただけるととても喜びます。

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米国経済は健全で、市場が高値にあるのは自然。そして、それには高いコストが伴う。(ハワード・マークス)

 11月20日、オークツリー・キャピタル・マネジメントのハワード・マークス氏を迎えての、ブルームバーグのインタビューの内容を紹介します。  現在の米国市場の株価評価額が歴史的水準と比べて高いことを認めつつも、市場から撤退するべきではなく、高値には守備的な姿勢を取りつつ、投資を継続する重要性を述べています。  また、トランプ政権の政策や地政学的リスクが市場に与える影響については、それら具体的な予測は困難であり、短期的な市場動向に基づく投資判断は避けるべきだとしています。さらに

    • セールステックの進化:マルチモーダルによるコンテキスト営業の未来

       この投稿は、アンドリーセン・ホロウィッツのパートナー・チームによる、AIやテクノロジーによって進化する営業活動および顧客リレーション活動について、「Death of a Salesforce」と題して行われた会話の内容を紹介します。  販売活動を支えるシステムの中核となるデータは、無数のソースから既存顧客や見込み顧客に関して収集されるテキスト、画像、音声、動画を含む、非構造化かつマルチモーダルなものとなる。  それらは、電子メールやSlackメッセージ、録音された会話の書

      • WalmartとLowe'sの決算から見える米リテール市場の景況感(11/20)

         11月19日に発表されたウォルマート(Walmart)とローズ(Lowe’s)のQ3決算結果を通じて、米国の小売業界の現状と今後の展望について、マーケットの声を確認します。  Schwab Networkのコンテンツから1つ、またBNN Bloombergのコンテンツから2つをピックアップし、それらインタビューの内容を通じて、WalmartとLowe’s、そして隣接する小売企業各社の成果と市場アプローチの違いについて紹介したいと思います。  WalmartとLowe’sで

        • 不透明感の解消が今後数週間の市場見通しを良くする(トム・リー)

           2024年11月18日、Fundstrat Global Advisorsのトム・リー氏を迎えてのCNBCのインタビューを紹介します。  総じて、現在のトム・リー氏の相場見通しは良好の模様です。、同氏は、次期財務長官の指名が市場の不透明感を解消する「クリアリング・イベント」となり得ると指摘し、特に市場がトランプ関連政策の進展に期待を寄せているとし、また、FRBの利下げペースはいまだにハト派的であり、市場に好影響を与えるとの見解を示し、現在、市場調整によって主要指数がサポー

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        • つぶやき(202405~)
          61本

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          政治と経済が複雑に絡み合う中での舵取りが試されている。(前NY連銀総裁 ビル・ダドリー)

           11月18日、元ニューヨーク連邦準備銀行総裁ビル・ダドリー氏を迎えてのCNBCのインタビューの内容を紹介します。テーマは、コア・インフレ率の評価、FRBのデュアル・マンデートの課題、そして10年債利回り上昇要因などです。  ダドリー氏は、現在のインフレ状況を予想以上に粘り強いと評価しつつも、シェルターコストの調整遅れや労働市場の状態がFRBの金融政策に影響していると指摘。一方で、市場はFF金利が長期間高止まりする可能性を織り込み始めており、それが10年債利回りの上昇につな

          政治と経済が複雑に絡み合う中での舵取りが試されている。(前NY連銀総裁 ビル・ダドリー)

          サンタラリーは期待できるが、クリスマスの楽しみを台無しに可能性に注意(ゴールドマンサックス)

           2024年11月15日公開のゴールドマン・サックスのポッドキャストの内容を紹介します。 テーマは、年末にかけて「サンタラリー」が実現する可能性についてです。  ゴールドマン・サックスのジョン・フラッド氏(営業部門長か?)は、Q3の企業業績が予想を超えて推移したこと、また企業の自社株買いによる市場の下支え、そして小口投資家の強い買いが追い風となって、サンタラリーの実現可能性は高いと予想しています。クリスマスの楽しみをぶち壊しにする大きなリスクは見られないとしながらも、年末に

          サンタラリーは期待できるが、クリスマスの楽しみを台無しに可能性に注意(ゴールドマンサックス)

          新政権の誕生に向け、アンドリーセン・ホロウィッツが語るテクノロジーの新たな夜明け[Part 2]

           ドナルド・トランプ氏が勝利した選挙後に収録・公開された、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)の共同創業者であるマーク・アンドリーセンとベン・ホロウィッツによるファイアーサイドチャットの内容を紹介します。 全編で約1時間に及ぶコンテンツから、昨日公開した前半部分のPart1に続いて、後半部分であるPart2を今回投稿します。  Part2では、暗号資産、AI、半導体、エネルギー政策、ディフェンス・テックなど、多岐にわたる分野について議論が行われています。特に、a16zが

          新政権の誕生に向け、アンドリーセン・ホロウィッツが語るテクノロジーの新たな夜明け[Part 2]

          新政権の誕生に向け、アンドリーセン・ホロウィッツが語るテクノロジーの新たな夜明け[Part 1]

           ドナルド・トランプ氏が勝利した選挙後に収録・公開された、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)の共同創業者であるマーク・アンドリーセンとベン・ホロウィッツによるファイアーサイドチャットの内容を紹介します。  全編で約1時間に及ぶコンテンツのため、今回、前半部分を投稿します。  Part1では、バイデン政権の4年間を振り返り、特に彼らが「悪政」と評するクリプト業界への抑圧的政策について総括した上で、新政権への大きな期待を示し、同政権誕生に際してa16zが果たした役割につい

          新政権の誕生に向け、アンドリーセン・ホロウィッツが語るテクノロジーの新たな夜明け[Part 1]

          今後数ヶ月のボラティリティの高まりに注意(MOVE指数)

           先週発表された堅調に推移する経済指標やFRB高官の発言を受け、市場の12月FOMCでの利下げ予測(FedWatch)は、数日の間に大きく変動しました。一方、市場の関心はすでに、目先の利下げ以上に、2025年の政策変更によるマーケットへの影響に移っています。  この投稿は、11月15日に公開された「Bloomberg Real Yield」のコンテンツを参考にした訳で、専門家の市場認識や見解を紹介するものです。  今回は、FRBの今後の利下げペースやその利下げがインフレや成

          今後数ヶ月のボラティリティの高まりに注意(MOVE指数)

          11月18日の週:米国企業決算10社への心構え

           11月18日の週に決算を迎える注目企業について、IBD(Investor's Business Daily)のYoutubeビデオから、チャートやファンダメンタルズを参考にした決算の事前準備のためのIBDのアレクシス・ガルシア(Alexis Garcia)氏とエド・カーソン(Ed Carson)氏の2名による会話を紹介します。なにか投資アイデアの気づきが得られるかもしれませんのでご参考下さい。 01. NVIDIA(NVDA) [アレクシス・ガルシア]  では、NVID

          11月18日の週:米国企業決算10社への心構え

          パウエル議長 Q&Aセッション(参考訳)@テキサス州ダラス・フォートワース(11月14日 )

           11月14日(木)ダラスのフォートワースで行われたパウエル議長の講演の後に催されたパウエル議長とワシントンポスト紙のキャサリン・ランペル氏とのQ&Aセッションの内容を参考訳で紹介します。  このQ&Aセッションでは、FRBの独立性、インフレの期待管理、政策の不確実性、そして金融政策をテーマとして議論が進められました。   パウエル議長は、FRBが直面するインフレ抑制の難しさや政治的影響を排除するためのFRBの独立性の重要性についての見解を述べ、また、移民が減少することの労働

          パウエル議長 Q&Aセッション(参考訳)@テキサス州ダラス・フォートワース(11月14日 )

          パウエル議長の講演内容(参考訳&英文)@テキサス州ダラス・フォートワース(11月14日 )

           11月14日(木)にテキサス州ダラス・フォートワースで行われた講演でのFRBパウエル議長の講演内容の翻訳および原文を共有します。  債券市場ならびに株式市場は、この講演の以下の発言に反応して、警戒感を募らせてしまったようですね。 「フェデラルファンド金利の目標レンジをさらに調整する際には、新たなデータや経済見通し、リスクのバランスを慎重に評価していきます。経済は、急いで金利を下げる必要があるシグナルを発しておらず、現在の経済の強さがあることで、慎重に判断を行える状況です。

          パウエル議長の講演内容(参考訳&英文)@テキサス州ダラス・フォートワース(11月14日 )

          規制緩和と緊縮財政の両睨み:マーケット至上主義政権は生まれるのか?

           2023年11月9日のBarron'sのポッドキャストとして、トランプ大統領再選による市場や投資戦略への影響について、エネルギー政策や財政政策、投資ポートフォリオの見通しなどをテーマとしたトークを紹介したいと思います。  トピックスとしては、エネルギー・セクターへの影響について、トランプの「ドリル・ベイビー、ドリル」政策がエネルギー企業に利益をもたらすかについての疑問が呈されていること。また、緩和的な財政政策がもたらすインフレ・リスクが取り沙汰される一方で、すべての結果責

          規制緩和と緊縮財政の両睨み:マーケット至上主義政権は生まれるのか?

          トランプ相場の高揚:先行き不透明な現段階で株式市場が強気になることに懐疑的(元NY連銀総裁 ビル・ダドリー氏)

           2024年11月12日、元ニューヨーク連邦準備銀行総裁のビル・ダドリー氏を迎えたBloombergのインタビューを紹介します。  ビル・ダドリー氏は、トランプ次期大統領の経済政策が市場やFRBに与える影響について語り、関税引き上げや移民強制送還といった極端な公約を実行すれば、FRBとの間に緊張関係が生じる可能性があると指摘。これラ政策によりインフレは加速し、サプライチェーンの混乱が経済成長を鈍化させるリスクが生まれ、金融政策の見直しが必要になる可能性があるとの見解を示して

          トランプ相場の高揚:先行き不透明な現段階で株式市場が強気になることに懐疑的(元NY連銀総裁 ビル・ダドリー氏)

          大統領返り咲き:前回任期の4年と裏舞台4年の8年間という大統領経験を持つディールメーカー

           プライベート・エクイティ・ファームであるカーライル・グループの創設者、デヴィッド・ルーベンスタイン(David Rubenstein)氏を招いてロンドンで行われたBloombergのインタビューを紹介します。  トランプ新政権の見通しと世界経済への影響、そして、プライベート・エクイティ市場の現状と展望などをテーマにインタビューが進みます。特にトランプ新政権に対する見立てとしては、過去の大統領経験に裏付けられた十分な準備期間を背景に、強力な支持基盤と求心力による迅速な実行力

          大統領返り咲き:前回任期の4年と裏舞台4年の8年間という大統領経験を持つディールメーカー

          「アップサイドは、小型株、景気循環銘柄、ビットコイン」:長期テーマは、エネルギーとサイバーセキュリティ、金融緩和他(トム・リー)

           ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏を迎えて11月11日に行われたCNBCのインタビュー・プログラムを通じて紹介したいと思います。  トム・リー氏は、景気循環銘柄は、企業のM&A活発化や投資意欲の高まりが追い風になるとの見解を述べています。また、インフレ期待の上昇が市場にリフレーションリスクをもたらしつつあるとし、成長見通しの改善には規制緩和や法人税引き下げが貢献する可能性がある一方で、貿易政策に関しては、その不透明性が市場リスクとなっている点を指

          「アップサイドは、小型株、景気循環銘柄、ビットコイン」:長期テーマは、エネルギーとサイバーセキュリティ、金融緩和他(トム・リー)