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9月3日の週に迎える主な企業決算の心構え[米国7社]


 レイバー・デイ明けの9月3日の週に決算を迎える企業7社について、IBD(Investor's Business Daily)のYoutubeビデオから、チャートやファンダメンタルズを参考にした決算の事前準備のためのIBDのアレクシス・ガルシア(Alexis Garcia)氏とエド・カーソン(Ed Carson)氏の2名による会話を紹介します。 なにか投資アイデアの気づきが得られるかもしれませんのでご参考下さい。

 
(注意)
 IBDは原則、著名なウィリアム・オニールのCAN SLIM投資戦略に基づくマーケット・インサイトを発信するメディアであり、いずれかといえば、長期投資家向けというよりも、短期投資家向けの目線で情報発信をしているメディアですので、その点、ご自身のスタイルに即して、ご解釈ください。




1. Broadcom(AVGO)


[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
セミコンダクター

[企業概要]
 
Broadcomは、1961年に設立されたカリフォルニア州パロアルトに本社を置く、半導体デバイスの設計、開発、販売を行う企業です。事業は大きく、半導体ソリューションとインフラソフトウェアの2つのセグメントに分かれており、半導体製品は、SoC、イーサネットスイッチング、光ファイバー、RF半導体、WiFi、Bluetooth、GPS、カスタムタッチコントローラー、LEDなどが含まれ、それら半導体は、データセンターやスマートフォン、通信機器、エネルギーシステムその他で利用されます。インフラソフトウェア事業は、2018年に買収したCA Technologies、2019年のSymantec、そして、2022年のVmwareの買収を通じて強化されたエンタープライズやデータセンター向けのミッションクリティカルなソフトウェアソリューションを提供する事業です。

Q3決算 予定日
 
米国現地 9月5日(木)
 
Q3決算 市場予想
 
EPS : 1.21ドル(+15% YOY)
 売上 : 129.7億ドル B(+46% YOY)


[アレクシス・ガルシア]
 ブロードコムから始めます。半導体設計企業のブロードコムは、9月5日(木)にQ3の決算を発表する予定です。EPSは15%増加の12.21ドルになると予想されています。また、売上高は46%増加して129億7,000万ドルに達すると見られており、その大部分はVMwareの買収によるものです。
 ブロードコムに注目する理由は、AI関連の取り組みに関するコメントに注目しています。これらの取り組みがどのように貢献し、特にどう増収につながっているかがポイントです。また、ブロードコムは決算発表を前に、株価がベースを作っている状況にも注目しています。
 AIからは目が離せません。ブロードコムも今週のNVIDIAの決算に影響を受ける可能性があります。今月、ブロードコムには良いニュースがありました。どうやらOpenAIと潜在的な契約を結んだ可能性があり、他にもいくつかのクライアントを獲得したかもしれません。ブロードコムにとって、これからの展開が非常に期待されます。

[エド・カーソン]
 ブロードコムはVMwareの買収に関連して新たなAI関連ツールを発表しました。確かにチップメーカーではありますが、実はソフトウェア分野でも大きな規模を持つプレーヤーです。注目すべき点です。また、ブロードコムの利益成長は堅調で、この後半の会計年度や2025年度にかけてさらに伸びると期待されています。会計年度は10月に終了するため、後半にかけての力強い成長が見込まれています。そして、売上の増加は一時的なものかもしれませんが、高い利益率のAI関連の成長が継続するかどうかがポイントです。

[アレクシス・ガルシア]
 では、チャートを見てみましょう。現在、日足で確認しています。先ほどお話ししたように、ブロードコムは185.16ドルの買いポイントを持つ形で調整中です。しかし、177.10ドルを使ったやや不均等なダブルボトムのベースとしても見ることができるかもしれません。さらに、167ドル付近で、先週末あたりに早めのエントリーポイントがあった可能性もありますが、ブロードコムのテクニカルな動きについて、どのようにお考えですか?

[エド・カーソン]
 確かに、これは調整中ともダブルボトムのベースとも見ることができますね。また、ここ数日でハンドルが形成されつつあるようにも見えますので、これが確定すれば、先週の高値を基にした低めのエントリーポイントが生じる可能性もあります。ただ、気になるのは、反発の際の上昇があまり力強くなく、取引量もそれほど多くなかった点です。もしブレイクアウトするなら、しっかりとした取引量を伴ってほしいところです。
 そして、NVIDIAの影響も不確定要素として考慮しなければなりません。今この段階では、NVIDIAがどう動くのか予測が難しいですし、それを踏まえて、ブロードコムの決算が近づいていることを考えると、戦略をどう組むべきか悩ましいところですね。これが一つの課題と言えるでしょう。
 テクニカル的には8月5日の下落を除けば、以前の調整時の上限付近で底を探ろうとしていたようにも見えます。それ自体は理想的ではありませんが、自然な動きとも言えます。ただ、8月5日の下落がすべてを崩してしまった印象です。元々、140ドル付近が以前のベースの上限に近い場所で、そのあたりで取引が行われていたものの、そこから再び苦戦する展開になりました。それでも持ち直してきたので、今後の展開としては、この銘柄がブレイクする際にしっかりとした取引量を伴ってほしいと期待しています。

[アレクシス・ガルシア]
 おっしゃる通り、利益の成長はそれほど目を引くものではないかもしれませんが、売上の成長は堅調に見えます。

 注目ポイント
・AIによる売上増加についての詳細コメントやその兆候
・決算発表前のベース形成

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2. Samsara(IOT) 


[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
アプリケーションソフトウェア

[企業概要] 
 
Samsaraは、2015年に設立され、サンフランシスコに本社を置く、IoTプラットフォーム・ソリューションを提供する企業で、IoTデバイスからデータを取り込み、AI、ワークフロー、分析、アラート、API接続、データセキュリティなどの機能を備えたクラウド・プラットフォームをサービス提供しています。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月5日(木)
 
Q2決算 市場予想
 
EPS : 0.01ドル(—)
 売上 : 219百万ドル(+32% YOY)


 [アレクシス・ガルシア]
 次にサムサラについて見ていきましょう。このソフトウェア会社は、9月5日(木)にQ2の決算を発表する予定です。EPS予想は、1セントで横ばいとなりそうですが、売上は32%増加し、2億1,900万ドルに達すると見込まれています。
 サムサラに注目する理由は、AIがあらゆるところに広がっているためです。特に、新しいBluetooth対応の資産タグのモニタリング・ソリューションの需要が引き続き強いかどうかを確認したいです。また、サムサラは車両フリートや運用のためのセンサーを提供していますが、CEOも最近、インダストリアル分野がデジタル化し、よりAIテクノロジーに移行していく中で大きな機会があると述べていました。これが今後の成長の原動力となるかもしれません。

[エド・カーソン]
 そうですね、その点が大事だと思います。人々は、新製品の投入によってどのタイミングで実際の利益が生まれるのかを見極めようとしているのでしょう。現在の予想では利益がほぼ横ばいですが、1セントの利益と損失、あるいは1セントの利益と他の1セントの利益とのわずかな違いが、どの時点で実質的な勢いに変わるのかが焦点です。サムサラの売上成長は堅調ですが、ソフトウェアやセンサーの分野では、一旦増収が始まると、それが利益に直結しやすくなる傾向があります。しかし、その飛躍的な成長がまだ見られていない状況です。
 今年度や来年度の利益成長が大きく期待されており、それに基づいて市場でも高い評価を受けていますので、今後どのように展開していくかが注目されます。そして、AIの広がりがどこまで進んでいるのか、特にどの分野でAIが実際に活用され始めているのかを見ることも重要です。AIが本当に火が付く瞬間を、みんなが待ち望んでいるのだと思います。

[アレクシス・ガルシア]
 チャートをもう少し詳しく見てみましょう。この銘柄は8月13日に39.21ドルのカップ・ウィズ・ハンドルの買いポイントを突破しました。現在は買いゾーンを少し上回る水準で取引されています。これを注視している場合、決算発表前にどのような状態を見たいですか?

[エド・カーソン]
 正直なところ、この銘柄には今のところあまり大きなチャンスがないかもしれません。サムサラは、過去の決算発表時に大きな値動きを見せることが多く、その結果が良くても悪くても、その後すぐに方向が変わることがよくあります。2四半期前には上昇したものの、その後数週間で再び下落し、次の四半期では急落した後にまた上昇に転じました。このように、決算発表時に大きく動いて、その後は横ばいか逆方向に進むというパターンが続いています。
 週足チャートで見ると、この銘柄は確かに難しい動きをしてきたことがわかります。たとえば、ブレイクアウトした後に深く戻すことが何度もありました。今回のブレイクアウトも、最初にエントリーした場合には多少の余裕があるものの、まだ安全とは言い切れません。特に、サムサラは20%近くの上下動が発生する可能性があり、そのようなリスクがあるため、たとえ買いゾーンを抜け出しても、慎重であるべきでしょう。
 したがって、この銘柄を扱う際は、過去のパターンを考慮し、決算発表後の動向を注意深く観察することが必要です。また、リスク管理をしっかりと行い、過度な期待をせずに慎重に対処することが重要です。
 8月5日頃の動きはなかなか良かったですね。8月5日の安値で、50日線と200日線を一時的に下回ったものの、日足チャートではその上で引けました。多くの銘柄が苦戦する中で、こうした動きが見られたのは、ポジティブなポイントでした。その数日後には、他の多くのテクノロジー株やAI関連銘柄がまだ準備段階にある中、ブレイクアウトの兆しを見せました。ただ、どうなるかは分かりません。この銘柄は非常に難解で、多くの人が「サムサラには、サヨナラだ」と言って、取引をやめてしまうほどです。何度か試しても上昇はするものの、利益を上げるのが難しい銘柄なんです。チャートを見れば、その理由が分かるでしょう。

[アレクシス・ガルシア]
 では、「サヨナラ」と言って、次に進みましょう。次の銘柄はスマートシートです。

注目ポイント
・新たなBluetooth対応タグによるアセット・モニタリング・ソリューションに強い需要はあるか。

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3. Smartsheet(SMAR)

 

[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
アプリケーションソフトウェア

[企業概要]
 
Smartsheetは、2005年設立の本社をワシントン州ベルビューに置く、ワークフォース・マネジメント・ソリューションを提供する企業です。チームや組織が実施する作業を対象として、計画立案、モニタリング、管理、自動化、レポーティングなどの機能するエンタープライズ・サービス・プラットフォームを提供。主な製品には、Smartsheet、WorkApps、Brandfolderなどが挙げられます。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月5日(木)
 
Q2決算 市場予想
 
EPS : 0.29ドル(+81% YOY)
 売上 : 274百万ドル(+16% YOY)


[アレクシス・ガルシア]
 スマートシートは、9月5日(木)に決算発表を予定されています。彼らのワーク・マネジメント・ソフトウェアサービスのQ2の利益は81%増加し、EPSは0.29ドルになると予想されています。また、アナリストは売上高が16%増加し、2億7,400万ドルに達すると見込んでいます。
 ここで注目しているのがSmartsheetです。新しい低価格プランができ、これまで無料で利用していたユーザー層をどのように収益を生み出しているかに注目しています。最近、この会社がよく話題に上がっています。前の四半期では、売上と利益が予想を大きく上回り、その主な要因はサブスクリプション売上の強い成長にありました。この点について、どうお考えでしょうか?また、なぜSmartsheetを今回のリストに入れているのでしょうか?

[エド・カーソン]
 そうですね、この会社は成長力が高まっており、テクニカル的にも回復傾向にあります。価格を下げて利用ハードルをより簡単に、スムーズにしているようで、ユーザーが面倒なく参加できるようになっています。こうした改善はビジネスにプラスに働きます。特に、クリックの回数を減らして簡単に利用できるようにすることで、これまで無料ユーザーだった人たちを有料に誘導しようとしています。
 この会社は、売上成長が堅調で、利益も力強いです。長い間、黒字化に苦労していましたが、昨会計年度にようやく黒字転換し、新しい会計年度に入りました。すでにQ1も好調です。この企業のグループは低調ですが、その中でもこの企業は健闘しています。monday.comは業界のリーダー的存在で、非常に好調です。そして、Smartsheetも現在上昇傾向にあります。週足チャートを見ると、この銘柄が長い間横ばいで推移し、まだそのレンジ内にあると言えます。
 テクニカルな面で、一度ブレイクアウトしましたが、再びセットアップされている状況です。これを、1年ほど続いてきた長期的な調整の一部と捉えることもできるかもしれません。決算発表の時期には、これが興味深いものになる可能性があります。決算前にもう少し落ち着いて横ばいに推移し、10週移動平均線が追いつくような展開になると良いのですが、全体的に見ても、この会社は本当に回復しつつあり、堅実に利益を上げる企業になってきているように思われます。

[アレクシス・ガルシア]
 そうですね、RSラインもいい感じに見えます。

[エド・カーソン]
 この銘柄は、2023年の中頃か終わりで見ても、調整の左端の高値にはまだ達していません。RSラインは以前より高かったものの、今また戻ってきています。ソフトウェア関連銘柄は全体的に苦戦していましたが、この銘柄は52週高値に近づいている数少ない銘柄の一つです。このように戻ってきているのは良い兆候ですね。
 

注目ポイント
・従来からの無償ユーザーに対するマネタイズ策として、新たな低価格プランが寄与しているか

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4. Zscaler(ZS) 


[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
システムソフトウェア

[企業概要]
 
Zscalerは、2007年に設立された本社をカリフォルニア州サンノゼに置く、クラウドセキュリティ・ソリューションを提供する企業です。主な製品には、SaaSアプリケーションやインターネットへの安全なアクセスを提供するZscaler Internet Accessや、データセンターやクラウド内のアプリケーションへのアクセスを管理するZscaler Private Access、その他、Zscaler Digital ExperienceやPosture Controlなどをソリューション提供しています。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月3日(火)


[アレクシス・ガルシア]
 他にもいくつか見てみましょう。まず、9月3日に決算を発表するZscalerについてです。デイリーチャートに切り替えて、より詳細に確認してみましょう。この200日移動平均線を上抜けようとしているように見えますが、Zscalerのチャートについて、どのようにお考えでしょうか?

[エド・カーソン]
 その前に、クラウドストライクや他のいくつかの企業が決算発表する予定なので、多くの情報を得られそうです。ただ、Zscalerは200日移動平均線と200ドルの水準を超えて動き出しているように見えます。208ドルあたりを早期エントリーポイントとして考えることもできるかもしれませんが、まだベースのかなり低い位置にありますね。サイバーセキュリティ銘柄の中には好調なものもありますが、Zscalerのように一筋縄ではいかないものもあります。この銘柄は過去に大きなネガティブレポートがいくつかありましたし、直近のレポートは少し曖昧な内容で、株価が行ったり来たりしていました。そのため、オプション取引を利用しない限り、決算前に手を出すのはリスクがあるかもしれません。こういった銘柄は慎重に選ぶ必要があります。Zscalerはファンダメンタルズがまだ強いですが、成長率は少し鈍化しています。ただし、それは競合との比較が難しくなってきたためでしが、依然として強い数字といえます。




5. Ciena(CIEN) 


[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
通信機器

[企業概要]
 
Ciena Corporationは、1992年に設立され、メリーランド州ハノーバーに本社を置く、通信機器を製造・販売する企業です。特に、ビデオや音声トラフィック向けのハードウェアおよびソフトウェアサービスを提供し、主な製品には、6500 Packet-Optical PlatformやWaveserverなどの光伝送ネットワーキング製品、Blue Planet Automation Softwareによるオーケストレーションや分析サービスがあります。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月4日(水)


[アレクシス・ガルシア]
 次にCienaについて見てみましょう。Cienaはケーブルネットワークのインフラを手掛けており、来週に決算を発表します。この銘柄は、長めのカップ型ベースを形成しており、オフィシャルな買いポイントは63.24です。この動きについて、どのようにお考えでしょうか?

[エド・カーソン]
 この銘柄は、確かに難しい動きをしてきました。53ドルあたりの抵抗線を一応突破したものの、その辺りでの取引が多く、以前の買いポイントにも近い位置です。ただ、そのブレイクアウトは長続きしませんでした。決算前にここで一旦落ち着いて、ハンドルを形成してくれると良いですね。また、安定した成長が見られるかどうかも注目したいところです。ネットワークやテレコムの分野では、成長の機会がありそうですが、これまでの数字が必ずしも良いわけではなく、時折、ファンダメンタル面での不安定さが目立ちました。もう少し堅実な動きを見せてほしいところです。



6. Dick's Sporting Goods(DKS) 


https://www.dickssportinggoods.com/

[セクター]
 
裁量消費財

[インダストリ]
 
その他の専門小売業

[企業概要]
 DICK'S Sporting Goodsは、1948年に設立され、ペンシルベニア州コラオポリスに本社を置く、全米展開するオムニチャネルのスポーツ用品小売業者です。スポーツ用品、フィットネス機器、ゴルフ用品、釣り具、衣料品、靴、アクセサリーを提供し、専門ブランド店舗としてSporting Goods、Golf Galaxy、Public Landsなどを運営しています。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月4日(水)


[アレクシス・ガルシア]
 では次に、Dick's Sporting Goodsについてです。来週、決算発表が予定されています。この銘柄は、8月15日にダブルボトムからブレイクアウトし、まだ買いゾーン内で取引されていますが、どうお考えですか?

[エド・カーソン]
 そうですね、この銘柄は驚異的な成長を見せているわけではありませんが、安定した収益を上げているタイプです。いくつか変わった動きもありましたが、全体としては高い一桁から低い二桁の成長率を示しています。現在は買いゾーンにありますが、何かアクションを起こす前に決算を待って、その結果を確認するのが良いかもしれません。RSラインが上昇しているのも良い兆候で、高値に近づいてきています。また、フットウェアやランニングウェアが好調な中で、Dick's Sporting Goodsのような小売り・レジャー関連の製品でも強さが見られることから、関連分野の強さに自信を持てるかもしれません。




7. Guidewire Software(GWRE)

 

[セクター]
 
情報テクノロジー

[インダストリ]
 
アプリケーションソフトウェア

[企業概要]
 
Guidewire Softwareは、2001年に設立され、カリフォルニア州サンマテオに本社を置く、損害保険業界向けのマネジメント・プラットフォームを提供する企業です。主な製品としては、保険契約、請求、料金管理などをクラウド上で管理するGuidewire InsuranceSuite CloudやGuidewire InsuranceNowを提供しています。

Q2決算 予定日
 
米国現地 9月5日(木) 

[アレクシス・ガルシア]
 次にGuidewire Softwareについてです。この会社も来週決算を発表します。5月に一度上昇した後、少し下落しましたが、その後持ち直し、8月の初めに50日移動平均線まで戻しました。そして、その後は21日移動平均線を維持しているようです。これについてどのようにお考えですか?

[エド・カーソン]
 この銘柄は保険業界向けのアンダーライティング・ソフトウェアを提供していて、派手さはないかもしれませんが、現在の保険業界が好調なこともあって、この銘柄も良いパフォーマンスを見せています。過去1年で株価がほぼ倍増しており、非常に強い動きですね。21日移動平均線に沿って順調に推移しているようです。週足チャートを見ても、8月5日の大きな下落を除けば、かなりタイトな取引が続いているのがわかります。10週移動平均線を待ってくれると理想的ですが、決算が近づいているので、その時にテストされるかもしれません。いずれにせよ、この銘柄は静かに、しかし確実に、過去1年、さらには2年間、非常に良いパフォーマンスを維持しています。

[アレクシス・ガルシア]
 そうですね、直近の数四半期で非常に強いEPS成長が見られます。この点からも注目に値する銘柄ですね。決算発表後の動向をしっかり見守ると良いと思います。

 エドさん、本日は貴重なご意見をありがとうございました。これで今シーズンの「Earnings Cheat Sheet」を終了いたします。次の決算シーズンでお会いしましょう。素晴らしいレイバー・デーの週末をお過ごしください。




<オリジナル・コンテンツ>

 オリジナル・コンテンツは、以下リンクからご覧になれます。
尚、本投稿の内容は、参考訳です。また、意訳や省略、情報を補足したコンテンツを含んでいます。

IBD
(Original Published Data : 2024/08/30 EST)


以上です。


<御礼>

 最後までお読み頂きまして誠に有難うございます。
役に立ちましたら、スキ、フォロー頂けると大変喜び、モチベーションにもつながりますので、是非よろしくお願いいたします。 
だうじょん


<免責事項>


 本執筆内容は、執筆者個人の備忘録を情報提供のみを目的として公開するものであり、いかなる金融商品や個別株への投資勧誘や投資手法を推奨するものではありません。また、本執筆によって提供される情報は、個々の読者の方々にとって適切であるとは限らず、またその真実性、完全性、正確性、いかなる特定の目的への適時性について保証されるものではありません。 投資を行う際は、株式への投資は大きなリスクを伴うものであることをご認識の上、読者の皆様ご自身の判断と責任で投資なされるようお願い申し上げます。


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