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ウォルグリーン(WBA):米国最大手のドラッグストアが数千店舗を閉鎖する背景


 ウォルグリーン(Walgreens Boots Alliance:WBA)は、2025年度の第三四半期の決算報告で、米国全国に展開する8,600店舗のうち黒字店舗が75%しかないことを報告し、店舗を閉鎖する計画を発表しています。閉鎖される店舗数や具体的な店舗については、まだ発表されていませんが、2027年までに2,000以上の店舗が閉鎖される可能性があるとされています。
 ウォルグリーンといえば、医薬品、ヘルスケア商品、日用品などを取り扱う米国最大手のドラッグストアチェーンの1社で、国内企業のイメージでいえば、ウエルシア薬局やツルハドラッグ、マツキヨココカラの幾分店構えを大きくしたような業態展開をしている企業です。
 米国内の同業他社であるCVSやRite Aidも昨年、同様に大規模な店舗閉鎖や事業縮小を発表しており、ドラッグストア業界全体での生き残りをかけた戦いが進んでいると言われています。そのような厳しい業界の背景について、CNBCで特集されていましたので、参考訳をつけて紹介したいと思います。 
尚、インフレによる消費者の消費行動への影響はあるにしても、今回、ウォルグリーンが店舗閉鎖を進める理由は、インフレだけではなく、米国内のすこし混み入った事情があるようですので、昨今話題になっている急速にリセッションに向かっているのではないか?という文脈とは直接的な関係ないと思いますので、その点、ご承知おきください。




THE BIGGER PICTURE:なぜ薬局チェーンが生き残りをかけて戦っているのか

(1)イントロダクション

 2024年6月、薬局チェーンのウォルグリーンは驚くべき発表をしました。
ウォルグリーンは、多くの店舗を閉鎖する計画を発表しました。現時点で、収益と利益を上げているのは全店舗のうち75%だけです。
 このアイコニックなチェーンは急速に店舗数を減らしており、2027年までに約2,150店舗を閉鎖する予定です。経営難に直面しているウォルグリーンは、CEOの交代、停滞する利益、そして2024年1月から7月にかけて55%以上も下落した株価などの問題に対応するための新たな取り組みを進めています。
 第3四半期の報告で、CEOのティム・ウェントワースは、その理由を2つ挙げました。消費者への圧力と、薬局業界の厳しいトレンドです。

“手遅れになる前に、事業を安定させるための時間は無限にはありません。“

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 しかし、ウォルグリーンが向き合っている問題は、業界全体が直面する困難のほんの兆候に過ぎません。

“CVSも一貫して店舗を閉鎖しています。“
“ライトエイドは破産申請をしています。“


では、アメリカの薬局チェーンに何が起きているのでしょうか。ウォルグリーンが過去の最高記録からわずか10年足らずで株価が底を打つまでに至った経緯は何でしょうか。これは皆にとって何を意味するのでしょうか。



(2)問題は何か?

 チェーン店が直面している逆風を理解するためには、店舗を二つに分けて考える必要があります。まず、店舗のフロント、つまり小売部分です。これは、市販薬やペーパータオル、化粧品、お菓子などの品物が並ぶ場所です。そして、店舗のバックヤードには、調剤薬局の部分があります。まずは、皆さんが店の小売部分から始めましょう。

“ウォルグリーンは、過去のウォルグリーンとほとんど変わっておらず、進化がなく、現在への適応が十分にできていないのです。“

ニール・ソーンダース(グローバルデータ:マネージングディレクター)


 小売に関して言えば、ウォルグリーンは下降傾向の真っ只中にいます。第3四半期では前年同期比で4%の減少を記録しており、小売部門はここ数年厳しい状況が続いています。

“店舗のフロントの商品、一般的な商品や美容製品の品揃えはあまり良くありません。見た目もあまり魅力的ではなく、扱っているブランドもあまり興味を引きません。価格も他の店よりかなり高いことが多いです。そのため、多くの人がこの店に来て、わざわざ高いお金を払う必要があるのか、と感じてしまいます。“

ニール・ソーンダース(グローバルデータ:マネージングディレクター)

“数年ごとに聞かれるフロント店舗の新たな計画は、いつも新たな奇策です。結局、うまくいかず、いつの間にか話が立ち切れになります。“

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 消費者がインフレの負担を受ける中、チェーン店は、より安価な代替店舗であるダラー・ストア(1ドルショップ)や大型小売店との競争に苦戦しています。これらの店は品揃えが豊富で、店舗内に薬局を持っています。

“特に我々の顧客は、多少緩和しているとはいえ、インフレの影響が依然として大きな負担となっており、将来利用できるお金も限られています。“

ティム・ウェントワース(ウォルグリーンズ:CEO)


 ウォルグリーンもこの問題を認識し、最近、フロント店舗部分の商品1,300点の価格を引き下げる計画を発表しました。しかし、価格だけでなく、私たちの買い物の仕方も変わっているため、この対策は遅すぎるかもしれません。


ウォルグリーンズ、他の小売業者にならい、1,300品目の値下げを実施(2024年5月29日)

“誰でも分かるように、フロント店舗の商品は、アマゾンやウォルマートからの圧力を受けています。これらの企業は価格競争力があり、配送オプションもより速くなっています。“

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 小売業者にとって頻繁な悩みの種となるのが商品の減損や紛失です。これは、損傷や盗難が原因で発生します。CEOのティム・ウェントワース氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、盗難の多い店舗が閉鎖対象となる要因の一つであると述べています。

“従業員の削減や一部店舗での万引きによって、顧客体験が悪化してしまっています。例えば、ジレットのカミソリが鍵をかけたケースに入れられていることもあります。“

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 問題は、防犯対策の受けが悪いことです。必需品をガラスケースに鍵をかけることは、盗難を防ぐだけでなく、一般の顧客も遠ざけてしまうのです。

“商品に鍵をかけることは、アマゾンの広告をしているのと同じです。この店での買い物はとても不便だ、と顧客に示していることになります。“

ニール・ソーンダース(グローバルデータ:マネージングディレクター)



(3)薬の価格

“今年、ウォルグリーンの店舗のバックヤードでは、800万回分のワクチンが提供されており、これは単なる薬の調剤ではなく、明らかにヘルスケアビジネスです。“

ティム・ウェントワース(ウォルグリーンズ:CEO)

 調剤薬局とヘルスサービスのバックオフィス業務については、ウォルグリーンの最大の収入源です。
 ウォルグリーンの2024年第3四半期には、薬局の売上が全体の売上の60%を占めていました。しかし、この事業は縮小傾向にあり、その主な原因は、遠隔医療サービスの普及と薬局給付管理者(PBM:Pharmacy Benefit Managers)の償還率の低下にあります。PBMとは、保険と薬局の間で仲介役を果たす企業のことです。

PBM = Pharmacy Benefit Manager(薬局給付管理者)
医療保険や大企業、労働組合、政府機関と契約し、処方薬給付プログラムを第三者として管理する者

“PBMはもともと、クレーム処理業者として始まりました。患者が処方箋を薬局に持ち込むと、薬局はPBMに対して請求を行うことができます。“

ブレント・エバリー(ナビタス・ヘルスソリューションズ:シニアバイスプレジデント兼チーフファーマシーオフィサー)

 それ以来、PBMの役割は払い戻しの手続きを超えて拡大し、現在では、製薬会社との薬価交渉、取り扱う薬の選定、自己負担額の設定、事前承認の基準設定、患者が利用できる薬局の選定なども行っています。

PBMの機能と位置づけ


“PBMの従来の価格モデルが崩壊し、懸念が高まっているのは、薬剤費用の管理に対して報酬を受け取る一方で、薬価が上がると利益を得るという仕組みが不適切なインセンティブを生み出しているからです。“

ブレント・エバリー(ナビタス・ヘルスソリューションズ:シニアバイスプレジデント兼チーフファーマシーオフィサー)


 薬局にとって問題なのは、PBMが払い戻し率を引き下げ、患者をブランド薬よりもジェネリック薬に誘導していることです。これはPBMにとっては有利ですが、薬局にとっては収益を上げるのが難しくなります。FDAによると、現在アメリカで発行される処方箋の91%がジェネリック薬です。

“歴史的に見て、薬局はジェネリック薬でより多くの利益を上げ、ブランド薬ではあまり利益を得ていませんでした。しかし、特に糖尿病治療のGP1受容体作動薬の普及に伴ってブランド薬の量が増加しました。薬局がブランド薬であまり利益を上げられない状況なのに、ブランド薬の量が増えると、薬局に対する払い戻しの圧力がさらに強まってしまいます。“

ブレント・エバリー(ナビタス・ヘルスソリューションズ:シニアバイスプレジデント兼チーフファーマシーオフィサー)


 現在、アメリカで最大のPBMは、CVSケアマーク、シグナのエクスプレススクリプト、そしてユナイテッドヘルスのオプティムRXの3社です。この3社だけでアメリカ全体の処方箋の約80%を管理しています。CVSは自社のPBMも所有しているのです。

PBMのマーケットシェア 

“CVSが所有するケアマークは、CVS店舗と共に運営されています。ケアマークは自社内で自由に料金を設定でき、左ポケットから右ポケットへの移動のようなものです。一方、ウォルグリーンは単なる価格受容者(Price Taker)に過ぎません。“ 

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 しかし、PBMの成長は連邦政府の関心を引き付けています。これは薬局にとって良いニュースかもしれません。最近、連邦取引委員会(FTC)は、国内最大のPBM3社を薬価を違法に引き上げているとして提訴する計画を発表しました。

“連邦取引委員会がインスリンを含む薬品の価格を巡って、薬品仲介業者を訴えると情報筋が語る“(2024年7月10日) 

“ですから、これらの問題に光を当て、圧力をかけることで、誰もが自分が何に対してお金を払っているのか、そしてその理由を理解できるようにすることが重要だと思います。最終的には、人々が必要な薬を手頃な価格で購入できるようにすることが目標です。“

ブレント・エバリー(ナビタス・ヘルスソリューションズ:シニアバイスプレジデント兼チーフファーマシーオフィサー)



(4)薬局砂漠

 薬局の閉鎖は、これらの薬局を必要としている人々にどのような問題をもたらすのでしょうか?
 これらの薬局に依存する地域が薬局を失ったら、特にアクセスが既に問題となっている地域にとっては大きな打撃となりえます。薬局へのアクセスが地理的に不便になる「薬局砂漠」と呼ばれる状態が生じてしまいます。
 

“薬局砂漠の定義は、地域の密度やリソース、例えば地域の平均収入や車の所有率など、いくつかの要因に依存します。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)

 国立衛生研究所(NIH)によると、約1580万人のアメリカ人が薬局砂漠に住んでいます。NIHの国勢調査区画の調査では、全米で4,600以上の薬局砂漠が特定され、その大部分が都市部に集中しています。

[薬局砂漠]影響を受ける人口:1580万人、総薬局砂漠数:4679、都市部の割合:57%


“シカゴの南部には、薬局が1軒もない地域があります。一方、ダウンタウンエリアにはCVS、ウォルグリーン、ライトエイドが隣接している場所もあります。これらの地域はより裕福で、白人が多く、リソースも豊富です。つまり、薬局砂漠の分布には平均的な違いではなく、明確な不平等があります。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


 薬局の閉鎖は主に低所得の都市部に影響を与えます。これらの地域では、多くの人がメディケアやメディケイドのプランを利用しており、これらのプランの払い戻し率は民間保険に比べて低くなっています。

“本当に適正化を図るのであれば、最も多くの薬局のある地域で閉鎖が行われるべきです。しかし、実際には、薬局の少ない地域や郡、特に農村部で閉鎖が進んでいます。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


 CVSとウォルグリーンの両社は、薬局砂漠が問題であることを認識しており、店舗閉鎖の際にはそれを考慮していると主張しています。ウォルグリーンのCEOは投資家に対し、「私たちは、これらの場所が薬局砂漠になるのを防ぐ唯一の存在です。単に最後に去ることを目指すのではなく、新しい方法を見つけて協力することを目指しています」と述べました。

“我々は、これらの場所と薬局デザートとの間に立ちはだかる唯一の存在である。そして、我々の目標は単に最後まで残ることではない。我々の目標は、実際に協力する新しい方法を見つけることである“ ティム・ウェントワース:ウォルグリーンズ CEO(2024年6月27日)


 CVSのCEOであるカレン・リンチ氏も、今年初めにこの問題についてコメントしています。

“そして、薬局砂漠が生まれないようにすることにも力を入れています。人々が薬へのアクセスを必要としている場所では店舗を閉鎖しません。“ 

カレン・リンチ:CVS プレジデント&CEO(2024年1月9日)


“店舗数の調整が目的であれば、その論理は成り立っていません。なぜなら、実際に行われている閉鎖の証拠データから見ると、それらは薬局が多くある地域ではないためです。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


 もちろん、薬局は処方薬の受け取りだけでなく、健康クリニックやCOVID検査、ワクチン接種なども提供しています。そして影響を受けるのは顧客だけではありません。薬剤師や周辺の薬局スタッフも移動してきた顧客の負担を背負わなければならなくなります。現在、薬剤師たちはストライキを行い、スタッフ不足や企業義務に対する警鐘を鳴らしています。問題は、平均的なアメリカ人が自分の地域で薬局が存続するかどうかにほとんど関与できないことです。そのため、この問題の解決策は主に立法に委ねられることになります。

ウォルグリーンズおよび他のチェーンの薬局スタッフが、今後数週間で全国的なストライキと集会を計画する可能性がある(2023年10月13日)

“PBMの規制や、疎外された地域にサービスを提供している薬局への払い戻し率の引き上げなどが解決策として考えられます。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


 先ほど触れたFTCの訴訟は、店舗閉鎖の影響を軽減する可能性があります。また、州レベルでも既に動きが見られます。

“州政府も重要な役割を果たします。PBMを規制することができるだけでなく、メディケイドプログラムで特定の薬局に対して高い払い戻し率を提供することもできます。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


カリフォルニア州議会、薬局給付管理者(PBM)対策法案を可決する見込み(2024年7月15日)


 ウォルグリーンはCNBCへの声明で、「私たちは、サービスを提供する地域で公平な医療アクセスを提供することに深くコミットしています。この期間中、顧客と従業員が円滑に移行できるようにすることが最優先事項です」と強調しています。

“我々は、サービスを提供する地域社会において、公平な医療アクセスを提供することに深くコミットしている。我々の優先事項は、その期間中に顧客とチームメンバーの円滑な移行を確保することである。”(2024年7月24日)



(5)今後の見通し

 地域社会にとっては痛手ですが、ビジネスの観点から見ると、業績の悪い店舗を閉鎖することは、これらの企業が直面する多くの問題を解決する手段です。そして、この方法が効果的であることは、既に実施した企業の例からも分かります。


“薬局の店舗前部の売上が11.3%も増加したのはかなり印象的です。このような成果をもたらす要因は何でしょうか?“
“一因は、薬局の取扱量が増えたことです。CVSはこれまでにも店舗を閉鎖してきており、数年前から比べると今年末までに最大900店舗を閉鎖する予定です。“


 コスト削減以外の試みとして、ウォルグリーンは、プライマリケア事業であるVillageMDから撤退しました。ウォルグリーンの第3四半期の投資家向け電話会議で、CEOのティム・ウェントワースは、ウォルグリーンが今後注力する分野として、ヘルスケア、美容、女性の健康を挙げました。


“ウォルグリーンズ、ビレッジMDの持ち株を減らし、店舗を閉鎖へ“(2024年6月27日)
 

“ウォルグリーンは、米国で成長が著しいプレミアム美容分野を十分に活用できていません。そのため、「Ulta」や「Sephora」といったブランドがこの分野で大きな市場シェアを獲得しています。“
ニール・ソーンダース(グローバルデータ:マネージングディレクター)


 そして、薬局の数が少ないということは、PBMとの交渉において、より良い価格交渉力を持つことを意味します。

“トンネルの先に一筋の光があります。それは薬局のリインバースメント(返戻金)契約に関することです。具体的には、「アメリカの薬品小売市場で起こっていることは持続可能ではない」とPBM側は認識しています。したがって、ウォルグリーンズは2025年にケアマークから新しい契約を取得する可能性があります。“

ジョン・ランサム(レイモンド・ジェームズ:マネージングディレクター)


 今、消費者レベルで驚くべき傾向が見られます。それは、薬局の閉鎖に伴い、独立系薬局が再び増えていることです。もちろん、独立系薬局も閉店することがあるのですが。


“ニューヨークでチェーン薬局が閉鎖する中、個人経営の薬局が繁栄“(2023年12月24日)


“彼らは実際にははるかに高い割合で成功する可能性がありますが、実際には売上高の問題です。彼らは、チェーン店が少ない地方や、有色人種の多い地域、低所得者層の地域に出店する可能性が高いのです。“

ジェニー・グアダムズ(カリフォルニア大学バークレー校:医療政策・管理学 助教授)


 ニューヨーク市では、「薬局砂漠」に住んでいる人は、人口の1%未満です。2023年時点で、ニューヨーク市内の薬局のうち15%のみがチェーン店であることから、チェーン店に押し出された個人経営の薬局が再びそのチェーン店が撤退した際の解決策となるかもしれません。


“これは間違いなく、起業家にとって新たなビジネスチャンスを生み出します。独立した薬局を開業し、その必要とされる地域にサービスを提供することができるのです。“

ブレント・エバリー(ナビタス・ヘルスソリューションズ:シニアバイスプレジデント兼チーフファーマシーオフィサー)



オリジナル・コンテンツ


(Original Published date : 2024/08/04 EST)



以上です。


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だうじょん


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