詩日誌 2023.09.14
2023.09.14
1.
夜八時を回ってやっと日誌に手をつける。しぶとく書き続けるのみ。
トーマス•ストレーネンのTime is a Blind Guideを聴きながら言葉の到来を待つ。いつもこうやって何を書き出すかわからずに筆を進める。特に悩むことはなく響きを追いかけている内に半ページぐらい書きあがる。
僕は自分で原稿用紙を手作りして、それにすらすら書いていくスタイルで、これは以前に漱石の原稿を目にした時インスパイアされてからずっと続けている。
2.
夜九時を過ぎればもう脳の働きがぐだぐだしてくるので執筆には向かない。最近は仕事でストレスフルなことが多いので、なかなか書こうという気にならない。
もっと気楽に書きたいのだ、例えば今日食べたものや出会った人たちのことなどを。
今日は職場近くのコンビニでカツサンドを買い、自動販売機からエメマンを落とした。こんな食事ではろくな文章が書けないというのは言い訳であろう。
3.
職場がブラック企業化し始めている。
連日変なストレスが加えらるようで、未だ僕はそれをエンタメとして楽しむ術を知らないためつらいこともある。
仙人のように達観したいものだ。転職もたびたび考えてはいるが今までなんとか踏み止まって来た。
どんな人にも無礼な態度だけはなしでなんとか紳士的に生きて行きたい。
4.
この夜が詩に変わるためにはあと何が必要だろう。
詩からほど遠く離れた場所にいる気分で、その中にあって詩を求めることが、詩までの絶望的とも感じられる距離が、詩になるかもしれない。
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