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小恍惚を積み幸せを求める

はじめに

『僕』は、Twitterを見てて思うことがあります。
なんで、そんなに気だるそうなのかなとか生きるのつらそうなのかなとか……
幸せの見つけ方を教えてくださいとか宗教じみたことまで言われたこともありましたが、そんなことをお答えできる立場でもございませんので……

現代のAI技術が発展した世界で、いやスマホという小さい世界が個々に閉じこもるようになってきて、小さな幸せ、すなわち「小恍惚」という感覚を追求することの重要性について考えています。
小恍惚とは、マイナーエクスタシーとでもいいましょうか、身の回りのささやかな出来事や感情に喜びを見出す心のあり方であり、この感覚を持つ人は幸せを感じやすいと言われています。
人生のいたるところで小恍惚を見出しうる人は幸いな人であり、生きがいのある人生を送っているのだなと『僕』は常々考えております。
それゆえ、『僕』のやりたいことの一つにこの小恍惚を見出す面白がり方というものを広めて人生を豊かにしてほしいという願いがあるのです。

心理学者マズローから考える幸せ

心理学者マズローは、人間の欲求に階層があり、基本的な欲求を満たした上で次の段階の欲求を追求することで、人は幸福を感じると提唱しました。
マズローの5段階欲求の図は有名ですよね(今の世の中に適応できるかどうかは甚だ疑問ではありますが……)
この考えに基づくと、物質的な豊かさを享受している現代人が、小恍惚を大切にすることは、より高次の欲求を満たすことに繋がると考えられます。
彼は自己実現を成し遂げた人はしばしば、マイナーエクスタシー、ピーク・エクスピアリアンスを持つといいます。
この言葉は直訳すると至高の体験、頂上の体験とでもいいましょうか……
しかし、これでは少し今回のテーマともずれますし、彼の理論からもいい訳仕方とは思えません。
なので、生きがいのある生活の印としての小恍惚という単語を当てたいと考えます。

芭蕉の心境にみる小恍惚

松尾芭蕉の句
「よくみれば なずな花さく 垣根かな」


は、目に見える小さな美しさに気づくことで、心に余裕が生まれることを示しています。なずなは誰にでも容易に見落としをされるような小さいはなですから目に留まることはありません。しかし、芭蕉はこの垣根にある見られることを期待していないであろう話に気づき小恍惚を感じました。
この句から、私たちは日常生活の中で小さな幸せを見つけることの重要性を学ぶことができるのではないでしょうか

小恍惚の在り方として

小恍惚を見つけることは、個人の心の成熟にも繋がります。
例えば、芭蕉のように自然界の美しさに気づくことで、人間の存在が宇宙の中でどれほどちっぽけであるかを理解し、人間同士の些細な争いがどれほどくだらないかを悟ることができるでしょう。
また、小恍惚を大切にすることで、他者とのコミュニケーションにも変化が生まれます。他者の喜びや苦悩に寄り添い、共感することができるようになるため、人間関係がより深いものになります。

『僕』が提案する小恍惚を見つける方法には、瞑想や散歩、瞑想や散歩、自然と触れ合うこと、趣味や創作活動に没頭すること、友人や家族との会話、感謝の気持ちを持つことなどが含まれます。これらの活動は、心に余裕を持ち、幸せを感じる機会を増やすことに役立ちます。
心の状態の受け身の仕方なのです。
それが小恍惚です。

さらに、小恍惚を見つけるためには、日常生活の中で意識的に心を開くことが大切です。周囲の人々や出来事に対して好奇心を持ち、感謝や共感の気持ちを大切にすることで、小さな幸せを感じる瞬間が増えるでしょう。

また、小恍惚を感じる力を養うためには、定期的な自己反省も重要です。自分自身の内面や感情に向き合い、自分が何を感じているのか、どんな喜びを求めているのかを理解することが、小恍惚を見つける力を高める方法となります。

現代のAI技術が進んだ世界では、物質的な豊かさや効率性が追求されがちですが、『僕』は、小恍惚という喜びを見つけることが、人間の心の豊かさを育むと考えています。小恍惚は、他者とのつながりや自己成長、ストレス緩和など、さまざまな面で人間の幸福に寄与します。

結語

最後に、小恍惚を追求することが、現代社会での新たなカウンターカルチャーとなる可能性があります。AI技術の発展により、人間の役割が変化し、心の豊かさが求められる時代が来ることを予感させます。そのような時代において、小恍惚を大切にすることは、人間らしさを再確認し、より幸せな生活を送るための鍵となるでしょう。
以上の考察から、『僕』は、小恍惚という幸せを見つけることが、現代のAI技術が発展した世界で人間にとって大切な要素であると結論づけます。人々が小恍惚を大切にし、心の豊かさを追求することで、より幸せな社会が実現できると信じています。
美しいと思えるこころもまた人にあるのですから……

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