見出し画像

本で振り返る2024。

おせち用に作ったごまめ(田作り)をつまんでしまっている。いけないいけない。と同時に、何気に黒豆もつまんでいる。だれか止めて。

昨日、ちょっと家族で集まって、食べたり飲んだりしたので、今日はその残り物たちと格闘してたら、お腹いっぱいになって、まさかの年越しそばが食べられないというね。事件です。(おせちのつまみ食いもしてるしね)


昨年は読んだ本で1年を振り返ったので、今年も。毎年恒例の行事にしていけたらいいけど。

今年は和書洋書合わせて、31冊読みました。35冊を目標にしてたんだけど、10月にサリー・ルーニーを読み終わってから、ピタリとぱたりと本を読まなくなってしまいました。何があったんだろ。2024年の七不思議。サリー・ルーニーへの未練かな。


ではでは、レッツゴー。紹介した本について、詳しく(うるさく)おしゃべりしている記事がある場合はリンクを貼っておきますね。

1月:Mieko Kawakami「All the Lovers in the Night」(すべて真夜中の恋人たち)、Janice Hallet「The Appeal」(ポピーのためにできること)、Coco Mellors「Cleopatra and Frankenstein」

-2023年は地震から始まって、この1年どうなるんだろと不安を抱えていたけど、本がそれを少しだけ吹き飛ばしてくれた気がする。

私にとって、Coco Mellorsという作家を知れたことは今年一番の収穫かも。本当に大好き、大尊敬。いつかお会いできますように。

2月:Sally Rooney「Mr Salary」、Donna Tartt「The Goldfinch」(ゴールドフィンチ)、Lynn Painter「Better Than the Movies」

-「Mr Salary」超短編だけど、読む価値は大いにある。サリー・ルーニーのエキスがぎゅううううと圧縮されて、凝縮されていて、濃ゆくて、圧倒されている間に読み終わっている。Taylor SwiftのThe Eras Tourに行った時に、お手洗いの列に並びながら読んでました。

3月:Michael Cunningham「The Hours」(めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人)、Markus Zusak「The Book Thief」(本泥棒)、千早茜「さんかく」

-「The Hours」が予想以上に良くて、古本屋さんで偶然手に取った作品だったからこそ、すごく嬉しい。心にずっと残る1冊。あと、「さんかく」も面白かったねぇ。夕香についつい共感してしまう自分が大丈夫か心配にはなったけど。料理は上手になりたいけど、人間関係を拗らせたくはないよな…みたいなことをinstagramに書いたのを覚えてる。

4月:朝吹真理子「きことわ」、Sylvia Plath「The Bell Jar」(ベル・ジャー)、ジュンパ・ラヒリ「べつの言葉で」

-「ベル・ジャー」は今年、新訳が出ましたね。お美しい。

5月:Goliarda Sapienza「Meeting in Positano」、Ernest Hemingway「A Moveable Feast」(移動祝祭日)、Annie Ernaux「Simple Passion」(シンプルな情熱)、寺山修司「さみしいときは青青青青青青青」、Kiley Reid「Such a Fun Age」(もうやってらんない)

6月:Fallon Ballard「Right on Cue」、Jenny Erpenbeck「Kairos」、青山南「本は眺めたり触ったりが楽しい」、Holly Jackon「Five Survive」

-「Kairos」がね、思っていたより、ん…?という感じでした。「Five Survive」は今年のトップ5に入る。没入し過ぎて、その頃の人生の記憶がない。紀伊国屋書店の新春洋書セールでは同作家の「The Reappearance of Rachel Price」を買いたいなーと今からニマニマ。

7月:Coco Mellors「Blue Sisters」、Ilona Bannister「Little Prisons」

-Coco Mellors、本当に大好き、大尊敬。(本日二回目)

8月:Liz Tomforde「Caught Up」、Rachel Cusk「The Outline」(愛し続けられない人々)、Ally Carter「The Blonde Identity」

-珍しく、恋愛ものを2冊も読んだ月。「Caught Up」はスポーツロマンス(野球)、「The Blonde Identity」はスパイロマンスです。

9月:Caroline O'Donoghue「The Rachel Incident」、Claire Keegan「Small Things Like These」(ほんのささやかなこと)、森田たま「石狩少女」

-9月は本当に良い月だった。「The Rachel Incident」は魂を売りたいくらい面白かったし、サリー・ルーニーの「Intermezzo」が出版される月でもあったし。あー、良い月だった。読書のピークはここだったな。

10月:Sally Rooney「Intermezzo」

-「Intermezzo」より、「Beautiful World, Where Are You」を読んだ時の衝撃の方がすごかったかな、というのが正直なところ。でも、彼女が書くものは何でも読みます。お買い物リストでも何でも。

11月:村上春樹「1973年のピンボール」

-よく分からないのに面白いってどういうこと。村上春樹を読むたびに思う。

12月:☻(なーんにも読んでないことを笑顔で誤魔化す)


皆さんは今年、どんな本を読みましたかー?これはダントツに面白かった!夜寝ないで読み切った!っていう作品があればぜひ教えてください。もれなく積読に追加します。


そしてそして。今年1年、私の記事を読んでくれた人、面白いなーこの人って思ってくれた人、スキしてくれた人、コメントしてくれた人、フォローしてくれた人、みんなみんなありがとう。お世話になりました。来年も、私のペースで、自分が1番楽しめるようなnoteを続けていきたいと思うので、よろしくです。

よいお年をお迎えくださいな。

Love, Laica


いいなと思ったら応援しよう!