【感想メモ】学習ってなんだろうって

『学力喪失-認知科学による回復への道筋』今井むつみ 岩波新書|窓際部長 #note


自分はこの本を読んだことはありませんが、感想を読んで思ったことを徒然に書いてメモにしたいと思います。

・生きた知識は理解できたゲシュタルト知識として自分は理解した。

・死んだ知識はゲシュタルトしきれてない知識として理解した。

※だが死んでない。死んだ知識って呼び方だけれど、冷やし中華に乗る前のキュウリみたいなもんで、調理される前の具材だよね。
だからその死んだ知識を活かす、その為に死んだ知識って言い方より、活かしきれてない知識のための知っていること感じてることでいいじゃない。
なんで死んでないものを死んだって言葉にするの?個人的にはデリカシーを感じない。
考える力は、死んだ知識でスタートラインでもたついてる。だが準備はできてる。

・具体例から公式(一般論と言ってる)へは視覚優位型認知から聴覚優位型認知のこと。って自分は捉えた。

※公式(一般論)は自然科学を言葉や文字に変えたもの。
具体という答えある自然に触れてるのは言葉や文字になってない公式と戯れることと同じだと思うよ。

具体からの方がよいと言ってるけど、論理力が既に一定のレベルにある子供なら公式(一般論)だけで理解する。
しかし大体の子供は論理力が育まれる前の就学となるため視覚優位型認知での学習をすすめている。

これはヒトの生殖活動の学習と同じ。つまり全くわからぬことに有効だ。
生殖活動がどの様に行われるかをなにか知る論理力があるものは更に知識をつける、それは聴覚優位型認知での学習だ。

つまるところ、勧めてる学習は具体的に生殖活動行為をしてそれがどの様な意味があるのか?と考える学習と子供たちの具体からの学習をそれはどの様な意味を持つか事後で考えた方が知りやすいという話だ。

だがストレートに書くと大人の事情がかかるから、回りくどい言い回しで書いてると思うよ。結局、生殖活動だって学習だと思う。

その生殖活動の意味を知って(教育)からだと生殖活動にハードル高くなったりする。

生殖活動してからだと、もう既に結果が出てしまいそこから学ぶしかないのだ。
つまり因果を知る。

筆者は学ぶしかない状況に導き子供たちの思考力を高めたいと言っているのかなと思う。

・具体から導き公式(一般論)にたどり着くとき、何処かに誤りあれば公式に合わないから修正しやすいよね、ってのが筆者の理想的な思考力。
具体が変わってもね。

・生成系AIについては言語特化なので数学ができるはずもないよ。

数学の点数を上げる生成系AIは、生成系AIではなく、計算(機会学習系と計算能力)系AIの分野だと思うよ。

違和感のない抽象的な文章の作成する事(生成系)と公式に当てはめれば答えに辿り着く数学(計算論理性)ではそもそも違うから。
生成系AIのように新しいものを作るんではないからね。

数学で点数上げるAIはデータとして数学の公式とそれに関係した用語を関連付け(ここに一部生成系の文章解析がある)、問題文を解析(ここにも一部生成系の文章解析がある)してそれに関連付けられた数学の公式を割り当てるようなプログラムを作らなきゃいけない。

なので生成系AIで数学解けないのは当たり前で、新たに計算系AIを作らなきゃいけないので、同じ土俵で比べられるものではない。
力士にサッカーさせてるのと近い。

これで人間の思考はすごいは言い過ぎな気もするけど、万能性はどんなAIにもない人間が勝れる分野なので大事にしたいですね。

自分の思ったこととしては、AIの話は思考ではなく万能性の話だよねって思った。

※人間優位性を保てるのは、万能性と精神病分野(AIは過ちを犯して以降プログラマーによるフィルターを余儀なくされ、協会等により規則化された)が確認できます。


※思考力はどちらかというと人類の利便性の為の言葉なので、AIの思考をどのように人類の利便性に活かすかがAIの思考力ということだと思う。人類の為に使わない思考は思考力とは呼ばないですから。

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