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デモクラシーフェスティバル2021でセッションしました!

先月10月29日、30日、31日の3日間でデモクラシーフェスティバル2021が開催されました。去年に引き続き出展者として北欧のライフスタイルについて参加者の皆さんとセッションをしました。

デモクラシーフェスティバルとは?

以下を参考にしてください。

民主主義の考えが国民の暮らしに浸透している北欧(スウェーデン)発祥のフェスイベントです。身近な問題から社会や環境問題などを参加者が時に車座になってコーヒー片手に対話するとてもおもしろいイベントです。

私がお話しした今年のテーマ

​スウェーデン流の子育て(育休パパの姿 / パートナーシップ)と題して、2017年に日本でも開催した「Swedish Dads」ママより育休を長く取ったスウェーデンのパパ達の写真集の展示秘話やPhotographer Johan Bävman(ヨハンベーブマン)来日時の話から、じゃあ日本での子育て環境やパパ育休の現状、キャリア、パートナーシップやファミリービルドなど広くお話しさせていただきました。

私がこの写真集を手にした時、被写体のパパ達が決して笑っていないこと、なんならみんな無表情なのが全てを物語っているなと心を鷲掴みにされました。当時メディアでは”イクメン”ブームでカッコよくて育児をするキラキラパパのような姿が切り取られて、その様子を見てはそんなんじゃないんだよなーともやもやしていました(大笑)キラキラしないパパやママはダメなんだろうかと・・・。

もちろん心から愛おしさを感じる瞬間もありますが、初めての育児なんて大半はうまくことが進まない焦りやイライラなどの苦労話の方が多かったような気がします。この写真集はリアルな子育てをそのまま切り取って、かっこいいながらも問題定義してくれているところが日本人の心に響いたのではないでしょうか?その証拠にこの写真展は今もなお日本を巡回しています(スウェーデン大使館HPより

デモフェス内で気になったこと

フェス内でお話しした内容の詳細を公言することはNGとされていますので当たり障りのない程度に記載します。
以前【Talk from Sweden】Tech女子会xSessionイベントにて登壇した時も同じような質問を受けました。

「日本で子供を産み育てることに不安があると」
いわゆるZ世代がこんな風に思っている現状、とても衝撃を受ける意見です。
こう考えるようになってしまったのは私たち世代にも責任があるように思います。苦しい疲れた言いすぎたのかな、保育園入れないって騒ぎすぎたのかなetc
確かにメディアから流れてくる子育て世代の問題はシビアですし日本経済も明るい話はないかもしれません。
一方メディアツールが発達して、情報がたくさん流れるようになった影響もあるのではないでしょうか。
私は不確かな情報ソースより、顔が見える身近な体験や意見、デモフェスのような場所やコミュニティーが益々大事だと思います。
現に私も諸先輩から「大丈夫、日本は変わってきてるわよ」「女性の働く現場や子育てだって昔と比べたら随分変わったわよ」「変わりたいと強く思い行動すれば、日本は変われる」など、ちょっとした愚痴や相談に乗っていただいた際のアドバイスやメッセージがどれだけ力強いことか。今でも「あー疲れた、ちくしょー」(口は悪いw)と思う度にいただいた言葉を思い出しもう少しやってみようかと思うものです。

最後に

私は今子育てをしながらパラレルワーカーとして日々を過ごしています。確かに20代の頃より自分の時間は圧倒的に少なくなったけれど、その頃より今の方が断然幸せです。
こうあるべきという妻や母親像に振り回されず、自分軸を大切にするようにしています。
「私はどうなったら幸せなんだろう、どんな暮らしを望んでいるのだろう」
視点を変えることで日々の暮らしが楽ちんになりました。
大丈夫、子どもと一緒の暮らしは案外楽しいよ。

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ニイクラ アキコ|北欧ライフスタイル研究家/片付け収納インテリアコーディネーター
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