冬の蝶とnoteをはじめるきっかけ
今年の始めの寒いころの話だ。一羽の蝶がうちに舞い込んできた。
1月の雪が降りそうなときに蝶々?!そのこと自体にも驚きだが、換気のために開けていた窓は隣の部屋のものであり、さらに内倒し窓と呼ばれる構造で、まっすぐ虫が飛び込めるものではない。どんなミラクルがあって、うちに入り込み、“ホームオフィス”という名のキッチンにまでたどり着いたのだろう??
蝶は、幼虫、蛹、成虫へと姿を変えることから、西洋文明をはじめ、世界中で死と再生、復活の象徴として捉えられてきた。日本では、不死、不滅のシンボルとして、家紋に使われたりもしている。
また、蝶は幸運をもたらす縁起物、としても考えられているという。良縁をもたらす、という話もあるそうだ。
実は、この蝶がうちに来てくれたのとほとんど時を同じくして、わたしはひとつの大きな出会いを経験していた。
コロナ禍でロックダウン、人との接触も禁止された生活が長く続く中、元々内向的なのに、さらに崖っぷち、もしくはすでに奈落の底、灰色の世界の住人だったわたしは、その出会いと同時に、世界が急速に色づいていくのを感じはじめていた。
なるべく人目につかないように生きていたわたしは、もちろんSNSのアカウントなど持つことを夢にも思わなかった。しかし、この出会いによって溢れ出る思いを、どこかにぶちまけたい気持ちに駆られた。まさにその、湧き上がる思いのやり場をどうしたものか、と思っていたときに飛び込んできたのが蝶だったのだ。どん底からの再生。とてもシンボリックに捉えざるを得ない出来事だった。
とりあえず、蝶に背中を押され、noteのアカウントをつくった。書きたいと思うことは、意外にも次々と溢れてきた。一番書きたいと思ったことを書く前に、書くべきことがたくさんあるようにも思えた。
と、いろいろ考えているうちに1か月が過ぎ、気持ちばかりが大きくなる中、驚くべきことが、また起きた。
2匹目の蝶がうちにやってきたのだ!
「あんた、いい加減やることやりなさい!」とお尻を叩きに来たとしか、もはや思えなかったw
(ちなみに、1匹目の子は1週間弱の滞在の後、窓沿いに飛ぶようになったので、窓を大きくあけてさよならした。外は寒かったけど、寿命をうちで全うするのとどっちがしあわせな“蝶生”だったのかは、今でもよくわからない。)
そういうわけで、彼?彼女??がうちで元気にしてるうちに、こうして最初の記事を書き始めている。
今回の蝶は、幸運を運んできたのか?と問われたならば、Yes!と言うしかない。長年Pokemon Goをプレイしてきている中、良個体・レアポケモンには全く無縁な生活をしてきたが、ここにきて連続して3体も、すごい子たちがうちにやってきた!(←そんなこと?とか言われそうw)
そして何より、こうして外の世界とつながるため、重い腰を上げることができたのも、彼?彼女?のお陰だろう。
そもそもこれが、誰かの目に触れることがあるのかもよくわからないけれど、こっそり、始めてみます。
蝶々さん、冒険への第一歩をありがとう☆
“本業”もそれ以外も、二の足踏まずにつきすすんで行かねば!
人生も“蝶生”も、思っているほど長くはないから。
悔いなく生きよう。