「古事記」の時代から食べられている、タケノコ
タケノコといえば、春を代表する食材ですが、その歴史は古く「古事記」の時代までさかのぼります。
古事記といえば、日本神話で天地創生で国と神を生み出した、イザナギとイザナミの話が有名で、物語の中でイザナギの助けにもなったのがタケノコです。
神とは言っても、古事記には、やんちゃな神や悪さをする神、エロい神なども出てきて「世界最古のエロ本」とも言われてます。
「意外とエロい古事記」は、人間らしさのあふれる、ヒューマンドラマになっています。
実写映画化したらおもしろいかも。
とは言っても、古事記をガッツリ読んだわけではなく、中田敦彦さんのYoutubeで古事記の解説動画をみて、おもしろかったので、いろいろ調べた程度です。
「タケノコから話がそれすぎ」と、ツッコミが入りそうなので、タケノコの話に戻します。
そんな古くから食べられているタケノコですが、日本のスーパーなどでよく見かけるほとんどのタケノコは、「孟宗竹」でこれは、江戸時代に中国から伝わったもので、歴史はまだ浅いです。
孟宗竹は、日本のたけの中でも最大で、高さが25メートルにも達します。このタケノコは、大型、肉厚で柔らかく、アクが少なめで食べやすいのが人気の理由です。
その他にも、「真竹」「破竹」などがあり、どちらも小型で細めの形をしています。あまりスーパーなどでは出回りません。掘りたてのタケノコは、生で食べられます。
タケノコの主な栄養成分
・カリウム(むくみ防止、ナトリウム調整)
・食物繊維(腸内環境を整える)
・カルシウム(骨を作る)
・マグネシウム(さまざまな代謝を助ける)
・βカロテン(ビタミンAに変換・皮膚や粘膜の健康)
・チロシン(アドレナリン、メラニンの原料、ストレス軽減)
・アスパラギン酸(窒素の代謝、アンモニアの解毒、疲労回復)
タケノコの90%以上が水分で脂質、炭水化物は少ないです。
食物繊維が多いので、腸内環境に良い効果があり、その他にもさまざまな栄養素が含まれていてヘルシーな食材ですが、アクが強いので、食べ過ぎには、注意が必要です。
タケノコを使った料理は、多すぎるので割愛しますが、タケノコご飯、天ぷら、バターソテー、などが個人的には好きです。
今のうちに、旬のタケノコを堪能しましょう。