【花も食べられます】白菜の花
こんにちは、キムチの白菜は柔らかい部分よりも、白くて厚みがある部分が好きなラ・フェ修家です。(食感がいいんです)
日本で白菜は、鍋料理や漬物などによく使われ、いろんな料理にドヤ顔で入っているわりに、意外と歴史が浅い野菜です。
日清戦争後、日本の兵士が種を中国から持ち帰り、試行錯誤を重ねて、第二次世界大戦後に本格的に栽培されるようになりました。
その試行錯誤は、思った以上に大変なものでした。
中国から持って帰った種で栽培すると、白菜ができるけど、そこから種子をとって、植えても白菜ができないという事態が発生したのです。
なぜ白菜ができなかったのかというと、もともと日本にある、アブラナやカブなどの花粉を、蜂や蝶が白菜に受粉してしまうことで、白菜にならなかったからです。
そのことに気づくのに、20年以上もかかっています。
それに気づいた宮城県の研究者が、ミツバチは海を渡れないことから、離島で他のアブラナ科の植物を全て排除して、ミツバチによる自然交雑していない種子をとることに成功しました。
このようにして、白菜は中国の種子を使わないで白菜が作れるようになりました。
生産者の苦労があっての食卓ですね。
そんな白菜ですが、結球した葉の部分だけではなく、花も食べられるんです。
いわゆる、菜の花の種類なので、菜の花と同じように食べられます。
菜の花より、苦味が少なくほんのり甘味があり、やわらかく食べやすいのが特徴です。食べ方は菜の花とほぼ同じで、天ぷら、おひたし、サラダ、パスタなどに使えます。
栄養価も高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
この白菜の花は、草津の直売所で仕入れました。
直売所は、スーパーなどには売っていない野菜がよく売っています。
取れたでて新鮮なので
「近くに直売所があるけど、まだ行ったことがない」
という方は、ぜひ一度見に行ってください。
以上、ラ・フェの厨房からでした。