攻撃的な言動への対応
身近な人の攻撃的な言動に対して、まだエスカレートする前であれば、以下のような方法で対応してみましょう。
まず本人に対して、「それは変だよ」「あなたはおかしい」など、行為や人格そのものを否定する発言は避けたいところです。
逆に、攻撃的な言動自体を受け入れることも避けるようにしてください。
では、どうすれば良いのでしょうか。それは「私は悲しいよ」などと、自分の感情を言葉で表現して伝えてみることです。ここでのポイントは、何かを否定するのではなく、自分の気持ちを相手へ伝えるということです。
本人は、実は後悔していたり自己嫌悪に陥ったりしている場合が多いのです。このような状況で自分自身を否定されると、どうすれば良いか分からず、より一層激しくなっていくことがあります。
「そのようにしてしまう理由や気持ちを教えてほしい」などと、行為にではなく気持ちに寄り添って関わっていくことで、乱暴な言動は少しずつ減っていくのではないかと考えています。
エスカレートする前なら、上記のようなことを意識しつつ、関係の改善に努めてみてください。
ただし、このような状況になってしまった場合には決して抱え込まず、第三者や相談機関、行政などへ速やかに相談することも同時に検討してみてください。