"脱属人化によって経営を資産に"~起業した経緯・理由~
皆様初めまして!!株式会社Labz.の代表をしております涌井と申します。
(と偉そうに言っても未だ独り会社ですが・・・)
新卒で富士フイルムに入社してから、エンジニア⇒技術コンサル⇒経営戦略コンサルの経験を得て起業致しました。
今回は簡単に起業の経緯や理由について述べさせて頂ければと思います。
①富士フイルム時代
早稲田大学の理系大学院を卒業した後に、富士フイルム株式会社(https://www.fujifilm.com/jp/ja)に入社しました。配属されたのは生産技術センター内の生産設備を設計する部署でした。
高機能フィルムと呼ばれる製品を生産する設備を担当していたのですが、巨大な設備ですので、社員だけでは立ち上げる事は出来ません。様々な協力会社様と一緒に立ち上げていくという仕事です。
協力会社様には大企業もありますが、中小企業も数多くあり、私は富士フイルムの方だけではなく、協力会社の方々からも富士フイルムの仕事を数多く教えて頂いてました。高い技術力を持つ中小企業を知っていく中で、「もっと中小企業の方々がプレゼンスを上げられるような社会に出来ないのか?」とも感じるようになりました。
また、特定の担当者や会社に依存している設計内容が数多くあり、「属人的な業務によるナレッジ喪失の懸念」という課題も目の当たりにしておりました(当時は属人という言葉を知りませんでしたが・・・・)。
属人化しない体系的な仕組みを作れないか?という課題認識を持った事から、他社事例や最先端の技術を知りたいと思いコンサルティング会社への転職を決意しました(コンサルティングという仕事に興味を持った事もあります)。
②SOLIZE時代
4年ほど富士フイルムで働いた後にSOLIZE株式会社(https://www.solize.com/)に転職しました(昔はインクスという会社でした)。
SOLIZEは「属人化した業務を形式知化(体系化)する」というコンセプトの元にお客様の業務を改善する業務コンサル兼SIerのような会社です。
私はマネージャーとして、プラントエンジニアリング会社を主なお客様にプラントのオペレーションやメンテナンス業務の体系化を推進してました。
ここで初めて「属人」や「形式知」という言葉を知り、富士フイルムで感じていた課題感はコレだ!!と確信を持つようになります。
更に、SOLIZEは大手企業をメインにサービスを展開していたのですが、「この属人化は中小企業にも必ず起きているし、より事業が小さい中小企業の方が厳しい課題として顕在化しているのではないか?」と考え、「脱属人化するサービスを中小企業様向けに展開出来ないか?」と思案ようになりました。ここで起業の方向性が決まるのですが、「そもそも属人化しているのは業務だけではなく、経営全般に起きているのでは?」という仮説を持つようになり、体系的な経営の考え方に触れるため、BCG(ボストンコンサルティンググループ)へ転職をします。
③BCG時代
BCG時代はDX戦略策定、新規事業/サービスのプランニング、マーケテイング戦略策定、コストダウンのプランニングなど様々なプロジェクトを経験しました。
体系的な経営の考え方に触れるために転職をしてきましたので、最終報告が終わった後に、BCGのレポートと世の中に出ている経営書(著名なコンサルタントが書いた本やMBAの本など)を比較しながら体系的な経営の考え方があるのかどうかを調べておりました。
そこで気付いた事は「世の中のフレームワークはそのまま使えないが80%位はフレームワークで整理できるのでは?」という事です。フレームワーク±αという感じでしょうか・・・そして「何故フレームワーク思考は嫌われている(使えないと思われている)のか?」という事も考えました(ここは後日書こうと思います)。要は、「フレームワークだけでは不足しているが、確実に原理原則は存在している」という結論に至ったわけです。
「原理原則をお客様へ提供する事で可能な限り同じレベル感でお客様と議論し、経営支援出来る環境を作りたい」と考え起業する事にしました。
④起業と現在
「原理原則をお客様へ提供する事で可能な限り同じレベル感でお客様と議論し、経営支援出来る環境を作りたい」という想いを形にしたサービスを開発・提供しております。コンセプトは「経営に取り憑く属人性を排除し、資産へと変える」とし、経営資産化支援パッケージというサービスにしました。このサービスによって中小企業様の課題となっている事業継承に対しても貢献していきたいとも考えております。
詳細は此方のサイトへアクセス下さい!!!
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