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完熟梅の甘露煮

梅の時期になると必ず作るのが梅の甘露煮と梅干し。
梅干しはただいま梅雨明けを待っている最中…

梅甘露煮はいつも青梅で作っていたが、今回は違った香りや味わいを楽しみたく完熟梅で仕込むことにした。
青梅と違って皮が柔らかいためとても繊細に扱わないといけないが、我ながら上手にできたと思う。

正直とても手間がかかり梅シロップみたいに漬けておけばOKというわけには行かないが手間をかけた分だけの旨さが待っている。
興味、時間がある方はぜひとも試していただきたい。癖になるよ。

甘さはからだにやさしいテンサイ糖を使い、シロップが少し多めにできるようにしてこれは炭酸やお湯で割ると最高に美味しい。
やわらかい果肉は毎朝のヨーグルトに入れていただくのが至福の時間。

手しごとは古くから伝わる食文化を安心安全健康的に伝承していくというとても意味のあることだと思っている。
が、”自分で作った満足感”や”丁寧な暮らしをしている”といった自己満足が大きいのも正直なところである。
いいじゃない、浸ったって。


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◆完熟梅の甘露煮
材料
完熟梅・・500g
テンサイ糖・・400g

手順
①梅のヘタを竹串で取り除ききれいに洗って梅の表面に針で数カ所刺す。
(煮崩れ防止)
②ボウルに入れてたっぷりの水を張り一晩置いてアク抜き。(水は何回か変える)
③ホーローか土鍋に梅とたっぷりの水を入れて弱火にかけしばらくして手を入れて熱ッ!となったら火からおろし水道の水を鍋底に当てて完全に冷ます。これを3回繰り返す。
④ホーローか土鍋に梅と梅の表面がかぶるくらいのテンサイ糖を入れてしばらく何もせず待つ。そうすると自然にテンサイ糖が溶ける。
⑤残りの1/2のテンサイ糖を加えて弱火にかけ溶けたら残りのテンサイ糖を全て加える。このときヘラなどを使ってかき混ぜるのではなく鍋ごと揺すること。梅の皮がやわらかく破けやすいため繊細に扱う。
⑥テンサイ糖が完全溶けてから15分火にかけたら丁寧に容器に移し完全に冷めるまで待ってから蓋をして冷蔵庫で約半年保存可能。

梅が酸性なため金属製の鍋はNG。土鍋の場合③の工程で水を当てる際勢いよく入れてしまうと土鍋が割れてしまう恐れがあるので少しずつがポイント。



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