正しい「パターン化」は、もっとも業務効率を高めるものだった! @HNK_715
「大体のことはパターン化できるんだよ」
毎日の生活や、仕事をする中で時々耳にしてきた言葉です。特に、仕事が効率よくできる人や、何かで成功している人ほどよく口にされる気がします。
私はこの「パターン化する」ことや「型にはめる」みたいなことを、素直にやってみることがどうもできませんでした。
「全部が全部パターン化できるわけないじゃないか」
「想定した型にはまらなかったらどうするんだ」
そう思ってしまっていたからです。
しかし、ベイジの戦略的ウェブ講座の3回目にして、そのひねくれた考えは、間違っていたかもしれないと思考を改めることに…!
現役大学生でありながら、ラブソルでメディア、コンテンツ制作を担当するほのかの気づきを、紹介します!
パターン化するのは、良いこと?悪いこと?
「事象をパターン化することは良くない」と思っていたのには、2つの理由があります。
1つ目は、思考が止まってしまうと思っていたこと。
ルーティン化、パターン化してしまうと、その後はその型にはめるだけで、考えることをやめてしまうのでは? と思っていたのです
もう一つは、そのパターンに当てはまらなかった時、やってきたことが無駄になってしまうのではないかという心配です。
しかし、第3回のベイジの集中講座で、「BtoBサイト制作において、情報を取得しにWEBサイトを訪問するユーザーの動きをパターン化することも必要」と教わったのです。
いつものように、「パターン化していいのかな…」と、根拠もない不安がありました。
そんなことを考えていると、講師の先生が「ユーザーの情報取得には6つのタイプがある。そのタイプを毎回仮説を立てて考えるよりも、その先に必要になる動きに力を使うのがいい。」と言われました。
その時、私ははっとしたのです。
確かに、多くのWEBサイトは、訪問してもらうことが目的ではない。問い合わせしてもらい、商談をして成約させることが目的だったりしますよね。
となると、ユーザーの情報取得の仮説を立てるのに多くの労力を使っている場合ではないかもしれない…。
本来、一番力を入れるべき場所は、最後に待ち受けるラスボス的存在「商談」ではないか…!
なんでもかんでもパターン化するのは、もしかしたら間違っているかもしれません。でも、頭の中で考える時、
というように、使い分けないといけないのだと、気づかされました。
使い始めたパターンは、途中で変えていい
パターン化してはならないと思い込んでいたもう一つの理由、「そのパターンが当てはまらなかった時、無駄になるのでは」というもの。
これも、講師の先生のある一言で少し考えが変わりました。
「もし、ユーザーの質や時代が変わって、そのパターンが要らなくなったら変えたらいい」
え、一度考えたパターンって変えていいんですか!?
パターン化したものを変えてはいけない、なんて誰も言っていないのに、なぜか「変えてはいけないもの」だと思い込んでいた大学生の私。バコーンとハリセンで叩かれたような衝撃でした。
さらにもう一つ、思い出したことがあります。
私は数年前、News Picksが主催するNew Schoolの「ビジュアルコンテンツ」という講座を受講していました。インフォグラフィック・デザイナーの櫻田潤さんが講師の、3ヶ月ほどの集中講座です。
そこでは、ビジュアルで考える力や表現する力を学んだのですが、課題図書として『FACTFULNESS』という本が挙げられました。
この本では、人間が持つ10個の本能を紹介しているのですが、その中の一つに「パターン化本能」があります。人は無意識に物事や状況をパターン化し、それをすべてに当てはめてしまうというもの。
私はこの本を読んでから、どこかパターン化することを恐れ、疑っていたのかもしれません。しかし、本にも、「常にパターン化されたものを疑っていけ」と書かれていたのです。常に「自分の分類の仕方は間違っているかもしれない」と疑い、見直し続ける必要がある、と。
疑うことばかりで、見直す、さらにいい案を出すといったことは、なかなかできていなかったかもしれない …、と反省。
一度パターン化したからといって、それを過信し続けてはいけない。常に疑っていい。
全部を信じたら、私が恐れていたように思考が止まってしまう。だからこそ、自分の頭で考えることでパターンを変化させていくんだ! と納得しました。
毎週の講座を受けて、新しいことを学んだというより、気づきを得ている感覚があります。
自分の中にあった、凝り固まった考えみたいなものに「もっとこうしていいんだよ」と、違う道を教えてくださっているような。
毎週、とてつもない気づきの量と密度ですが、引き続き自分の中で噛み砕き、発信を続けていきたいと思います!
野元 萌乃佳 ▶︎ SNS...Twitter
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