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「こんな文章を書きたい」が見つかると、自分がつくる文章を愛し、育てていける @HNK_715
文章を書くことは、好きですか?
「好き」と即答できる方は、多くはないと思います。
私、ほのかも今でこそ書くことは好きですが、ラブソルにジョインする前はあまり好きではなかった気がします。
文章が得意ではないけれど好きという人、好きだけど上手く書けない という人、あるいは書くことなんて大嫌いという人。
人によってバラバラですよね。
でも、「こんな文章が書けたらいいのになあ」と思ったことはありませんか?
文章と言っても小説や記事、論文、詩…、さまざまです。
その中でも、今日はこのラブソル公式noteのような「記事」を書く上で、最近変化したと感じることをお伝えします!
1年以上書き続け、少し休んでみて気づいた変化。
何が変わったのか。
そして、どうして変化したのかを自分なりに考えてみました。
「記事」と聞くとかしこまり、勝手に堅苦しい文章に…
ラブソルnoteを書き始めた頃、記事や原稿と聞くと難しそう、固い、かしこまった、そんなイメージがありました。
新聞記事のように事実を並べ、大人らしいことを書かなくてはいけない。
よく考えてみると、めちゃくちゃ偏った考え方ですね!
もちろんそう言った記事も大切ですが、振り返ってみると自分でもびっくりします。
では、なぜこんなにも「記事はこうあるべき」と思い込んでしまっていたのか。
その答えは一つです。
私が知っている、読んだことのあるものの中から「記事」として想起されるものが、そういった固い文章しかなかったのです。
つまり、世の中に溢れる記事というものを、私は全く知らなかったのです。
知らないものを書くことはなかなかできません。
ラブソルnoteを書き始めてからは、ジャンル問わずいろんな記事を読み始めました。
「書く」ことをお仕事として始めた頃、代表の由香さんにこんなアドバイスをいただいたんです。
「いろんな記事を読んでみて、この表現、書き方いいなというのを見つけられたらいいね」
アドバイスの通り、いろいろな記事を読み始めてみました。
すると、驚きだらけです!
記事ってこんなにもやわらかい言い回しでいいんだ。
なにも事実ばかりでなくてもいい、こんな表現があるんだ。
気づきがある度に、「私もこういう文章を書けるようになりたい」と思い始めました。
「この記事好き」に気づき、分析してみることは、とても大切なプロセスなのですね。
実は、高校時代は放送部に在籍していた私は、アナウンサーの方が「上手に喋ったり綺麗なアナウンスをするには、まずは耳を鍛えるんです。自分から見てどんなアナウンスが良い、悪いのかを知らないと、喋りもできない」と言うのを聞いたことがあります。
記事も同じで、まずは世の中に溢れる記事を知り、自分のなかでどんなものがいいのか、自分はどんな記事を書きたいのかを理解する。
そうでないと、自分の知識の範囲内でつくられた「こうあるべき」という記事にしかならないことを経験しました。
私が書きたい文章の理想像をつくる
記事を読み、知識をつけるにつれて、私はこんな文章が書きたいというのが定まってきました。
事実を伝えつつも、情景が見えるやさしくてやわらかい文章。
事実だけが淡々と並べられてしまうと、私自身頭に入ってこないのです。
どんなに大切な文章でも、するりと流れてしまって…。
だからこそ、私は筆者の心情や風景が見えるような文章を書きたいと思っています。
ラブソルのお仕事を少しお休みしているころ、小説を多く読んでいました。
それまでは、必要だからとビジネス書や参考書ばかり読んでいた私にとって、小説は「やわらかさ」のヒントをくれたのです。
小説ならではの言い回し、テンポ、リズム。登場人物のセリフの言い回し。
文章ってこんなにも楽しいものだったっけ? と思うほど、「音」として聞こえてくる小説。私の書きたい文章は、ここにもあったのです。
お仕事として記事を書くからといって、WEB記事やビジネス書ばかり読んでいては表現が狭まってしまいます。
幅広く豊かな表現をするには、ジャンルを狭めず、自分の視野を広げていかなければと感じています。
少し前から、「ヅカヲタ」である代表の由香さんや実加さんの影響で宝塚歌劇を観劇することが多くなったのですが、宝塚にはLe Cinq(ル・サンク)という冊子があります。この冊子には、舞台の脚本が掲載されています。
舞台のセリフにもまた、参考になる言い回しや表現が溢れていて、夢中で読み込んでしまうほど。
自分が知らない表現を知る度に、世界にはこんなにも豊かな文章や言い回しがあるのだとワクワクしてしまいます。
これからもこのワクワク感を忘れず、表現の幅を広げながら自分の文章を育てていきたいと思います。
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