午前十時の映画祭13「ショーシャンクの空に」
午前十時の映画祭で劇場鑑賞してきました。
これで最後と言っていた「午前十時の映画祭10FINAL」の時に観に行って以来3年ぶり2度目。(朝十映画もやめるやめる詐欺だな)
大好きな映画です。
細かい感想は3年前に自分のブログに書いたものを引用。
やはり、レッドをはじめ他の受刑者たちのアンディを見る目が変わり、アンディがもたらした心の潤いによって、みんなも変化していく様が良いですね。
しかしそうなるまでにも何年も費やす。
どんなに酷い目にあっても、腐ることなく希望を捨てずに根気よく忍んだアンディは凄いと思う。
最終的には19年ですよ。19年前、僕31歳。今50歳。
アンディも同じぐらいの年齢設定なんじゃないかな。
365日×19=6935日。
楽しく刺激的な毎日ならまだしも、楽しくない、むしろ辛い単調な刑務所暮らしでこれは長すぎる。
初めてこの映画を観た時、その長大な時間、月日に気が遠くなったもんです。
初めて観たのは確か大学生の頃(20歳そこそこ)でした。
俺のこれまでの人生とほぼ同じ年月かよ!みたいな。
50歳になった今、その頃とはまた違った月日の長さと重みを感じる。
アンディがどうしてそのような根気というか、希望に対する執念を持つようになったのかは、作中から察することは難しい。
元々そういう人間だったのか、或いは愛する妻を失い、無実の罪で投獄されたことでそうなったのか。
それにしても、希望も何もない絶望一色のショーシャンク刑務所でよくぞ、です。
放送室に立てこもって所内にモーツァルトを大音量で流すシーン、囚人たちと一緒になって呆然と聴くと、自分も何か救われるような気分になるのが、劇場鑑賞ならではのエモさです。
救われる気分になったってことは、僕も希望を忘れかけてたってことなのかな。
ラストシーン、カメラが引いていって、青く広い太平洋がスクリーンに広がっていく。
僕も希望を捨てずにがんばって生きるよ!しばらくは。