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午前十時の映画祭13「ショーシャンクの空に」

午前十時の映画祭で劇場鑑賞してきました。
これで最後と言っていた「午前十時の映画祭10FINAL」の時に観に行って以来3年ぶり2度目。(朝十映画もやめるやめる詐欺だな)

大好きな映画です。
細かい感想は3年前に自分のブログに書いたものを引用。

ビデオで観ても十分感動できましたけど、劇場の映像と音響で、自分も薄暗いショーシャンク刑務所の中に入ってみると、感じ方はまた違いますね。
アンディが許可なく所内放送で「フィガロの結婚」のレコードを流し、そのソプラノの美しい歌声に囚人たちがみな呆然と聴き入る。駆けつけた看守たちや所長に止めろと言われ、さらにボリュームを上げるシーン、アンディの何とも言えない満足げな顔 (  ̄ー ̄)
音楽がもたらしてくれる心の潤い、自由、そして希望、その尊さを心から感じた瞬間でした。思わず涙出そうになりました(´;ω;`)
アンディの辛抱強さと誠実さ、傍で見守るレッドの心境の変化、長い月日…レッド(モーガン・フリーマン)のナレーションも良い雰囲気を醸し出してる。
ラスト、抱き合うアンディとレッド、晴れた空と海をバックにカメラが引いていくシーンもこの上ない解放感!
自分の心にも何か大切なものが戻ってきたような感覚です。
何だろう、脚本や演出の素晴らしさ、にとどまらない、もっと深い、言葉にできない魅力がある作品だと思います。

非公開の自分のブログより

やはり、レッドをはじめ他の受刑者たちのアンディを見る目が変わり、アンディがもたらした心の潤いによって、みんなも変化していく様が良いですね。
しかしそうなるまでにも何年も費やす。
どんなに酷い目にあっても、腐ることなく希望を捨てずに根気よく忍んだアンディは凄いと思う。
最終的には19年ですよ。19年前、僕31歳。今50歳。
アンディも同じぐらいの年齢設定なんじゃないかな。
365日×19=6935日。
楽しく刺激的な毎日ならまだしも、楽しくない、むしろ辛い単調な刑務所暮らしでこれは長すぎる。
初めてこの映画を観た時、その長大な時間、月日に気が遠くなったもんです。
初めて観たのは確か大学生の頃(20歳そこそこ)でした。
俺のこれまでの人生とほぼ同じ年月かよ!みたいな。
50歳になった今、その頃とはまた違った月日の長さと重みを感じる。

アンディがどうしてそのような根気というか、希望に対する執念を持つようになったのかは、作中から察することは難しい。
元々そういう人間だったのか、或いは愛する妻を失い、無実の罪で投獄されたことでそうなったのか。
それにしても、希望も何もない絶望一色のショーシャンク刑務所でよくぞ、です。

放送室に立てこもって所内にモーツァルトを大音量で流すシーン、囚人たちと一緒になって呆然と聴くと、自分も何か救われるような気分になるのが、劇場鑑賞ならではのエモさです。
救われる気分になったってことは、僕も希望を忘れかけてたってことなのかな。
ラストシーン、カメラが引いていって、青く広い太平洋がスクリーンに広がっていく。
僕も希望を捨てずにがんばって生きるよ!しばらくは。

#映画感想文 #ショーシャンクの空に #午前十時の映画祭

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