原田マハ「ジヴェルニーの食卓」/続・冨樫義博「HUNTER × HUNTER」
8月になりました。夏休みシーズンですが、如何せん暑すぎてどこにも行く気がしません。。休みの日も家でオリンピック関連のテレビ観て過ごしてます。エアコンは昼も夜もつけっぱ。みなさんも熱中症にはお気をつけて。
さて、月が替わったら読書メーターのまとめとともに印象に残った作品について書きとめておく。
2024年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2448ページ
ナイス数:88ナイス
https://bookmeter.com/users/959347/summary/monthly/2024/7
7月は小説2冊と漫画8冊を読みました。
その中から原田マハ「ジヴェルニーの食卓」と冨樫義博「HUNTER × HUNTER」について書きます。「HUNTER × HUNTER」については先月の記事に引き続きになります。
原田マハ「ジヴェルニーの食卓」
マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。フランス印象派の巨匠たち。それぞれの作品と生涯にまつわるエピソードが、彼等と関わったある特定の人物の視点で描かれている短編集。
美術の世界に全く疎い私は、登場する作品もスマホで画像検索しながら読んでいました。マティスの「マグノリアのある静物」と「ロザリオ礼拝堂」、ドガの「落馬した騎手」と「14歳の小さな踊り子」、セザンヌの「タンギー爺さん」、モネの「日の出」と「睡蓮」。
それら作品の裏側には彼等を支え、寄り添った人がいたでしょうし、彼等と出会って人生が変わった人もいたことでしょう。どこからどこまでがフィクションなのかわかりませんが、登場する人物は一応みな実在の人物らしい。
クラシック音楽でもそうですが、時代背景やその時の作者の境遇、作者が何を思って制作したか、それらを知ったうえで鑑賞すると感じるものもまた変わってきます。
200作以上描かれたたくさんの「睡蓮」も、モネの波乱の人生を知って鑑賞すれば、制作時期ごとのジヴェルニーでの暮らし、モネを囲む家族の姿が見えてくるかも。
続・冨樫義博「HUNTER × HUNTER」
「HUNTER × HUNTER」については先月の記事で、強さのインフレ懸念と、みんながオススメしてくれるにしてはまだその面白さがわからない旨を書きましたが、ここに来て俄然面白くなってきました。
いま12巻まで読み終えたところ。(わかる人にはわかる「グリードアイランド編」)
その後もバトルのレベルはどんどん上がっていって、強さのインフレ懸念はとどまらないのですが、個性的な性格と能力を持つ敵キャラが次々登場し、読み手をグイグイ引き込む。
圧倒的強さを見せる悪の盗賊団「幻影旅団」がとても良い。情に厚い者、冷酷非道な者、頭脳派、武闘派、多様なキャラクター12人。悪党であっても貫く信念や意志を見せられると憎めないものです。むしろ好き。
キャラの魅力以前に、陰謀と策略が交錯するストーリー構成自体がまず見事。そこに各キャラの思考や能力の駆け引きが利いているので読み応え半端ない。続きを読まずにいられない。みんながオススメする理由がわかってきました。
「HUNTER × HUNTER」は休載長期中断があるので、自分もどこかで読むの中断するつもりではありますが、オススメしてくれた友人には感謝です。
ラブコメ漫画の「うちの弟どもがすみません」や「ギャルと高偏差値男子が予備校で恋する話」についても語りたかったが、長くなるのでまたの機会に。
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