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カタール① アラブ人ツアーガイド

2019年12月私はカタールを経由してヨーロッパ旅行をした。旅の目的は2つ。 ハンガリーの大学見学に行き、そのまま周辺国を一人旅すること。 そして、お互い別の国に住んでいて1年以上会っていなかった友人とチェコで再会し、一緒にクリスマスと年末を過ごすこと。愛しの友人と会ってヨーロッパを満喫することに私は胸を高鳴らせていた。 ドーハでトランジットなので、カタール航空利用者の特典を使って高級ホテルを格安で予約し12時間のストップオーバーをすることにした。事前にネットで適当に現地ツ

    • なぜnoteを始めたのか

      内向的で繊細だからといって良い人ではない。 およそ1年9か月前、私はロシアのウクライナ侵攻が起きてから日々流れるニュースと情報に翻弄され、憎悪溢れる言葉や偏見、目を背けたくなる写真や映像に思考の波がオーバーフロウし心が打ちのめされていた。 自分の思考をまとめて誰にもわからない形で発信すれば、誰か一人でも見てくれていると感じることができその感情が少しでも軽くなるのではと思ったのがnoteを開いたきっかけだ。 (しかし結果的に私がこの2年間に書いた大半の日記やエッセイは余りにも

      • 押し潰されたい。

        あなたは年中真夏の国に住んでいるとする。 部屋の温度を28度程度に保ち、タオルケットや薄いブランケットのみで就寝することは出来るか? 私は重いブランケットや毛布を幾重にも重ねて、その最下層で押し潰されながら寝るのが好きだ。なんなら、やや息が苦しく肋骨が少し潰されるくらいが丁度いい。むしろ身動きが取れなくなるまで圧縮されているのが理想の重さだ。 真冬の凍りそうな夜に窓の外が吹雪で真っ白に染まる景色を見ながら、圧死するほど重い毛布に包まれて温もりと安心感を感じる時間ほど至福な瞬

        • 戦争の後に残るもの?

          本稿では特定の思想を持つ人たちを否定する意図はなく、また私の考えを押し付けるつもりもありません。ただ、私自身の現時点での思考を整理するために執筆した次第です。 連日SNSやインターネットに流れる悲惨な情報。近年で最も世界大戦が起きかねない緊迫した状況であるとも言われ、多くの人がどうにかロシアの暴挙を止めたいと願っていることだろう。 コロナウイルスの世界的大流行が始まってから、 人々の心には慢性的な絶望や共感、何か理解できないものに自身の理解を超えた影響や因果を結びつけるこ