〚娘:3歳半〛 「ママだいすき」で引っ張り戻される正気 〚子育てコラム〛
こんばんは。
なんだか最近、娘の寝付きが悪くて。
遅くなってしまうので一緒に寝てしまうことに。
note開けない日が続いてしまいました。
カナシミ
肌ツヤだけは取り戻せたような気がしています。
キモチダケ
今日は、そんな娘との夜のお話を書きたいと思います。
21:00
もう寝かさねば。
20:00を過ぎてから、歯磨きをしたり
薬を飲ませたり、お手洗いに行かせたり
1歩進んで2歩下がるような
1時間を過ごしてきての、21:00。
心の声:あーもうこんな時間…また今日も寝かせるの遅くなっちゃうよ…保育園の連絡帳書きづらい…
ベッドに入るのにもひと苦労。
「あ、スカイの光るやつ忘れた」
「パパにもう1回おやすみする!」
「電気消すのやぁだ〜」
心の声:どうでもいいから早く寝てくれ〜…早く寝ようよ〜…イライラ
ベッドに入ってからはおしゃべりが止まらない。
「このお家はどうやって作ったの?」
「スカイがね、フライングヘリでね…」
「鬼が来たらはどうする?」
心の声:もうすぐ30分経ちますよ?!お話する時間山ほどあったよね?いま?!イラオコ
「寝る時間!」
ワタシのイライラと焦りが入り混じった声。
本当に嫌になる。
一瞬、静になる娘。
「…ママ、だいすきだよ」
引き戻されるワタシの正気。
「ママもだいすきだよもちろん」
頭の中でいろんなことを考える。
寝る時間になってから遊び始めるってなに?
お話だってたくさんしたよねもう?
ママだってしばらく耐えたよ?
こうやって起きてて朝眠そうにするじゃん、
だから早く寝かせたいんだよ…
ここでもう一撃キレたら泣くよな…
だいすきって言われてキレられないよ流石に…
「ママもだいすきだから、早く寝てほしいの。
早く寝ないと明日眠いっていうでしょ?
元気に遊べなくなったら困るかなって思うから
早く寝てって言っちゃうんだよ。
わかってくれる?」
「わかった…おやすみ…」
悲しそうに呟く娘。
たぶん、本当に理解はしたんだと思う。
「トントンしてくれない…?」
そうしてトントンすると、5分くらいで就寝。
怒ってしまった罪悪感。
やっと寝た安堵。
楽しい気持ちで寝かせられなかった悲しみ。
何回繰り返したら抜け出せるんだろう。
何回繰り返したら穏やかに寝かしつけられるんだろう。
何回繰り返したら
寝かしつけがいらなくなってしまうんだろう。
娘はただ、
ママと楽しく過ごしたかっただけ。
何時には寝ないといけない、なんて
おとなのルールだ。
時間の感覚だってない。
それを
バッサリ「寝る時間」でぶった斬られてしまったから、悲しそうだったのだろう。
ママが怒ってる。
怒ってる理由もなんとなくわかった。
寝よう。
ふわっと理解して、納得したふりをして。
そして、寝てくれた。
でもたぶん、根本のところでわかり合えるのは
この子が子育てをしたときだろうと思う。
睡眠時間が発達に関わること、
成長ホルモンの話、
年齢に応じて必要な睡眠時間があること、
保育園の連絡帳に書かないといけないこと、
それに伴うプレッシャー。
体調を壊さないか心配なこと、
スッキリ起きられるようにたくさん寝かせてあげたいこと、
本当はママもたくさんお話したいこと、
1日は24時間しかないこと、
ママはこのあと洗濯物を畳まないといけないこと、
コンタクトレンズを外さないといけないこと。
いっぱいいっぱい、
大人にならないと分からないことが
子どもを持たないとわからないことが
あるんだよ。
ワタシも、ワタシのママをそうやって困らせて
そうやって怒らせて、そうやって悲しませた。
そして、ママになったワタシは
ワタシのママを尊敬して感謝する。
そうやって回っているのかもしれない。
だけど、3歳半の娘には
そんな難しいことは考えずに
ただ幸せに眠りについてほしい。
それもまた、ママのエゴだし
ママがママ自身の首を絞める要因だ。
明日は幸せに眠りにつかせたい。
そう誓う夜のママさん、たくさんいるんじゃないかな。
ワタシももちろん、そのひとりです。
明日もいい日になりますように。
今日のひとこと
時間の余裕は心の余裕。
時間に余裕を持てば心に余裕が生まれる。
心に余裕がないと時間に余裕がなくなる。
心のコントロールは難しいけど
時間のコントロールならできる。
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