#49 【糸】 鑑賞。
平成元年生まれの高橋漣と園田葵は、13歳の時に運命の出会いを果たす。互いに愛し合い、駆け落ちまで決行する2人だったが、すぐに大人たちによって引き離され、そのまま離ればなれになってしまう。そして8年後、友人の結婚式で再会した漣と葵だったが、既に別々の人生を歩み始めていることを知る。
言ったらダメ、思ったらダメと努力はしたがこの主役結婚したんだなぁって要所で頭に浮かんでしまった。
とはいえ人気の映画だったので観てみることにした。
中学時代の初恋を18年かけて成就。
にしてはたくさん詰まりすぎてて、1クールのドラマを見たような気分になった。初恋、毒親、DV、駆け落ち、失踪、就学、就職、夜の仕事、リーマンショック、災害、PTSD、成功、裏切り、結婚、出産、死別、再会、、、ラジオリスナー的に言うと〝チーズ職人〟の映画。盛りだくさん。平成盛りだくさんだな。
全然関係ないが、10歳の初恋を28歳で成就し損ねた自分を少し、ほんの少し重ねたりはした。あと、令和の瞬間何してたかな、も思った。
小松菜奈さんの演技はあまり見たことなかったが、とても良かった。あと、榮倉奈々さん。すごかった。この2人のそれぞれの場面と、どうしようもできなかった菅田将暉さんの演技に涙腺が緩みそうになった。
あとは子役がかわいかったな。どの子も。上手で。
1番好きなひとと2番目に好きなひと、運命の糸と出会うべきタイミングで出会うこと... 人生ってそうなのかな、そうなんだろうか。映画を見終わったときには、 "1番好き" だけでおさまりたいと願ってしまう中二病な自分が顔を覗かせていた。