人間賛歌第1場 「人」イベントレポート2022.3.28-4.3
経堂アトリエ主催
2022年3月28日~4月3日に開催された
『赤キノコ山と蒸したお酢』創作企画 create model けい vol.3
人間賛歌 第1場「人」レポートになります。
【イベント概要】
日時:2022年3月28日(月)~4月3日(日)13時~21時
場所:経堂アトリエ
内容:展示「経堂とアトリエへ」「オガワジョージ」
朗読「僕の住むまち」
料金:展示入場料 無料
朗読鑑賞 500円
定員:各回5名ほど
対象:どなたでも
主催:経堂アトリエ
協力:ご近所大学経堂キャンパス
企画・制作:赤キノコ山と蒸したお酢
【フライヤー】
【スタッフ】
撮影:スゲノリュウゴ
総合演出・制作・出演など:オガワジョージ
【広報】
経堂経済新聞さんに記事を書いていただきました。
その記事がYahoo!ニュースにも取り上げられました。
以下、イベントの様子をまとめていきます。(4月3日撮影)
経堂アトリエまでの道のり
4月2日、3日は2階で「春のフェスタ」という催しが同時開催されていて、いけばな・お茶体験、プロ棋士の方の将棋教室、読書会など、ご近所大学経堂キャンパスのお客様がたくさんいらしていました。その流れで人間賛歌にも足を運んでいただくことが多く、とても嬉しい気持ちでした。
展示「経堂とアトリエへ」
「経堂とアトリエへ」ではアトリエ代表の井上明日香さんにインタビューを行いました。黄色いお家がアトリエになった経緯や、今行っている活動、今後のお話をしてくださいました。
僕と明日香さんは、東京で(国)境をこえるという企画をきっかけに、去年の11月ごろに出会いました。
当時の僕は”地域に開いたアトリエを持ちたい”という目標があり、誰かに相談できないかと考えていました。
そのとき、経堂アトリエの行っている活動についてのパンフレットを見て、なんて地域性のある場所なんだと感銘を受け、相談したところからやり取りが始まりました。
今年の元旦。
前々から考えていた地域に密着して創作を行う人間賛歌の企画をどうしても今年のうちにやりたくなり、明日香さんにアトリエを使わせていただけないかと相談しました。快く受け入れてくださり、準備が始まりました。
準備段階で、色々とお話を聞く時間が増え、明日香さんのお人柄が少しずつ垣間見えてきました。
ご自身の生き方の軸に従って気ままに動き、”ご縁”という言葉や”人とのつながり”を丁寧に丁寧に扱うような方、という気がしています。
明日香さんのまとっている雰囲気が、そのままアトリエの風通しの良い雰囲気になっているような感じがしています。
僕の「経堂とアトリエへ」はこのように始まりました。
音声はこちらから。
展示「オガワジョージ」
様子
お客様が入ると、また一つ空気感が変わる空間でした。
約25名のお客様がいらっしゃいました。
そのうち2名様は街の掲示板を見ていらした方でした。
もの
読み物が多いです。
手に取って読まれている姿を見ると、恥ずかしい部分もありながら、
静かに対話をしているようでした。
感想
ご来場者アンケートに記入していただいた感想を掲載いたします。
の構成です。
面白かった
「私の知らない世界だから」
面白かった
「脚本凄く素敵でした!! 田舎のあったかい感じが場所の雰囲気と合ってて良かったです。個人的に人の演劇ノート見るのが好きなので、じっくり読みたい…」
とても面白かった
「今まで参加したことのない形だったこと(新鮮だった)。朗読がおもしろかった」
とても面白かった
「登場人物の演じ分けが上手でした。その後の展開(未来)も気になるところです。(やはり忘れてしまうのか)」
とても面白かった
「情景が浮かぶ」
面白かった
「(記述なし)」
面白かった
「声の高低があり、臨場感が素晴らしかった」
どちらともいえない
「私の問題で朗読に集中できない。すみません」
(回答なし)
「私自身、芝居をやっています。朗読(語感)は難しいですね。(何度かやっていますが…)」
とても面白かった
「手帳やノートなどの展示がよかったです。紙に書くって良いなと思いました」
とても面白かった
「展示:若々しさ、素朴さ、繊細さ。パフォーマンス・朗読:日本の田舎の原風景、子供時代の無邪気でピュアな心情風景が目に見えるようで素敵な作品とパフォーマンスでした。発想の源泉が何処なのか知りたくなりました。”優しさ”が印象に残る作品でした」
とても面白かった
「パフォーマンスは物語の景色を想像しながら聞いていました。どのキャラクターも生き生きとしていて、語り口が優しい詩情にあふれていて、とてもよかったです。空間もよかったです」
とても面白かった
「リーディングから、それぞれの場面がしっかりと立ち上がってくるようでした」
朗読「僕の住むまち」は、僕の地元の新潟県柏崎市にある高柳町というところを舞台にした作品でした。今まで過ごした体験をお話にした作品で、初めて書いた戯曲(舞台用の台本・お話)を小説版に書き直したものです。
「ここ(アトリエ)にぴったりな作品ですね」ともおっしゃっていただき、とても嬉しい気持ちでした。
改めて、ありがとうございました。
その他
オガワが4月2日、3日の「春のフェスタ」に参加した様子です。
初めての経験が多く、創作のタネをたくさん得られました。
4月2日は生け花・お茶・ステンドグラス体験をしました。
4月3日は読書会に参加。
人間賛歌「人」まとめ
この1週間は経堂に宿泊し、今まで体感してこなかった朝と夜の風景を感じられました。滞在制作のような形式で、そこに住む人と街の雰囲気を体感しながら展示を制作していけたことがとても良い時間になりました。
経堂は商店街がたくさんあり、通りは人で賑わいます。
駅近くは直線の立地でほんの少し進むと住宅街、小道が多くなる感じがします。その小道をすっとつなぐように緑道。
桜並木があって、そこを昼夜問わず上を向きながらお散歩される方が大勢いて、ベンチで一休みする老夫婦が印象的でした。
公園は夕方辺りまで子ども達がいて、元気な声が聞こえていました。
個人的に好きなところは、経堂を横に走る小田急線です。
駅からアトリエに向かうときはいつも高架下を通ります。
アトリエの屋上からは、家々の間を電車が絶えず行き交う様子が見れます。
朝は屋上に出て、数分だけ眺めるのがルーティーンになっていました。
5月の人間賛歌「間」では、人と街との”距離”がテーマです。
「人」ではたくさんの挨拶ができました。
つながりも増え、気にかけてくださる方ができました。
そんな方々と少しずつ関係性を深めるために、”距離”を測りたいです。
第1場を終え、幕間に入ります。
「はじめまして お久りぶりです またいつか。」
リンク集
主催:経堂アトリエ
4月2日・3日開催「春のフェスタvol.6」
展示「経堂とアトリエへ」インタビュー
朗読「僕の住むまち」前編
朗読「僕の住むまち」後編
撮影:スゲノリュウゴ
総合演出・制作・出演など:オガワジョージ
『ワンダーボーイ』 音楽サークル MinsTRel
ステンドグラス・Yuri工房 藤田さん
経堂経済新聞さん