スポーツ現場を離れた理由
~運動家_ヤスタの運動簿 vol.4~
私がスポーツ現場から遠ざかり、アスリートに携わらなくなって、もうすぐ1年になります。2016年から始まったスポーツ現場でのトレーナー活動は、様々なカテゴリー(育成年代から大学生まで)のチームに携わらせていただきました。
温かく迎え入れてくださったチーム関係者(選手&スタッフ)、現場を斡旋してくださった会社の代表(先生)には、たくさんの経験をさせていただいたこと、あらためて感謝申し上げます。
以下に、スポーツ現場から離れた経緯~理由までを記していきます。
既成概念
2016年からの6年余りで私が視てきたものは動かし難い、既成概念でした。
・現場の応急処置として、取り敢えずのアイシング
アイシングの是非
・外傷または再発の予防として、取り敢えずのテーピング
テーピング依存
上記の2つともに人間本来の機能を妨げる(血流阻害・可動域制限)ことは、これまでに記してきた通りですが、スポーツ現場では当たり前に、疑うことなく行われておりました(現在もおそらく変わっていないと思われる)。
常識を疑う
以前:機能解剖学を学ぶ→外傷傷害のメカニズムを理解する→スポーツ整形外科学に傾倒→絶対的盲信
現在:教科書的なこと、ものはベースとして学びつつ、公に広く浸透しているものに対しては俯瞰して、常にWHY?の意識で視る
現場の状況的にこの「西洋医学的なるもの」の否定は難しく、まして当時の私は年齢的にはベテランの域に達していましたが、業界のキャリア年数も短く、資格および実績(強いチーム、有名選手に付いていた等)のない私がそれを説いたところで、「どうせ聴いてもらえない、理解してもらえないだろう」と逡巡する日々。現場を去る前の1~2年は非常に葛藤しながらの業務でした。
そこで決定的(大袈裟な表現ですが…)となったのが栄養の重要性への氣づきでした。
真に介入するなら栄養から…
効果を出すなら、結果に結びつけるのなら…害となるもの(血流阻害・可動域制限)を削ぎ落とし、益となるもの(栄養指導)を入れなければならないとの想いに至ったのであります。
『すべてに通ずるのは血液の循環(流れ)』
アイシングで冷却するのも、テーピングで固定(可動域制限)するのも、栄養不良もすべてに於いて影響するのが血流阻害、つまり血液循環不全です。
大元(血液)に影響を与えることが明白な以上、そこを譲るわけにはいかず、また自分が違うと確信していることを提供するのは如何なものかとの思いで、現場からフェードアウトしていきました。
(※あくまで私見であり、医療従事者、トレーナー、各々多様なアプローチがあるため悪しからず)
以上が、私がスポーツ現場を離れた理由であります。
(※すべての現場を自らの判断で辞退したのではなく、実力不足により切られた現場が数ヵ所あるのを明記しておきます…)
【ヤスタの見解】
思えば、年長ではあるが、業界歴が浅いという負い目を勝手に抱いて、本音を言えず、現場関係者に氣に入られようと本来の自分(本当の自分はひょうきんでかなりオモシロいと自負しております(-_-;))の色を出せず、「遠慮の6年間」であったと回想します。
「陰日向であれ」や「目立つな、押し付けるな」等、言われることの多いトレーナー業ですが、もっと想いを伝えることをしていれば、少数の人(選手、スタッフ)には伝わったのでは?と、いまさらながら思う次第です。
~自分のためにではなく、困っている選手、悩んでいる選手の助けになるために~今後は、自らが体験し、実証出来るものを可能な限り提供していく所存です。
以上のことを踏まえて、それでもご理解いただける、団体、個人の方いらっしゃれば、お話伺います。
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