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名探偵コナン

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映画『名探偵コナン』。昨年の『黒鉄の魚影(サブマリン)』に引き続き『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』も凄く良かったです。四半世紀以上続いていて、近年は興行収入90億円超え、『…
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2024年6月の記事一覧

マンガ・アニメの「聖地巡礼」-劇場版『名探偵コナン』の事例を中心に-

マンガ・アニメは波及効果・影響力の大きいコンテンツであり、日本の競争力が強い分野である。何年も前から「聖地巡礼」という言葉で、マンガやアニメの舞台として登場した地域を訪れるスタイルの観光が大きな動きとなっている。大ヒット中の劇場版『名探偵コナン』の事例を挙げつつ、マンガ・アニメの持つ力について簡単に描写する。 『名探偵コナン』連続メガヒット 4月12日に公開されたアニメ映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が大ヒットしている。公開から70日強の6月23日現

【レビュー】劇場版コナンを3回観た結果見えた「熱狂」の正体

最新作、 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』 を鑑賞してきました。 それから暇なニートみたいなものなので、 3回ほど映画館に足を運びました。 平日昼、華金の夜、日曜日の昼というパターンで 劇場版コナンを見つめるとそこには僕が見えていなかった 「女性ファンの熱狂」の形がありました。 近年の劇場版コナンを根本的に勘違いしていたコナンに熱狂する女性ファンの方々を3回にわたり間近に感じた結果、 「コナンが劇場で売っているものを根源的に勘違いしていた」 ことを強く自覚したので

コナンど素人が見た初コナン映画「100万ドルの五稜星」

コナン好きの友人に勧められて、 人生初の!名探偵コナンの映画を!見た!! 私のようなコナン初心者でもタイトルは耳にしたことがあるだろう、 今絶賛公開中の「100万ドルの五稜星」だ。 (ここだけの話、ずっと"ごりょうかく"だと勘違いしていた) そもそも私にとってコナンとは ・工藤新一が黒の組織によって子供になり、 今は江戸川コナンとして動いている ・工藤新一と蘭ちゃんは付き合ってる ・おっちゃんを眠らせて、変声機を使ってコナンくんがおっちゃんのフリをして謎を解く ・

コナンをあまり知らないオタクが『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』に魅入られた話

このnoteは 名探偵コナン作品はなんとなく知っている程度だった私が 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を鑑賞してドツボにハマり 最終的にキッド(黒羽快斗)沼からでてこられなくなっている話です。 鑑賞日は4月20日。 当時ベースでの感想記録です。(もう2ヶ月も経つのか…) 自己紹介初めまして。空也と申します。 普段はロボットものやファンタジー作品をメインに 父親と息子の関係性が描かれるキャラクターや 暗い部分を受け入れて立ち向かったり、 前を進み続ける選択をするキャラ

【ネタバレ有】名探偵コナン 100万ドルの五稜星 感想:需要と要求をこれでもかと詰め込んだ

2ヶ月以上前に書いた記事。6月がめちゃめちゃ忙しかったので6月用にストックしていました。 バカリズム案を見た日に、話題のコナン映画も見てきました。去年と同じ1日です。去年の「黒鉄の魚影」の感想は以下の通りです。 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」というタイトル。函館を舞台に、怪盗キッドや服部平次が登場し、謎の日本刀を取り合うお宝争奪アクションミステリー。100万ドルの夜景と呼ばれる函館山からの景色を前に何が起きるかも注目ポイントでした。 以下、ネタバレも込みで感想を

現役カウンセラーによる、宮野志保/灰原哀の心理的考察~アタッチメント編~

ごきげんよう。欲しいものなら自力で作る、天下無敵のファムファタール!シアンです♡ こちらの記事を執筆してから、早くも1年が経ちました。 昨年は灰原が「100億の女」になりましたが、今年の映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」はなんと興行収入150億円を突破!連載開始から30年、名探偵コナンの勢いは増すばかりです。 今回は、物心ついた頃からの生粋の灰原ファンであり、現職の心理士であるわたし、シアンが、灰原哀/宮野志保を心理学的な観点から紐解くことを試みます。 ※筆者は

名探偵コナン 100万ドルの五稜星観てきた

先日、夫とコナン映画観てきました〜! コナン好きなので今回夫を連れ出すことに成功して嬉しい( ^ω^ ) ちなみに私は2回目、夫は初見。 2回目という事もあってしっかりストーリーも追えたけど、初見だった夫はさっぱりだったようで。 普段コナンに触れていないというのもあって知らない設定が多過ぎて予備知識を入れてくれば良かったと後悔してました。 (私も夫に予備知識入れておけば良かったと後悔(・д・)チッ) コナン映画といえば映画でメインになるキャラがいてそのキャラが活躍すること

コナン映画今までで1番やったかも…!

どうも、基本的に自分から映画を見る事はなく、同行する友人や家族の趣味に合わせて付き添う事が年1あるかないかのあおです。 そんな私が自主的に映画館に足を運ぶほぼ唯一の映画が名探偵コナン。言ってもトータル4~5作ではありますが、普段劇場で映画を見ない人にとっては自宅で金曜ロードショーを見るより留意点が多くてハードルが高いので、私にとっては凄い事です。 それだけ期待値の高いコナン映画ですが、昨年の『黒鉄の魚影』が良過ぎた事もあり、「キッド回なら今回はパスかな~」なんて思っていま

【映画感想?】コナン劇場版をみた後の人生

(不用意なネタバレがあります) 毎年GW頃、新作が上映されていることは知っていた。毎年何かしら話題になり、動員数や興行収入を更新している。 気にはなるが、かれこれ二十年はまともにコナン君のストーリーに触れていない。観ても楽しめるか、わからなかった。 しかし、人生で一度はコナン映画を劇場で観てみたい。 そんな気持ちはどこかにあって、何年か機会を伺っていた気がする。 別の映画を観に行った時、予告でコナン君が流れた。 舞台は函館。土方歳三が出る。平次もキッドも知ってる! 時

◎映画『100万ドルの五稜星』

ようやく『100万ドルの五稜星』を映画館で鑑賞。 何度も何度も、鑑賞し終えた友達に 「早く観に行って!」 と急かされていたので。(笑) これはアニメやマンガ、『まじっく快斗』をきちんと観ていたら、面白さが倍になるストーリーだなと思ったのが鑑賞後の感想。 今回は阿笠博士が途中まで居なかったから、恒例のナゾナゾはないのかな?と思っていたら やっぱり終盤で出てきた。 だよねえ。 前回の『黒鉄の魚影』では 黒の組織と灰原哀という、もう絶対何か明らかになるやつ!感満載の映画とは

2024年5月「名探偵コナン」にハマる

ものすごくいまさら「名探偵コナン」にハマった。 「小さくなってしまった高校生探偵が事件を解決していく物語」だけではなかった 「名探偵コナン」といえば国民的探偵アニメで、見たことがなくてもその名前を知っている人は多いはず。 私と「名探偵コナン」の思い出は、小さい頃に通っていた病院。街の病院に寄付された「名探偵コナン」があって、そこで1巻を読んだことがある。 もう20年くらい前な気がするけど、その記憶は鮮明に残っている。なぜなら「ジェットコースター殺人事件」のジェットコース

映画感想『名探偵コナン 緋色の弾丸』はなぜ面白い?

思い出補正も間違いなくあるでしょう。 今思えば、コロナで鬱屈とした雰囲気があたりに充満していて、僕自身も映画館での映画体験を久しくしていない中での、劇場でのあの疾走感でした。 コナン映画のお祭り感を初めて体験したのがこの映画でした。 よって、今までのコナン映画で1番面白いのがこの映画だと思っているのかもしれません。 けれども、いくら久々の映画体験をしたからといって、その時の僕は映画自体の面白さを全て無視して映画の価値を決めつけていたのでしょうか。そうあっては欲しくありません

【映画雑レポ】ミリしらと行く「100万ドルの五稜星」

正直、めっちゃ楽しみにしてた。筆者はキッド様が昔から好きで、 まじっく快斗の単行本を持っている アニメ「まじっく快斗1412」履修済 コナン本編は、主要人物はだいたい分かる(コミック80巻くらいまで読んだことある、など) 歴代の劇場版はほぼ全て履修済 などなど。今回の映画を観るにあたって十分な知識がありました。 一方の友人。 「服部平次ってどんな人…?あ、せやかて工藤の人か」 「黒の組織って、ノッポの長髪の人と、ちょっと横にガタイのいい人しか知らん。」 というレベルの知

国民的殺人ラブコメ(なるほど)

突然の豪雨に夏が攫われるなどしている今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 初投稿以外を下書きにしまい込んで以降、久しくnoteを更新していなかった私は、ギリギリまで先延ばして渋々はじめた就活がやっと落ち着いたので、御礼参り(?)がてら初めて映画館でコナンを見るなどしました。 非国民な私は、国民的アニメである名探偵コナンを映画館に見に行ったことがなかったのですが(というか映画館でなくてもコナン映画に触れたことがほとんどなかったのですが)、グッドなタイミングで解禁され