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目的に沿った運動をしよう!

「目的に沿った運動をできているか」という判断基準を持つために3原理の一つである「特異性の原理」を説明します。
特異性とは、「そのものに備わっている特殊な性質」と辞書に記されています。
トレーニングにおいては、特定の運動に対して特定の効果が出ることを指します。
例えば、筋トレをすれば筋肉がつき、有酸素運動をすれば心肺機能が上がるということです。
この「特異性の原理」を知っておく必要性がある理由は、主に2つあります。

1つ目は、理想の自分に近づくために必要であるため。
例えば「筋肉をつけたい」と一言でいっても、ボクサー体型になりたい方、ボディビルダーのようになりたい方、とタイプは様々です。
同じ筋肉をつけるという目的でも、それぞれの理想に合ったトレーニングの強度や重量や回数などを選択する必要があります。
今、自分がなりたい身体はどうなのか、目的に沿ったトレーニングを選択する必要があります。

2つ目は、バランスを考えるようになるから。
特異的に一つの能力を上げるためには、伸ばしたい能力をひたすら実施することで大きく向上します。
例えば、静的な柔軟を毎日続けていくと柔軟性は向上し、身体が柔らかくなります。
柔軟性が高くなると可動域が上がる一方で、必要以上に可動域が向上する可能性があります。しかし、それに耐えうる筋力の安定性がなければ身体への負担が増えます。
つまり、柔軟だけでなく、筋トレやダイナミックな動作などバランスよくトレーニングを取り入れる必要性があります。

上記の点から、特異性の原理をおさえ、自分の目的に沿った運動を取り入れて理想の身体を手に入れましょう。

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