何も言わないから泥棒と思った＃252

＜1986年（昭和61年）に書いた息子（小４）娘（小２）への連絡ノート＞

🔶７月７日　Ｓ吾とＹ希が学校に行く時、お父さんはいつも寝ている。朝のことは知らないけど、きょうはっきり分かった。元気がいいのはＹ希です。帰って来た時「ただいま～」って大きな声であいさつできる。

Ｓ吾はドアを開けて、何も言わずに入って来る。いつだったか、泥棒かと思ったことあったよ。「行って来ます」「ただいま」と、あいさつはしよう。お父さんが小学生の時あいさつしなかったのには理由がある。

なぜかというと、これ、前にも書いている。朝行く時も、夕方帰って来る時も、家には誰もいなかった。そんな時「行って来ます」「ただいま」なんてなんか変だと思って、いつしかあいさつをしなくなっていた。

我が家は、朝はお父さんかお母さんがいる。夕方も毎日とは言わないがお母さんがいる。あいさつして「そん」はない。Ｓ吾は礼儀に厳しい剣道を習っているんだから、Ｙ希のように「あいさつを忘れずに」ね。