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お茶をテーマに九州を巡る 旅行記(3)鹿児島 鹿児島市編

はじめに

 2024年にお茶をテーマに九州を巡りました。その時の体験を要約した旅行ガイドを公開しましたが、こちらの記事では写真を交えながら、旅の様子をお伝えします。第3回目は鹿児島 鹿児島市編。

旅行ガイド編はこちら

前回の旅行記編はこちら


全体像

 今回の九州縦断の全体像で、鹿児島、熊本、宮崎、佐賀を回っています。

鹿児島市内

 今回回った場所の位置関係です。

市内交通

 レンタカーは返却し、鹿児島市内は公共交通機関で回りました。市内の観光地を回る際は、鹿児島市交通局の観光地循環バス「カゴシマシティビュー」が便利で、1日19便が8〜17時台に約30分間隔で運行しています。ほぼ同じルートの鹿児島交通(株)の「まち巡りバス」は、2025年3月まで全便運休中。

かごしま市観光ナビ(https://www.kagoshima-yokanavi.jp/transportation/10409)

城山公園

 まずは城山公園に向かい、展望台より桜島と鹿児島市内を一望。もくもくと噴煙が上がっていました。活火山と共存している都市も珍しいですね。交通手段は「カゴシマシティビュー」くらいしかないので、一旦バスを降りて30分後の次のバスに乗るのが良いと思います。

城山公園展望台より桜島

鹿児島県歴史・美術センター黎明館

 続いて、鹿児島城(鶴丸城)跡にある鹿児島県歴史・美術センター 黎明館へ。鹿児島の歴史や美術・工芸品に関する展示が充実していて、見応えがありました。

昔の天文館のミニチュア
二口急須のような酒器
悪石島の奇祭ボゼの衣装
鹿児島城(鶴丸城)時代からの御楼門

城山シーズニング つるまるキッチン

 黎明館の中にレストランがあったので、こちらでランチをいただきました。醤油や味噌を醸造する吉村醸造の直営で、醤油や味噌にこだわった料理をいただけます。味噌などは関東風と比べるとやや甘口です。

つるまるキッチンのランチ

 カゴシマシティービューに乗ろうとしたものの、あと一歩の所で間に合わなかったため、周囲の場所を見る事にしました。

西郷隆盛像

西郷隆盛像

照国神社

 島津斉彬公を祀る鹿児島市最大の神社です。西南戦争や太平洋戦争で焼失したりしているようです。

照国神社

 この後、「カゴシマシティビュー」に乗り、仙巌園へ向かいます。

スターバックス鹿児島仙巌園店

 仙巌園に入ろうと思ったら、団体客でチケット売り場が混み合っていたので、スターバックス鹿児島仙巌園店で一休みすることに。登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした建物で、「リージョナルランドマークストア」という扱いのようで、良い雰囲気の場所でした。

スターバックス鹿児島仙巌園店
リノベーションされた内部
2階の様子

仙巌園

 スタバで休憩しているうちに混雑が落ち着いたので、島津家の別邸、仙巌園へ入ります。まず反射炉跡・世界文化遺産オリエンテーションセンターがあり、反射炉の模型などが展示されています。訪問した11月は菊まつりの期間中で、多数の菊が飾られていました。

反射炉跡・世界文化遺産オリエンテーションセンター
反射炉跡の石組
菊まつり
色とりどりの菊の花

 途中には売店も多数あり、仙巌園名物の両棒(ぢゃんぼ)餅をいただきました。これで終わりのがっかりスポットかと一瞬疑いましたが、見どころの御殿や広大な庭園はこの奥にあります。

仙巌園名物の両棒(ぢゃんぼ)餅

 御殿と庭園へ。別邸ではありますが内部もかなり広いです。

玄関
謁見の間
庭園から見た御殿
庭園

 なお、仙巌園から「カゴシマシティビュー」に乗る場合、かなり混み合うので要注意です。鹿児島交通(株)や南国交通(株)のバスが、異人館前から鹿児島中央駅まで出ているので、時間帯によってはそちらの方が良い場合もありますが、鹿児島市交通局の一日乗車券は使えません。


異人館(旧鹿児島紡績所技師館)

 洋式紡績工場を作った際に招聘したイギリス人技師の宿舎で、コロニアル様式で素敵な雰囲気でした。団体客はスルーするのか、落ち着いてて穴場でした。

外観

 異人館前には鹿児島交通(株)と南国交通(株)のバス停があり、鹿児島中央駅までのバスが1日に何便か出ています。たまたま時間が合ったので、南国交通のバスで鹿児島中央駅まで戻りました。

すすむ屋茶店

 天文館にあるすすむや茶店L鹿児島センテラス店へ。全ての茶葉を試して購入できる、実験所を併設した日本茶専門店というコンセプトのようです。東京の自由が丘にも支店がありますが、こちらの店舗限定の「天文館ブレンド」が販売されていました。

すすむや茶店L鹿児島センテラス店

 この後、鹿児島から九州新幹線で熊本に移動し、熊本で一泊し、翌日の宮崎五ヶ瀬への出発に備えます。

 以上、「お茶をテーマに九州を巡る 旅行記(3)鹿児島 鹿児島市編」でした。次回は(4)宮崎 五ヶ瀬編です。

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