キャンプデビュー大失敗【2】
“夫が突然テント買ってきた”から始まった我が家のキャンプ。
5000円支払った事実より、賃貸住宅の狭小スペースにテント・タープ・イスの存在感がものすごい。日々のしかかってくる、無言の圧力。
コレはもう行くしかない。
無邪気な顔して買ってきた夫、完全なる戦略勝ちである。
当時息子は3歳。よっぽど夜泣きの心配は無く“せっかくなら購入したテントを使いたい。”と、デビューは夏が終わる9月と決め、キャンプ場を予約した。
しかし。今なら分かる。
全てが無謀だ。
まず見て欲しい。
3歳の息子が手に持つものを。
OTAMA
そう、お玉だ。
遊んでいる訳でも、ふざけている訳でもない。父(夫)がペグを金槌で打ち込む様子を見て、彼は純粋に手伝っている。走ってはペグをお玉でコンコン打ちつけ、積極的に自分のできる任務を遂行した。
しかし、手伝い感覚とはいえ若干尖ったお玉の先が危ない。それを持って走る子どもを放っておく訳にはいかなかった。
お玉を持って走る息子。
追いかける私。
その横で1人、テント設営する夫。
私達を横目に、夫は長いポールを何とか1人でアーチにしようと奮闘した。しかし、よく考えて欲しい。身長より遥かに高いポールを曲げるなど、棒高跳びの選手でも無茶な話だ。
そしてようやくテントが形になった頃。あたりは暗くなっていた。
Youは何しにキャンプ地へ…。
こんなことなら、公園で鬼ごっこしておけば良かった。
しかも夜のメニューはカレー。材料を切るところからのスタートである。
暗闇カレー。
無念。
初回キャンプ我が家のハイライト
夫:1人テントポールをどう曲げようか。視点力点作用点。
私:終始息子を追いまわす。暗闇で作るカレーに苦戦。
子:手伝いしてるのに追われ続ける。
それぞれが、別の方向を向いて途方に暮れたキャンプ初回。自然を楽しむ余裕など無かったのは言うまでもない。
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楽しいキャンプに変化する日はくるのか。ぜひ次回もお付き合い下さい。
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