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【PREP書評】やせる経済学【ロバート・バーネット、クリストファー・ペイン】

読書の世界をもっと楽しみたい、でも何を読めばいいのかわからない――
そんなあなたのために、「PREP書評」をご提供します。


この企画では、私が読んで勉強になった本の概要やポイントをわかりやすく紹介し、皆さんの読書、noteやブログの執筆に役立ててもらうことを目指しています。


具体的には、PREP手法(Point(主張)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、本の魅力を分かりやすくお伝えします。


今回ご紹介するのは、ロバート・バーネット、クリストファー・ペインさんの『やせる経済学』↓です。


Point(主張)

『やせる経済学』は、ダイエットに経済学の知識を取り入れた一冊です

『やせる経済学』は単なるダイエット本ではなく、経済学をベースに、ダイエットをより効果的にする方法を説明している点がユニークな一冊です。



著者のロバート・バーネットとクリストファー・ペインが実際に経済学を取り入れた自分たちの理論をベースとした方法を試し、それぞれ25kg, 34kg痩せた実績があります。


本書は、自分たちの経験をケーススタディとして、ミクロ経済学や行動経済学等の諸理論を用いながら、なぜ人々が痩せられないのか、その原因と解決策を具体的に説明してくれます。


Reason(理由)

経済学的な視点でダイエットに挑むことで、成功可能性が高まる

ロバート・バーネットとクリストファー・ペインは、ダイエットを「食事の引き締め計画」として捉え、そのデータを毎日記録することが成功のカギであると述べています。


例えば、政府が緊縮財政を行うのと同様に、食事量をコントロールすることが重要であり、そのためには日々の「データ」が必要不可欠なのです。


データと実際の行動のズレを理解することで、自分の行動をよりコントロールしやすくなり、結果的に体重管理がしやすくなるというのが本書の主張です。

Example(具体例)


「毎日体重を測る」ことで、ダイエットの成果を目に見える形で意識することができます

例えば、著者は毎日体重を決まった時間に測ることを推奨しています。


これにより、自分の「食事の引き締め計画」がどれだけうまくいっているのかをデータで確認することができます。


私自身、この本を読んでから毎日体重を測る習慣を取り入れました。


それまでは「今日は少しぐらいお菓子を食べても大丈夫だろう」等と思っていたのですが、体重を測ることで自分の行動の結果を直視することになり、お菓子に手を伸ばす頻度が減りました。


黙々と緊縮財政を進める政府のように(笑)、自分の行動をデータで確認し、調整することで「痩せる」方向に行動を修正していけるのです。


さらに、本書では「空腹と満腹を伝える身体の合図を聞く」ことや「大量安売りのスーパーは避ける」といった経済学に基づいた具体的なアドバイスがあり、無駄なカロリー摂取を防ぐ工夫も多く示しています。


これらのアドバイスは、単なる理論ではなく、実生活に取り入れることが容易で、効果的な方法として非常に参考になりました。



私は結果5kgぐらい痩せました。
経済学、すごい、と思ってしまいました。


Point(再主張)

『やせる経済学』は、経済学の知識を使ってダイエットに挑むことで、無理なく、そして持続的に痩せることを目指せる画期的な本です。

本書では、経済学の知識を活用し、なぜ人々が「今の欲望」に弱いのかを理解し、その対策を具体的に学ぶことができます。


そして、経済学的なアプローチを取り入れることで、ダイエットという挑戦を合理的に進めることができるのです。


日々のデータ管理と意識的な選択等を通じて、自分の体重管理をより効果的に行いたい方にとって、この一冊は非常に価値のあるものになると思います。


きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ

この記事をお読みいただき、さらに『やせる経済学』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。

きっと理解が一層深まると思います。


ぜひ一度お試しください!


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