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旧派俳人の〈色紙3〉

つむぎです!!

旧派俳人の一句を紹介

ってノリで、アタシが勝手に続けているシリーズが、
なななんと、早くも3回目に突入しました!
ひっそりとファンを獲得しているはずです(笑)!

それにしても、最近、いきなり暑いですよね!?
みなさん、健康を害されたりしていませんか?!
アタシは害しました(笑)!!

ホント、昔の俳人が生きてたら、こんな「暑いか寒いか」の二者択一で、
秋なんてなくなっちゃった日本を、どう思うのかなーって感じです!

アタシは怒ってるよ(笑)!!
雪ダルちゃんも口が一文字だよ(笑)!!

あんまり暑いので、トップ写真は「雪だるま」にしてやりました(笑)!!そんでもって、暑さに苦しんでいるみなさんのために、
「ガリガリ君」みたいに涼しい名前の俳人をスタンバイしました(笑)!!

てなわけで、今日、アタシが紹介するのは、
アタシが2つ目に書いた記事にも載せた、小平雪人ちゃんです!!!

雪人ちゃんの句とは?!

さてさて、今日の一枚は、コチラ!!!

小平雪人

あー、メッチャ涼しくなった(笑)!!!

もうね、雪ダルちゃんの絵は、雪人ちゃんの得意技だからね!
生まれ故郷の諏訪で、このままマスコットにすべきだよ(笑)!!
アタシ、八ヶ嶽岳麓文芸館さんに企画持ち込むよ(笑)!!

そんでもってアタシの翻字は、コチラ!!

村にゐて蠺うまる〻日に逢へり


署名は「雪人臺戯」かなあ? で、「臺戯」って何(笑)!
ご存じの方、教えてくださいね!

雅印は「雪人」で決定!!

中七の「蠺」は「かいこ」。つまりつまり「蚕」なんだって!!!
IMEパッドと5回くらい格闘してようやく出たよ(笑)!!

ということで、色紙に書かれた雪人ちゃんの一句は、こうなりました!!

むらにゐて かひこうまる〻 ひにあへり


なになに~~~♡♡
なんか、とっても「ほっこり」したんだけど~~(笑)!!

この「村」は、きっと雪人ちゃんの故郷なんだね。
雪人ちゃんの故郷は、長野県茅野市湖東上菅沢
ちのし・こひがし・かみすげさわ、って読むんだって。

雪人ちゃんのことは、小平鼎さんの『小平雪人』にも詳しいケド、
ネットだと「小平雪人と諏訪の俳人たち」が詳しいです!
知らない皆さんは、ぜひぜひ読んでみてくださいね!

https://www.city.chino.lg.jp/uploaded/attachment/14285.pdf

こんな素敵なPDF、無料で公開なんて、なんて太っ腹!!!
さすが八ヶ岳麓文芸館さん!!!
さあ、一緒に「雪ダルちゃん」をマスコットにしましょう(笑)!!!

ちなみに、一句の「関防印」は、
アタシのハンッパない、そりゃあもうルドン並みの眼力で見つめて(笑)
もう嫌になって一回寝てから(笑) もう一度見直してみたら、
たぶん「叩両端」じゃないかって閃いたのよ!!

両端を叩くって何(笑)?!
端を渡らずに真ん中を歩けみたいなこと(笑)?!
なんて思ってたら、『新撰漢和辞典』で、

物事の本末・終始をじゅうぶんに吟味すること。
〈論語・子罕〉

だって分かった!!
へえ~! 勉強になった(笑)!!

アタシは、すっかりほっこり路線で一句を解釈しちゃったけど(笑)

雪人ちゃんの故郷は長野県じゃん!!

長野県で「おかいこさま」といえば、
世界に「Silk Okaya」で知られた生糸の都「岡谷」だってことは、
シルクにうるさいアタシには、ピンときましたことよ(笑)!

どれぐらいうるさいかって? 言い出したらキリがないけど、
もしアタシがシルクなんてもらったら、
「えー?! こんな高いモノいいの?! 
ありがとー!! ホントにありがとー! 心の友よー!!!」

ってぐらい、メッチャうるさいのよ(笑)!!!

きっと村のみんなにとっても「御蚕様」の誕生は、
ぜったいにぜったいに「当たり前」なんて思っちゃいけない、
大切な大切な出来事だったんだと思うんだ。

そんな日に立ち会うことができた雪人ちゃんの気持ちが、
この一句には、ギュギュッと詰め込まれてると思うの。

雪人ちゃんは、ワケあって「阿心庵」其角堂永機ちゃんから継ぎながら、
永機ちゃんに「養子解消」されちゃって、
そのまま長野に骨を埋めることになっちゃったのよ。

でもでも、小平鼎さんのお話では「阿心庵はワタシで終わり」って宣言。
お弟子さんたちも「阿心庵」を欲しがったみたいだけど、
ぜったいに譲らなかったんだって。

それだけケジメをつけられる雪人ちゃんだったのに、
なんで永機ちゃんに養子解消されちゃったのかってとっても不思議だけど、
その理由が「お酒」だってことをアタシは知ってる(笑)!!!

親から子へ。
もしかしたら雪人ちゃんは、
今日生まれた「蚕」の姿に、「養子」になりそこねた自分を重ねたのかな。
それでも、この故郷の村で、繭を紡ぐように、
自分の「俳諧」を紡いでいくことを決意したんじゃないかな。

そう思ってじっと句を眺めていたら、
なんか「雪ダルちゃん」が「おカイコ様」に見えてきた(笑)!!!

アタシは、この句を読んで、こんな風に思いました。
みなさんの解釈も、ぜひ聴かせてくださいね!!

ということで、今回の一句は小平雪人ちゃんでした!!
まったねー!!

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