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2020年に観た映画。56本目は…。

#プリズンサークル
これ、#ココルーム の企画で、監督の坂上さんと一緒に鑑賞するイベントあったけど、コロナで行けずにずっと気になってた映画。

島根県の刑務所で、民間と協働で運営しているところが舞台。

TCという教育プログラムに参加する受刑者4人を2年間追い続けたドキュメンタリー。

このTC というプログラム、とても理にかなってると感心した。

わたしは、メンタル病んで復帰する際、リワークプログラムというものに参加したわけなんだけど、そこで学んだ #認知行動療法 が、すごく今の自分の支えになっている。
自分の感情や行動を掘り下げ、少人数で対話することで、客観的に見ることができる。

自身の振り返りや他者からの指摘で、自分の行動の癖や、考え方の偏りを知り、なぜそういう感情になったのか、なぜ、その行動を取ったのかについて考える。
今後も、そういうフィルターがかかるのを想定し、同じことを繰り返さないように、どう考えたら補正できるか、気持ちを辛くしないか、このプロセスを繰り返し、自身や他者の経験で積み重ねていくことによって、自分の感情の持って生き方がわかってくる。

だから、リワークプログラム参加者の再休職率は低い。

この実体験から考えると、TCプログラム参加者の再犯率の低さも頷けるのだ。まだ、TCを受けられるのは4万人中の40人(だっけ?)

これが、もっと多くの広がりを生めば、救われる受刑者も多いのではないか。
若い頃犯罪を犯す人たちは、皆、なんらかの問題があり、心が満たされていない。ここを互いに埋めていくのがTCだと思う。
もっと言えば、犯罪に身を落とす前に、自分の感情や行動をコントロールできるようになればいいと思う。

実は、この丸く座って対話するという形は、この十数年関わってきている、対話とか、本音で語り合う場とか、ミニカウンセリングとか円坐に通じる世界だと思っていて、とても興味深い。

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