「教材の見た目」を洗練させるためのチェックリスト
「自分で作ったテキストやレジュメの見た目が、なんだか垢抜けない…」
そんなモヤモヤや自信のなさを解消するための「7つのヒント」をお届けします。
ぜひ今すぐ参考にしてみてください!
1)フォント
「フォント」=活字の種類のこと。
明朝、ゴシック、メイリオ…などです。
▶あるあるNG
複数のフォントが入り混じっている
そもそも「洗練された印象ではないフォント」を使っている
この2つが「垢抜けない」と感じさせる二大要素。
洗練させるためには
原則、使うフォントは「1種類」に決めて、1つの教材内(または1つのシリーズ内)で統一する
丸文字などの「ポップな印象」を与えるフォントは使わない
この2点を見直すだけで、紙面から受ける印象はだいぶすっきりします。
2)色
紙面に使われている「色」も重要な要素です。
うっかりやってしまいがちなものとして、以下の3つがあります。
▶あるあるNG
重要な部分を「赤文字」にする
重要な部分に「色マーカー」をひく
見出しを目立たせるために「背景色」をつけたり「装飾」をつける
こうして作られた紙面は「カラフル!」と言えば聞こえは良いですが、要は「使われている色の数」が多すぎることにより、「ガチャガチャうるさい印象」を受けます。
こうならないためには、以下の点を心がけましょう。
1つの教材(テキストや資料)の中で使う「色数」は「最大3色まで」と決めて、それ以外の色は使わない(登場させない)ようにする
「重要な部分」や「強調したい部分」にも「あらかじめ決めた3色」の中の1つを使う。または、色を使わない方法にする(例:下線をひく、太文字にする…など)
色のバリエーションが足りず色数を増やす必要がある場合は、「3色のいずれかの色の濃淡を変えた色」にする
あらかじめこのような「色使いの原則・基本」を自分の中に持っておくと、作る作業も進めやすくなります。
3)行間
普段あまり意識することがないかもしれませんが、「行間」も「紙面の印象」を大きく左右する要素の1つです。
▶あるあるNG
狭すぎる行間(→文字が詰まっていて読みにくい)
広すぎる行間(→間延びした印象で読みにくい)
バラバラの行間(→「内容のまとまり」が認識しづらくて読みにくい)
「洗練された印象の紙面」にするためには、以下の「メリハリ」を意識しましょう。
1つのまとまり(例:1つの文章)における行間は「無駄に空けすぎない」
複数の要素を併記・列挙する場合は、内容の「区切り位置」に当たる行間を「広めにとる」(または1行空ける)
「内容のまとまりがわかりやすい」「内容の区切り位置が明確」なのは、良い教材の条件。
受講生がそこに書かれた情報を理解してインプットする際の「頭の中の整理」をサポートできるからです。
4)余白
▶あるあるNG
余白は詰める
余白があったら何かで埋める
これらは「紙面の余白」に関するもっとも大きな「思い込み」です。
合計ページ数に制限があったり、印刷費などの経費のことを考えると「ページ数を圧縮しなければ」という事情は確かにあるかもしれません。
ですが、紙面の余白は「悪」ではなく、むしろ「善」です。
受講生はこの余白を「メモ欄」として使えます。
また、新しいことを学ぶ受講生があっぷあっぷしないための「頭や心の余白」にもつながります。
紙面が「垢抜けないな」と感じるときは
余白を意識的・意図的に入れる(確保する)
をしてみてください。
これだけで紙面から受ける印象に「余裕」が感じられるようになります。
5)罫線
表やグラフを作るとき、また、写真やイラストの外枠などに、「罫線」を使うケースはよくあると思います。この罫線も、紙面の印象に大きく影響します。
▶あるあるNG
罫線の太さや色を「デフォルト設定」のまま使う
「なんだか野暮ったいな」「ごちゃごちゃしてるな」と感じるときは、以下の調整をしてみましょう。
罫線の「太さ」を「細め」にする(例:「1.0P→0.5P」に変更)。場合によっては「破線」なども◎。
罫線の「色」を「薄め」にする(例:「真っ黒→グレー」に変更)
実際にやってみると一目瞭然ですが、「洗練された感じ」が一気に出ます。
6)イラスト・写真
▶あるあるNG
「わかりやすさ」を考慮して、イラストや写真を多用する
とにかく「具体的で」「詳細な」のイラストや写真を使う
これも「なんだかごちゃごちゃしている…」と感じさせてしまう要素です。
もちろん「そのイラストや写真でないと説明できないこと」はあるので、それらの画像はそのままでOKです。
ですが、そうではない「なんとなく余白を埋めるため、アイキャッチのため」といった目的で使う画像については、以下の点を参考にしてみてください。
イラストや写真の「抽象度を上げる」(例:シルエットアイコンにする)
イラストや写真の「色をグレースケール(≒モノクロ)にする」
イラストや写真の「透明度を上げる」(例:色の透明度を0%→50%にする)
こうすることで、画像から受ける「圧」、画像の「存在感」がだいぶ弱まり、すっきりとした印象になります。
7)レイアウト
▶あるあるNG
ページやスライドごとにレイアウトがバラバラ
過去に作った複数の資料からページやスライドをコピペして使う…などはよくあることだと思います。
ですが、「レイアウトがバラバラ」という要素は、「受講生の頭の中をごちゃごちゃさせる要因」になりえます。(=知識や情報の整理・収納がしにくくなる)
そのため、PowerPointでもWordでも、全ページやスライドのレイアウトはできる限り「統一」させましょう。
具体的には以下の3つの点を統一できるだけでも、「洗練された感じ」になります。
全ページ・スライドの「見出し」「本文」の文頭(文章の一文字目)の位置を揃える
全ページ・スライドの「上下左右の余白」を統一する(=全ページ・スライドの本文の「配置面積(スペース)」と「配置場所」を統一する)
もちろん「全部を全部統一する」のは無理なので、そこを追求する必要はなく「できる限り統一する」でOKです。
また、当然「意図的にレイアウトを変える」は問題はありません。ここで注意したいのは、「特に意味や意図がないのにズレている」「本来は同じレイアウトで良いはずなのに統一されていない」という部分。これらが「垢抜けない要素」に繋がるので、注意するようにしましょう。
まとめ
以上、「見た目」を洗練させるヒントとして、以下の7つのポイントを紹介しました。
フォント
色
行間
余白
罫線
イラスト・写真
レイアウト
少しの意識と工夫で「教材の見た目」「紙面から受ける印象」は大きく変えることができます。
ぜひこの「プラス ひと手間」を大事にしてみてください!
あなたがお持ちの「オリジナルメソッドやノウハウ」を【体系化&教材化】するお手伝いをしています。
ニュースレターでは、これら教材戦略メソッドに関するノウハウやヒントをお届け中。
✴︎内容の一例✴︎
☑︎ あなたのメソッドを体系化する方法
☑︎ 受講生をハッピーエンドに導く【感動教材】の作り方
☑︎ 教育者・教育機関としてブランディング&スケールアップする方法
▼ご登録は…