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信頼はされるものではなく、するものだよねぇと思ったりする。


わたしがうまれたひ

23年前の今日の写真を
アルバムから自分で
引っ張り出してきて。
4年前に
クレヨンで描いたもの。

まだまだ産まれたて
ホヤホヤな吾子がいて。
あの日に帰れたら
もう一度その姿形を
ぎゅーっと抱きしめて
クンクン匂いを嗅ぎながら
クタクタに力の抜けたフォルムを
腕の中にすっぽり収めながら、
しっかり目に焼き付けて、
あなたがさっきまでお腹にいたのね、
なーんて思いっきり幸せに
目を細めながら
あの日のひたすら純粋な喜びを
もう一度思う存分味わってみたいなぁ。

というわけで。
本日無事に23歳。
お誕生日おめでとう。


美沙が小2の頃。
周りの子たちと
ペースが違うとなった時。

まぁとにかく躓くわけですわ。
漢字に、掛け算。
小2の一大イベント的な教科種目。

取り出しをしてもらい、
個別に見ていただいて。

そんな中、学年の取り組みで、
歌劇をやることになり。

長い歌もさることながら、
なかなかセリフ、
言えなかったのよね。

それも、2個言う!
なんて手を上げた・・・んだったかな。

練習はうまくいっていたけど、
みんなで合同となると
自分のセリフが
出てこなかった・・・んだっけな。

美沙が小2の頃の私を、
愛情たっぷりの鬼、
と、あの先生は私を
表現してくれたけど。

だったとしたら。

そこに向き合ってくれたあの先生は、
愛情たっぷりのスパルタ、
だったかしらね。

確かに厳しい面はあったのよ。

でも、そんな厳しさを感じながらも、
私はすっかり先生にお任せして。

その時は全く気づかなかったけど、
どうして私はそこまで先生に
全てを託せたのかなって
今になって思うけど。

もちろん
毎日の連絡帳での
やり取りはあったの。

だけどそこだけじゃない。

うん、それ。
信頼だ。

先生が美沙を見て、
この子はできる、
そう信頼してくれたからこそ、
スパルタに仕上げてくれたんだな。

信じて頼る。
この子なら、という思い。

そして、そんな私も、
そんな先生を信頼できたからこそ、
託せたこと。

ふと思うのは。
信頼って「してもらう」のではなく、
目の前の人より先に
自分から「する」からこそ、
その間に流れる厳しい空気も
成り立つんじゃないかな、と思うの。

それって愛よねぇ。
愛。

あなたを信じる、
という愛なんだ。

ついついできない、
その学年の中におさまれない
我が子を前に、
できないことばかりに目を向けて、
なんでできないの?
なーんて言ってしまうけど。

ほんとはそれだけじゃ、ない。

その時は親の目に
見えていないことでも、
きちんとできていることが
あるにもかかわらず、
できないことばかりに目を向けて、
なんでなの?と
問い続けてしまうことって、
私にとって
結局は目に見えていないそこを、
信頼していなかったから、
なのかもね。

目に見えていなくても
ちゃんとできてることはある。

そここそ、信頼に値すること、
なんだな。

ってわけで、私はその時まんま鬼、
だったけど、
めっちゃかわいい顔して一生懸命
大きな口を開けていた美沙。

2個のセリフも
きちんと堂々と言えていた美沙。

当時残してくれていた先生のDVDを、
何の気なしにふと見返して。

か、かわいいじゃね〜か笑

こんなにかわいい時代、
ちゃんとあったんだな。

そんな可愛さなんて
気にも止めることなく、
鬼になることに一生懸命だった私が
すぐそこにいたにもかかわらず。

もう、鬼だった私を
許してあげよう。

こんなにかわいい顔、
してるんだものね。
もーいーよ笑笑

ついついハンデという枠に
勝手に我が子を押し込んで、
本当ならできることすら、
できないって思ってしまう。

この子には無理です、
と言ってしまうこと。

そこをさっと別の角度から見て、
いやいや、できる!

そう力強く突破させてくれる先生が、
我が子の人生の中にいてくれたこと。

ありがたい。

そして、今の美沙は
ちゃんとそんな自分をわかって
ときにちょっぴり自分にシビアだけど笑
なんやかんやと自分の力で
仕事もやりこなしている気がする。

いろいろあるけど、
お仕事楽しいってさ♪

だから、大丈夫なんだ。

そしてね。
その歌劇の中で
美沙が描いた象を
採用していただいていた。

でも、え?
なんで美沙の象???
というくらいに
なんとなくぽやーんと見えていた。

最近になって、
なんで美沙の象?と
先生に聞いたらね。

「美沙ちゃんの象は一言でいうと
 かわいくて、
ダイナミック
 だったから。
 その歌劇が
 戦争の話だったけど、
 暗くしたくはなくて、、、
 しかも2年生だし、、、
 悲しいお話だけど、
 最後はぞうれっしゃが実現して
 子どもたちが喜ぶ話だったから。」
 そんなイメージにぴったり
 だったというわけで。

コレを書いている場所は
天井
だったりする笑

・・・先見の明ここにあり笑笑笑
というほどに、今
それを存分に15年目の今
表現している美沙、
だったりするわけで。

そしてそれを
今、先生に見てもらえること。

それってすごいことだよねぇ笑笑

ね。
子どもの経験だからこそ。
信頼してくれている人がいたからこそ。

ちゃんと乗り越えて
いけることがある。


今日もここまでお付き合いくださり
本当にありがとうございました。


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