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今できなきゃ、今わからなきゃ、ダメかな?

私が初めてバイトをしたのは
地元のスーパー。

かれこれ30年前の話。

まだまだ手打ちで
金額を入力する時代。

よくやってたなぁ。

そこをやめて
さらに時給のよかった
鳩のマークの大手のスーパーへ。

そこはさすが大手。

スキャンという形で
商品を通すと
合計金額がすちゃっと出る。

値引きさえ間違えなければ、
まず登録の間違いはない。

が、しかし。

私がよくやらかしていたのは
5000円預かりを
どういうわけか
10000円で入力。

結果、5000円余分に
お客さんに返金してしまう
痛恨のミス。

週に何回やったかな?(汗)

そんなわけで、
出社するたび、
壁に前日の違算が張り出され
自分のレジ番号を見ると
5000円って
よく書いてあったっけね。

レシートをひっくり返して
あ!
ここか?
ここで間違えたんか?
と、原因を突き止めて、
店長まで判子をもらいに行く。

ただ、店長怒ると
めっちゃこわい人なのに、
どういうわけか
それだけミスしてても
私は怒られた記憶なく。

ああ、またか・・・で
終わっていたのは
よく声を出していたから
なのかなんなのか。

にしても、ミス出し過ぎなわけ。

・・・という遠い記憶が
あったものだから。

いろいろあって
仕事しようとなった
去年の6月。

またレジの仕事を
やることになった。

またそんなミスしたら
まずいよな・・・

ところが今は
レジもお利口さんだから、
入れた分だけお釣りは
自動で計算してくれるので
まずそんな心配はいらない。

たまに破けたお札を入れる時
さすがにそこはチェックして
手入力しているので
まず金銭のミスはなく。

ええ。
成長しましたの笑

とっても楽しく
お仕事してます。

でね。

私、お釣りの計算は
このレジの仕事で
鍛えられたと言っても
過言ではなく。

827円のお買い上げ、なら。

①1,000円=173円のお釣り。
②1,030円=203円のお釣り。
③1,002円=175円のお釣り。
④1,327円=500円のお釣り。

って感じですぐ出てくるし、
なんならお金を入れながら
頭の中でいくらって
計算をすることを楽しんでる。

だから
私のお財布は
まず小銭でパンパンに
なることはない。

そしてこの計算方法は
ある意味独特で
千の桁から計算していく。

一の位のみ足して10。
あとの位は全て足して
9になればいい。

最近は足して9ということすら
出ることなく
きちんとお釣りの計算ができるの。

パッと見ただけで
そのお釣りが出てくる。

ま、学校では
こんな計算方法なんて
教えてくれなかったから、
できるようになって
これはなんなんだって
びっくりしたけどね。

小学校の頃、
私は算数が苦手だった。

左の計算はパーフェクト。
右の文章題は何を聞いているのか、
何をどうすればいいのか
全く分かってなかったから
数字見て足すか引くかで
結構やりきっていたので
まぁテストは惨憺たるもので。

算数の評価はCだったわけ。

それは今でも変わらず
我が子の小5の教科書を見て
あーこの感じ、
私できなったかも・・・
と、ふと思い出していた。

ところがね。

中学に入って少しずつ
数式と図形とか
分かれていった時のこと。

どんなに頑張っても
点数が取れないはずの数学で
50点満点中44点という
テストの結果で
5段階評価中4を取れた時、
できる、わかるって
こういうことなんだ!
という確信が持てて、
それ以降は
数学が好きになった。

方程式だったり。
関数だったり。

めちゃくちゃ
わかりやすかったのだ。

・・・後で気づいたのだけど。

私どうやら
読解力が弱かった。
=算数は文章が
読み取れなければ
できないものだったんだ!

と思った時、
なーんだ。
それでよかったのか。
と、なんだか安心したのだった。

でもって。

学校で習っていたことが
学校にいた頃には
できなくても
こうやって大人になって
できるようになるんだなぁと
思えることも重要で。

だから、そんな自分だったので
美沙が最初に
勉強ができない、
とわかった時に
私みたいな場合も
あるしなぁ・・・
と、呑気に構えていた
部分もあったけど。

ま、なんとも
ならなかったけどね笑

そんな美沙は
今になって
だいぶ読める漢字も
増えたことを
喜んでいたけど
そうなったらなったで
なんか自分じゃなくなるみたいだ
なーんて言ってる。

おもしろいなぁ笑笑

でも。
大人でもこうした伸び代
あったりするわけよ。

って思うとね。

人ができることって、
結構感覚がものを
言う部分もあり
先生が教える方法だと
入らない場合もあり
自分独自のやり方の方が
スムーズに入ることもある。

今今すぐに
それができない、
わからないからって
焦ることもなければ
がっかりすることもないんだよ。

ってくらい、
人って繊細な自分自身の世界を
それぞれに生きてる
気もするのよね。

それを見てると
おもしろいなと
思っちゃったりするし。

その子その子のタイミングで
ちゃんとできるように
なることもある。

受験って
限られた時間があるからこそ
そこを焦らざるを得ないのかねぇと
過去の自分を見て
ふと思うけど。

ほんとはもっと自由でよくて、
逆にこれができるってものの
幅が狭い方が
自分の活かし方が
はっきり分かって
いいのかもしれない。

今テレビでやってる
Dr.チョコレートを見ていて
そこに集まってくる人たちは
一人一人が
ほんとに個性的でありながら
ここが得意ってことが
一人一人狭く際立ってる。

でもそれは全て
学校では評価されない
それぞれの感覚がものを言ってる。

で、すごいチームが
できてるわけ。

もし見たことなかったら、
ぜひ見逃し配信の
第一話を見て欲しかったりする。

これからの世の中、
本当はそうなることが
すごい会社を作るんじゃないか、
とすら思うのよね。 

突出したものがあって
生きづらい人が
その突出したものを
表に出すことによって
それが武器となる。

自分では
こんなことしかできない、
と思っていることが、
場所が変わると
人から
こんなことができるの?!
ぜひっやって!なんて言われて
なおかつ人の役に立てる!
になるって
ほんとにすごいことなのよ。

だからこそ。

それまでの
学習面の価値観
=用意された答えが正解、を
=出したその人の答えが正解、に
変えていったら
世の中もっと
変わってくんじゃないの?
なーんて思ったりするけどね。

ていう話もしたいのよ笑笑

こういうお話、
誰かしないかしら?

今日もここまでお付き合いくださり
ほんとうにありがとうございます。

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