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湘南逗子 聖母生誕祝賀会

相模(神奈川県)逗子市 久木ひさぎ(日本ヴェーダーンタ協会)

 本日の逗子ベーダンタ協会では、近代インドの聖女として尊崇されているホーリーマザーSarada Deviの生誕祭が開催されました。

 献花と昼食の後、逗子協会別館で「ベーダのマントラ」を唱え、次に『ホーリーマザーの福音』から、臨終の念が来世に影響すると説く部分を拝読しました。そして、ホーリーマザーについての講話を拝聴しました。

 ホーリーマザーは、信徒達を実子の如く大切に扱い、彼らのために食事も提供した。その志を反映して、この生誕祭でも礼拝だけでなく料理に手間を掛けた。マザーに愛された信徒の一人にゴーシュがおり、教団の讃歌にも貢献する作家(詩人)に成長した。母の愛は全ての愛に勝るが、それを自分の実子だけでなく、あらゆる信徒に及ぼせるのが聖母である。

 人生の問題を解決するのは、数学の問いを解くよりも大変である。学生以降、想像と経験の落差から「人生は(期待していたほど)ロマンチックではない!」と気付く事が三つある。

  1. 就職。給料の高低に執着し、より大きな責任・ストレスに追われるようになる。

  2. 結婚。心理学によると、恋愛交際中は順調でも、同居・結婚後に相手に幻滅する恐れ。忍耐・利他性を学ぶ機会にもなる。

  3. 出産・子育て。ほかにも健康など、人生には多くの困難。

 聖母は、物質的な体ではなく、霊的に存在している。ホーリーマザーは、今も生きており「彼女はそこに居る」存在だと信じられている。人生には様々な困難があるが、恐れず心配せず、ストレス無く生きるために、誰にも頼れない時でも頼れるのが、遍在せる「母」である。

 ベーダンタ協会では、出版物のウィンターセールを実施中です。来月2月16日(日曜)には、ビベーカーナンダ師の生誕祭も予定されております。

合掌




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