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ウパニシャッド 無執着と放棄

相模(神奈川県)逗子市 日本ベーダンタ協会

 神聖な言語である梵語サンスクリットは、規則正しく発音すれば霊的な「波」を感じるが、発音を誤ると(特に儀式で)逆効果の恐れがある。長音と短音、声の強さなど四つの要点がある。

 聖典の学習には「テーマは何か」「テーマとの正しい関係性」「項目への準備」「学ぶ目的」という四つの基準がある。

 苦しみ・悲しみを取り除き、楽しみを得るための学び。

 『奥義書ウパニシャッド』によると、悟りは出家僧侶だけの独占ではない。在家の家住者でも悟れる事例を、ウパニシャッドは証している。

 種々の苦について考える。恐れ・苦しみ(生老病死など四苦八苦)の多くは、死に関するもの。世俗的な快楽(飲酒・喫煙など)が、様々な病の原因になる。財産・強さ・美貌・名誉を失う(他者に奪われる)恐れ。失う事への恐れ(不安)と、現に失った事への悲しみ。

 これらの苦を理解し、それを解決する方法が『無執着と放棄』に書かれている。お金も肉体も、それに対する執着が無ければ、恐れも存在しない。執着の原因は、一時的な万物への無知。アートマンだけが永遠たる事を悟れば、全ての苦・悲を超越し、体があっても解脱できる。そのための方法が、ウパニシャッドの勉強。凡夫の苦・悲は長引くが、聖者の悲しみは三日間だけで済む。

 肉体的なハート(考える心)と、霊的なハート(感じる心)がある。意識と物質、無知と智識。その結び目を切り、両方を超越した状態になる。勉強した直後、私達は無執着・放棄を意識するが、すぐ元に戻ってしまう。たまに神を思い出すが、忘れている事のほうが多い。つまり、不安定な二つの状態に分けられている。そこから脱却し、安定した純粋な状態が、最高の智識。

 ありがとう御座いました。

合掌


道長と同じ月を見上げよう


マルコによる福音書 4:39 イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。 イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。 イエスはゆっくり起き上がると、風をしかり、湖に「静まれ」と言われました。するとどうでしょう。たちまち風はやみ、湖は何事もなかったかのような大なぎになりました。 イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。 イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。 イエスは起きあが www.bible.com

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