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ショパン展でポーランドに思いを馳せる

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本日より練馬区立美術館にて開催されている展覧会「ショパン ー200年の肖像」に行って参りました!

久しぶりの展覧会紹介、力が入ります!

この展覧会は日本・ポーランド国交樹立100周年ということでの記念展示です

日本初展示となるショパンの私物なども展示されていて、本当にポーランドの美術館に感謝感謝の展覧会になっていました

まず、みなさんはショパンにどのようなイメージをもっていますか?

天才的な才能を持ちながら病弱で、恋人との失恋による傷心のなか齢40を待たずしてなくなった悲哀の音楽家

私はこんなイメージです

ですが、彼は愛国心に満ち、ポーランド人の心を曲にして世界に発信したポーランドの英雄でもあります

そんなショパンに対する新たな視点をもたらしてくれる展覧会です


この展覧会はショパンにまつわる作品、彼の生まれ育った家庭環境やポーランドの情勢、パリでの芸術家達との交流、友人に送った手紙や自筆の譜面など彼の私物、そして彼が後世に与えた影響という展示の流れになっています

まず私がこの展覧会で気に入ったポイントはショパンの音楽が流れている点です

例えば、ノクターンを聴きながらその曲の生まれた背景やその曲から着想を得て制作された作品などを鑑賞するというような具合

贅沢ですね

特に作品鑑賞の妨げになるような音量ではないのでご安心を

休憩スペースではショパンのいた時代に制作されたピアノ(ピリオド楽器)による演奏のCDが流れていました

この視覚と同時に聴覚にも訴えかけるのがさすが音楽家の展覧会!といった感じでたまりません

あと個人的にはショパンの私物が見れたのが嬉しかったです

友人に送った手紙なんかはユーモアが溢れていて、ショパンに対するイメージが明るい方に変わりました!

例えば「ズボン買っておいてもらえない(よければチョッキも)?買っておいてくれたら、君の好きなように曲をアレンジしてあげるから!」

みたいな感じの手紙もあったりして笑

他にも自分の書いた譜面のミスをぐちゃぐちゃーと消してた箇所があって、その横に「ミスのため修正したと思われる」みたいな仰々しい解説がついてて、本人はこんなことになるなんて思ってなかったんだろうなと思ったらちょっとクスっとしてしまいました笑

実際に本人が使っていた品なんかを観ると、なんか時空を越えたような不思議な感覚に陥ります

ずっと教科書で見ていた遠くの人が自分の目の前にいるような感覚

私はあまり絵画などを鑑賞して作者に思いを馳せたりすることが少ないので、こういう感覚になるのは偉人の展覧会ならではだなと思いました


私は本展覧会で、ショパン、ポーランドの歴史、フランスのロマン主義の芸術家達についてを学びました

世界史や音楽に疎い私にとってはとても学びが多かったです

個人的にはかなりオススメの展覧会ですよ!!

東京会場は6月28日まで、次は静岡会場では8月から開催予定になっています

東京は会期が短いのでご注意を

また職員の方もフェイスシールドをしていたりアルコール消毒を促されたり、鑑賞ルールが設定されていたりするなど感染対策もしっかりされています

訪問の際はきちんと対策をなさってから行ってくださいね

それでは

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