
複数の白いものたち(と、ひとつの黒いもの)
通勤で路線バスに乗車中のこと。
本を読み、区切りのよいところで外に目をやると、ちょうど小川を渡るところでした。
浅い川に、白い鳥が数羽。
5〜6羽、あるいはもう少しいたかもしれません。
大きさからして、おそらく鷺か何かだと思われます。
読んでいた本が、ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』でした。
偶然とはいえ、「白いもの」が目に飛び込んできたことに何故かびっくりしている自分がいました。
勤務先に到着後、敷地内でカラスを見かけました。
羽が黒々と豊かだったからか、あるいは、その直前に細身の鷺を見かけたからか、妙にでっぷりと肥えている印象を持ちました。
土の上をぴょんぴょんと跳ねながら、時折鳴いていました。
昔、小学校の学芸会で『真っ白だったカラスたち』という劇をやったのですが、どんな内容だったかな。
すべてが白いものとはいかないようです。
いいなと思ったら応援しよう!
