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「罰で子どもを動かすと、長期的に人間関係を破壊し恨みを招く」という学説いろいろ

Voicyの子育てチャンネルを聞いていると、

「子どもを勉強させたいけど、どうしたらいいですか」
「子どもがゲームばかり。どうしたら良いですか」

この質問の多いこと多いこと……。
要するに、「相手を変えたい。どうすれば」という悩みです。

ここで大抵出てくるのが、賞罰です。

「YouTubeを1時間以上見たら、おやつはなしね」
みたいな……。または、
「合格したら、**を買ってあげる」
みたいな。

元々、1930年代にスキナーという人が、動物実験による「オペラント条件付け」で人間を動かせるとし、この学説は広く受け入れられ、今でも賞罰として学校や社会に浸透しています。

しかし、今回大学院で、罰がいかに長期的に危険かを学びました。
なぜなら「人間関係を破壊する」からです。

論文をいくつかご紹介します。長文です! お時間あるときにどうぞ!

ほとんどの論文が賞罰に反対していた

再開した大学院での今回のテーマは「躾」です。

今回は論文(や本の章)を10種類読んだのですが、ほとんどが「賞罰」での行動強化に反対するものでした。(厳密には1つだけ、インセンティブ・システムについて肯定的なJonesの書籍があります。しかし厳しい罰則には反対でした)

中には、おなじみアドルフ・アドラーの学説も出てきました。以前アドラーが「褒めても、叱ってもいけない」と言っていて驚きましたが、どうやら、「賞罰はどっちもNGである」が、少なくとも今私が学んでいる大学院では、主流の学説の潮流みたいです。

なんでかというと、罰や厳しい規則は、長期的には「人間関係を破壊する」からです。

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