日本の教育、こんなに厳しかったっけ? 2007年以降の教育とそれ以前の教育が大きく違う理由
「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」に対しての見直し議論が出てきています。
本稿では、昨今の日本の教育を見ていて、あれ? 私たちの時代って教育ってこんなに厳しく、息苦しかったっけ? と何度か書いてきました。
「詰め込み教育世代」の私ですら、そう思うのです。
教育が大きく変わった一つの原因が、2000年に始まったOECDが始めたPISA、そして、2007年に始まった学校や自治体ごとの「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」です。
つまり、「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」、そもそも今の大人の半数くらい(つまりは1966年から2007年までに教育を受けた世代 )は、知らないと思うのですよね。
私の子供の頃の学校もまた、詰め込み教育と批判されています。
しかし当時はこの「学力テスト」がなかったので、先生の教え方も、教室もかなり自由でした。
つまり、66年から2007年までに教育を受けた世代
2007年以降に教育を受けている世代
で、かなり違う世界をみてるんではないかな??
そもそもこの学力テストは、私が生まれる前にはありましたが、その後廃止されたものです。
ところが、その後復活したのです。
この「国際学力調査」って、2000年に始まったOECDのPISAのことですよね?
「PISA」については負の側面がもっと知られていい
PISAについての批判はもう散々書いてきたので繰り返しませんが、こうした「標準テスト」の負の側面については、もう少し知られてもいいのかなぁ、と。
有志の学者からPISAをやめるように書簡が出ているとお話ししました。スタンフォードのマーチン・カノーイ教授の批判は以前も取り上げましたが、繰り返しておきます。
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