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公教育を変えた広島県のチャレンジと、いろいろ勘違いしていたかもしれない話
こんにちは。
日本に帰ってきて多くの方から「変わらない教育」への不満、苛立ちを聞きます。
私も20年前に子どもを学校に入れてみて、「あれ、30年間教育が変わっていない」とものすごい衝撃を受けました。
今でも現実は大して変わっていません。
色々調べてみると、どうも学習指導要領の縛りが厳しく、「カリキュラム中心」で「教科書中心」から脱せないらしい。
最初に、学習指導要領によって制限されていること、禁止されていることを見ていきたいと思います。個別最適化の教育を行う上でネックになるのは、学習内容と学習時間の制限です。先ほど述べたように、学習指導要領には「最低限教えるべき教育内容」が定めています。大原則として、定められている内容については必ず授業で扱わなければなりません。これが学習内容の制限です。
私もそう思っていたのです。先日までは。
日本の教育はどこまで「変えられる?」
日本の教育は中央集権的で、勝手に「変えられない」。
「教科書の使用義務」もあり、カリキュラムをこなすためには「各一斉授業」になってしまうのかな、と。
日本における「自由な教育」とは、校則が自由だとか、制服が自由だとか、そんなもので、公立も私立もIBも全部同じ、と。
ところが。
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