大学は日本がいいのか、海外がいいのか
こんにちは!
「大学は日本がいいですか。海外がいいですか」
「日本で教育した方がいいですか」
ときどき聞かれる質問です。
結論からいえば「どっちでもいい」なんですが(じつは私は世の中のことほとんど全てどっちでもいいと思っています)、ズバリ本質を答えていたインタビューをFacebookグループでタンマリさんから教えていただきました。
京都精華大学のウスビ・サコ学長の記事です。マリ共和国出身で、中国と日本で学んだ末、大学学長にまでなった方です。
とても良いのでぜひ全文読んでもらいたいのですが、引用します。
そうなると、「学校教育はある意味で日本人養成課程なのだ」ということを認識できている自分がいるかどうかが、重要になる。
ほんとそうで、一連の日本の学校教育は「『日本人』になるための訓練」なんです。海外で教育された人材を求めてないという会社もあります。
だから、従来のように日本の公務員や伝統的な企業に入るなら、私は日本の大学でオッケーな気がします。
「無駄だな」ってことも淡々とクールにこなす日本の会社に対応するには、日本の大学の方がずっと向いてると思う。
「しょうがない」が受け入れられないと辛い世界もある
多分ですが、いま、日本で公務員をやってる方々は、「あーこれやっても仕方ないのに……」などと自分の気持ちを押し殺しながら、ある程度の仕事をこなしてると思うんです。
だから、「自分の意見をいうこと」なんて求められてなくて、むしろ「意見を殺す」場面の方が多いんじゃないのかな。
例えば、今のパンデミック対策も
「どうしてそこで旅行キャンペーン?」
「なんで今牛肉?」
とか不思議ですよね。
おそらくですが、あれは縦割りで決まった予算を使うために、仕方なく考えてるんじゃないのかなぁ。日本政府観光局は観光に、農水省は農業振興に予算使わないといけない。オリンピック誘致で、観光業は大幅な投資したところも多いから、ここはなんとか救いたい。
次の選挙のため、政治家は各種の団体からの突き上げを聞いておかないとならない。すると声の大きい業界団体の意見が通る。
ホントは「何もやらない」が正解なのだろうけど、そうしたら来年度からの予算が減る。
もちろん、以上は完全に想像ですが、少なくとも現場にいる官僚はじめとする公務員の方々は「俺の意思じゃないけどしょーがないんだよ……」って思いながら動いてると思うんですね。
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