学校ボランティアから学ぶ褒めることの難しさ
閲覧ありがとうございます!教員のタマゴです。
今日は学校ボランティアに行ってきました。
その際の振り返りを行います!
褒めるときに大切なポイントや難しさには後半で触れています!
今日のよかった点・参考になった点
・先生とのコミュニケーションが円滑に取れたこと
→去年の学校ボランティアの一番の課題はここでした。子供たちのコミュニケーションは上手く取れますが、先生方と何を話していいかわからない状態でした。挙げ句の果てに、つい最近ですが、今の学校ボランティアに受け入れていただく際の面接で前の学校の先生の名前を聞かれても答えることができませんでした。正直、先生とのコミュニケーションは5段階中2の評価だったと思います。必要最低限の挨拶やお礼などしか言えていない状態でした。先生方とのコミュニケーションがうまくいかなかった理由として、私のコミュニケーション能力が低いことが原因だとしてしまえばそれまでですが、今考えればそれが原因ではないような気がします。では原因は何だったのでしょうか?それは、先生方とのコミュニケーションの大切さを理解していなかったからであると考えます。去年はまだ教員採用試験の勉強を一切していませんでした。私は、教職系の大学でもないので、先生同士のコミュニケーションがどうして大切なのかということが一切わからない状態でした。そんな自分が子供たちの支援にためにボランティアに行っているのだから子どもたちとは積極的に関わり合うけれども、先生と積極的にコミュニケーションを図ろうと思わなかったのは無理のない話です。
一方で、今は違います。先生とのコミュニケーションの大切さそれは何か?今の私なら、「子どもたちの実態、性質をすぐに把握でき、ある程度の適切な対処法を最初から分かった上で指導にあたることができるようになること。そして、実際に指導してみてどうだったかという振り返りを自分だけではなく、現場の先生からの視点からもアドバイスをもらえること」だと考えます。今日は、ボランティアの最初の日だったので、さまざまな先生とご挨拶させていただきましたが、特に自分の担当させていただいているクラスに関わりのある先生に対しては単なる名前を言い合う形式的な挨拶だけにとどまらず、すかさず「先生はこのクラスでどのようなことをなされているのですか?」と聞きました。今思えばちょっとわかりにくい質問でした。この質問の意図は、まず先生がどのような立ち位置でこのクラスの指導に当たっているのかを確認したのちに、指導にあたり注意していることや指導方針を聞き出そうという裏テーマがありました。実際、お聞きした先生方は指導方針や注意していることまで詳細にご説明してくださいましたし、様々なアドバイスをしていただきました。そのおかげで、自分なりの場当たり的な指導ではなく、一貫した指導方針のもと、自分も子どもたちの生活に携わることができました。指導方針が先生間で共通していないと、先生ごとにいうことが食い違い、子供達の間に混乱が生じ、子どもたちが先生の言うことを聞かなくなるという事態を生みかねません。なので、自分なりの場当たり的な指導を行っていた去年の私はとても学校の教育現場にとって危険な状態であったと思います。初回の先生方との連携、コミュニケーションは良かったと思います!
・褒めることの難しさを学べたこと
→今までの自分では叱ることよりも褒めることの方が簡単でしょ、というように褒めることは簡単であるという認識でいましたが、褒めることって意外と難しいと思いました。そして今日気づいたのですが、褒めることには2段階のむずかしさがあるなと思いました。
1段階目は褒めるポイントを見つける難しさ
2段階目は間髪入れずにそのことをすぐに褒める難しさ
この2段階により褒めることってとても難しいなと思います。
例えば、生徒が「先生これ見てください!」って自信たっぷりに何かを持ってきたら、当然、褒めるポイントを探しますし、生徒がどういったところに力を入れたのかというのを探して、すかさず褒めることができます。(これも初めのうちは「あー、すごいねー!」とかありきたりな言葉しかかけられないですし、まだ自分はこのレベルではあります。このような場合、大切なのは生徒が力を入れたポイントを見抜く能力だと思います。)
上記の例はあくまで簡単な例です。そして難しい例は次です。授業中ある生徒がみんなの見本になるようなちょっとした行動を取りました。先生はその時、教科書片手にみんなになにかを説明をしているような状態です。そんな時、パッと生徒を褒めることができるでしょうか?
まず1段階目の難しさです。授業でアップアップしている先生は生徒が良い行動をしたという事実にすら気づくことができません。後ろから見ていた私は授業を行っているわけでもないですし、クラス全体を見渡せるのにもかかわらず、気づきもしませんでした。
そして2段階目の難しさです。生徒の良い行いに気づいたとしてもすぐに言葉に出すことが難しい。「先生これ見てください!」って自信たっぷりに声をかけてくれた生徒に対してはこちらも褒める準備ができるので、褒め言葉を探しながら接することができますが、そんな前触れが全くない状態でかつ、教科書片手に説明をしている状態で褒めることができるでしょうか?私の見ていた先生は、すかさず褒め、クラスの子どもたち全員がその行動を真似しました。今の私には絶対にできない領域だなとその指導を目の当たりにしていた私は驚くばかりでした。今日のボランティアはこれだけでも非常に価値のあったものだと思います。(とりあえずは、ひよっこの私ですから、まずその指導が良かったということに気づけたというところを良しとしましょう!)
この2段階目の難しさのポイントに補足をしたいと思います。先生の大切な資質・能力のうちの一つに行動力があると思います。例えば、職員室で電話でなった時、間髪入れずにすぐにとったり、生徒が転んだ際に間髪入れずにすぐに近づいて対応したり、する能力です。今日お話しした、褒めるポイントを見つけたら間髪入れずに褒めることができる能力も行動力の一つです。え?学校の先生って行動力に優れているの?と疑問に思うかもしれませんが、例えば教育実習生は、生徒に何かあっても遠くてだた心配そうに立って傍観しているのに対して、現場の先生はすぐに駆け寄って対応できるといった違いがあるようです。その他にも、学校の先生は挨拶がとにかく速い。もう挨拶は後から言った方が負けのゲームをみんなしているのではないかと疑うレベルで速い。別に挨拶は先に行ったほうがえらいということではありませんが、やはり向こうから挨拶をしていただけると非常に気持ちの良い気分になります。これも行動力の一つでしょう。話を少し移しましょう。教員採用試験においてもこの重要な資質・能力である行動力は見られていると考えられます。例えば、集団面接の場面。普段から挨拶を先に言う癖がついていないと、他の人よりも挨拶のタイミングが少し遅れるということが起こり得ます。面接官はそういった細かいポイントもしっかり見ていることでしょうし、普段から挨拶し慣れていない先生なんだなという印象を与えてしまいます。また、行動力は集団討論にも現れてきます。議論に積極的に参加せず、ただ話の展開に深く頷いているだけで傍観している先生。当然、そんな先生が採用されることはありませんよね。ということで、私も改めて、挨拶を先に言うというということなど簡単なところから意識して実行したいと思います。
今日の核となるポイントは上の2つですかね。もちろん、細かい反省や学んだことはいっぱいあるのですが、あまり詳細に書いていると個人情報などにつながりかねないですし、たくさん書いても一気に吸収して次に生かすことができないので、noteでは核となるポイントを少し抽象的におさらいする形としたいと思います。
それでは最後まで見ていただいてありがとうございました!
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