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授業中の小話②:「道」という漢字の成り立ち

 どうも、kohです。

 3月。学年のまとめの時期ですね。

 この時期に漢字の復習などをしていると、結構忘れていたり、間違えて覚えていたりしている子がいると感じます。

 そんな時に漢字の成り立ちを教えると、忘れにくくなります。

 普段、教えている時に漢字の成り立ちにふれていると、「あぁ、だったね!」と思い出してくれます。

 今回は、「道」という漢字の成り立ちを子ども達に伝えた際のリアクションが面白かったので、書かせて頂きます。

「道」という漢字の間違えの例


間違いの例①(もちろんジャムボードで書きました)


間違いの例②
間違いの例③


 このように、子ども達は「首」という漢字をよく間違えます。

 「首」自体を間違えている子もいれば、「みち」に「首」は関係ないからと違う漢字?を書く子も、います。

 今回は、「みち」に「首」は関係ないからと思って違う漢字を書く子のため漢字に親しんでもらうために「道」の成り立ちを教えました。漢字の成り立ちには諸説あるのでそれは、今回はその中の一説です。


子ども達のリアクション

 上記のように、間違いの例を紹介した後

先:そう言えば、みんな道って漢字がどうやって出来たか知ってる?漢字の成り立 
  ち。
子's:え、知らないです。
先:なるほど。だからこういう間違いがあるのね。
  道って漢字の成り立ちって結構怖いんだよ。
子's:本当⁉︎絶対怖くないですよ。
先:本当ですって。みんな本当に知らないんだね。

先:「道」っていう漢字に「首」が使われているのは、昔、お化けや悪魔とかに呪
  われないように、歩くときに首を持っていたからなんだって。
子's:ええっ!グロい!
子1:それって人間のですか?
先:そうらしいですよ。敵の首らしい。
子2:牛の首とかじゃダメだったのかな。
 (子どもらしい純粋な考えじゃないですか?)

子3:あんまり怖くないです。(あらら、ハードル上げ過ぎたかな)

↓この子の反応が1番面白かった

子4:それって本当ですか?後でネットで調べていいですか?
先:良いけど、、、休み時間ね。

 まさか、漢字の成り立ちでエビデンスを確認?求められるとは思いませんでした(笑)

 普段から私が冗談を言っているからか、衝撃が大きかったのかわかりませんが、小学生からエビデンスを求められるとは。正直ドキッっとしました。一応、漢字ドリルなどにも載っている情報です。

 休み時間は、自分達のタブレットで「道」の成り立ちを調べている姿がちらほら教室で見られました。「怖くない。」と言っていた子も、生首のイラスト?を見て驚いていました(笑)


小話の効果


 さて、今回の小話の効果は、

1、「道」という漢字は「首」と関係があるということを伝えられたこと

2、漢字の成り立ちに興味をもたせることができたこと

ですかね。

 最終的に、「道」を間違えないようになれば良いかなと。


おわりに

 今回は、「怖い話」的な子ども達の食いつきが良さそうな小話から漢字の学習に入っていきました。

 ちなみに、漢字の成り立ちには1年生で習います。つまり、漢字を習い始める時点で漢字の成り立ちについては一応学習するんです。

 ただ、たくさんの漢字を習っていく中で漢字の成り立ちや意味を意識しなくなるんでしょうね。「へん」や「つくり」の学習にもつながるので、しっかりと確認したいものです。


 また、高学年や中学生には、

アルファベットも象形文字だった!?(諸説あり)

という話もできそうですね。

 アルファベットの学習の導入でも使えるかもしれません。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



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