【きょうだい児の寂しさと経験atプール】1人行動から学びがあったお話
7月に入り猛暑が続いていますね。
夏といえば、プールですよね。
私は、あまりプールが好きではないですがやっぱり、夏 = プール というイメージがあります。
家族でも、母と兄と一緒に休みの日にはプールに行って遊ぶこともしばしばありました。
今回は、その時に感じた寂しさと自立についての経験を書いていきたいと思います。
プールに入るまで
プールに入るまでで何があるのかと思うかもしれませんが、基本的にプールは母と兄と3人でいきます。
その為、一番困るのは着替えなのです。
洋服の下に水着を着ているといっても、兄1人を男子更衣室に入れるわけにはいきません。
トイレは1人でできますが、ロッカーに荷物を入れて戸締りなどをすることは
兄には難しい行為です。
だからと言って、中高校生ぐらいの兄を女子更衣室に入れるわけにはいきません。
その為、兄と母はだれでもトイレのような更衣室があり、そこで2人で着替えをするのでした。
そうすると、小学生の私は1人で女子更衣室で着替えることになるのです。
小学生ぐらいになれば、1人で着替えることは何の問題もなくできます。
ただ、周りは大人の人ばかりだったり、同じぐらいの年代の子も親といたりとどこか1人でいることに寂しさを感じてきた覚えがあります。
そんな寂しさを感じつつも、しょうがないなと割り切ることもできていました。
プールで
ようやく着替えてプールに入りますが、中高生ぐらいの兄と小学生の私では
体格差がありすぎて兄についていくことが難しいこともあります。
そんな中、母は兄について行ってしまうので私は1人でいるような気持ちになることも多々ありました。
それ以外にも私は、ウォータースライダーをどうしてもやりたかったのですが、母は一緒に行ってくれず兄と一緒に行っていました。
もはや兄と私が一緒に並ぶと、それはきょうだいではなく私は保護者の立場。
周りの同じ年代の人やちょっと上のお兄さんお姉さんに見られているような気がして恥ずかしいと思いながらも、兄が迷惑をしないように声をかけたりと色々な葛藤と戦っていました。
そのほか、兄はそこまでプールが好きではないのですぐに飽きて帰りたがります。
その為、私はもう少し遊びたくても兄に合わせて帰るなど
これはプールに限らずですが、きょうだい児としえ色々自分の欲望を押し殺していました。
1人行動での自立
このプールもそうですが、そのほかの家族3人で出かける時なども母と兄が一緒に行動して自分だけ1人行動することも多々ありました。
小学生の頃からは、1人行動することが多くどこか寂しさや周りの目をとても気にしながら、そして不安も感じつつも、段々当たり前になってきました。
人見知りで誰かに何かを尋ねることができないので、その分周りをよく観察して学んだりと自分なりに1人で行動する中で失敗しないように、準備をしていました。
こういった経験をすることで、自分自身1人での行動が慣れ、早く自立することがでできたような感じがします。
最後に
私の家は、よく出かけることが多かったわけではありませんが
知的障害がある兄がいるからという理由で、遊びに全く連れて行ってくれなかったわけではありません。
もちろん、兄がいることで考慮すべきことなどもあり
自分の欲望を我慢することも多々あり、1人行動しなきゃいけないこともあり全てが楽しい思い出というわけではないです。
ただ、そういった経験をしたことで自立できたり準備をしたりと今考えると学べたことは多かったと思います。
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