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【意図せず生まれる専門性】ていねいに書く雑文~その189~20221203

【意図せず生まれる専門性】
ライターには専門分野があると強い、と聞きますし、実際にそうでしょう。お金のことは税理士とかファイナンシャルプランナーに相談する、みたいな感じで、ライターにも専門性があるに越したことはありません。

別に専門分野があるとしてもそのジャンルの記事しか書いてはいけない、なんて制約はないので、受けられる記事の幅が狭くなる、なんとこともないはず。

わたしは、別に何の資格も持っていないのですが、不動産関連の記事案件が多いです。でも、物件を購入したことはないし、なんなら一生賃貸で生活していこうと思っています。

不動産に関係する企業で働いた経験もありません。知識ゼロ、経験ゼロからのスタートです。クライアントにいただくキーワードについても「へー、そんなものがあるのね」と、ほとんどの場合初見です。

それでも依頼をいただけている現状を考えると(もちろん、このキーワード初見です。なんて言いませんが)わたしが現時点で所有する「知識」が、依頼のポイントではないことが分かります。

では、なぜ依頼や案件相談をもらえるのかと考えたとき、それは「実績」に尽きるのかなと。これまで書いてきた不動産記事で、幸いなことに記名記事になっているものがあります。

これがアピールポイントとしての役割を担っている部分は大きいでしょう。

たとえゼロからのスタートでも、続けていくことで実績が生まれ、それがアピールポイントになり、専門性を持つ(持っているように見える)。その流れ自体は分かりやすいものですが、どこがきっかけになるかは自分では意図しにくいものだなと思っています。

ライターを始めるときに「不動産ライターになる!」なんて思っていなかったし、今も思っていません。専門性の有無は、自分ではなく、周りが決めるものなのかもしれませんね。

わたしは不動産記事と同じくらい、Webマーケティングに関する記事を書いてきました。なんとなく、そっちの方でがんばろうかな?なんて思っていた時期もありましたが、Webマーケティング関連の記事作成は、今はほとんどありません。

Webマーケティングの業界規模がどれほどのものかは分かりませんが、不動産の方が、いわゆる「つぶしがきく」ジャンルなのでしょう。なんか今盛り上がってるみたいだし。

書きたい記事と書ける記事は違いますが、書ける記事も、書かせてもらえるかどうかは別の話。

結局は需要と供給ってことなんだなーと、思いました。仕事としていただけるなら「ぐ、このジャンルか。。書きたいのはあっちなんだけど。。」なんて選り好みしません。

それに書きたいジャンルの記事だって、今書く機会がなくても、需要が高まれば話が回ってくるかもしれませんしね。

まぁ、そもそもわたしに「書きたいジャンル」なんて、ほぼないんですけど。

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