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かいごの基本 感染対応の動き方③
新型コロナウイルス感染経路、自宅待機、サービス停止の考え方
■介護施設での目的
施設内感染予防
・・高齢者は生命に関わるリスク高い
サービス長期停止予防
・・お年寄りの必要最低限のケアを提供継続
職員の生活を守る
・・サービス停止による営業収益低下を回避する
■施設内予防
感染予防備品在庫管理
3層サージカルマスク 長袖ガウン
プラスチック手袋 アルコール
フェイスシールド ゴーグル
抗原検査キット医薬品
(市販品使ってません)
環境
透明パネル・・飛沫感染予防(食事 面会)
体温計 血圧計
パルスキシメーター(酸素濃度)
換気扇 扇風機 サーキュレーター
■基本知識
標準予防策・・厚労省ガイドラインあり
新型コロナウイルス予防
新型コロナウイルス陽性者との接触の報告が職員よりあった場合にどのように判断していくか。
■接触レベル表(基本接触の状況表)
A 陽性者
B1 濃厚接触者 保健所PCR検査指示
B2 Aと同じ空間にいたがB1に指定されていない
C1 B1.B2との接触者(Bと同居している)
C2 B1.B2との接触者(Bと同居していない)
D1 Cとの接触者(C1.C2と同居している)
D2 Cとの接触者(C1.C2と同居していない)
▲自宅待機、サービス停止
Aが職員
自宅待機(入院)
・接触者全員陰性確認までサービス停止
Bが職員
保健所の指示に従う(PCR検査)
指示なしなら自宅待機待機
最終接触から5日間後に抗原検査
→陰性で出勤可能
・Bが陰性確認までサービス停止
Cが職員
自宅待機
Bが陰性確認まで自宅待機
もしくは
最終接触5日後に抗原検査
※ここまで決めておき、
職員からの報告とその際、詳細を聞き取り判断していきます。同居家族のなかでも小さい子どもとの生活は感染予防が難しい。個室がある無しでも違います。食事時間が違う等の家族もいます。
判断に悩んだときは休んでもらいます。聞き取り側の技術と伝える側の技術が感染予防の大きな被害回避に繋がります。
感染は避けられませんが、最小にするための行動は何か出来ると信じて行っています。
・使い方
例
職員より息子の同級生の子供が陽性者と言われました。私はどうすればよいでしょう。息子は濃厚接触者とは言われました。と、報告。
→上の表に当てはめると、
Aは同級生の子供
息子はB1となり職員は同居家族なのでC1となります。
自宅待機指示、息子のPCR検査陰性確認で出勤可能、家では標準予防策の実行と家族の健康状態観察をお願いします。
■■皆さんはどうやって新型コロナウイルスと向き合ってますか。■■意見聞かせてください。