かいごの基本 取り組み方法2
便秘の原因を探る
私の経験から確認する工程は下記の内容、手順です。
背景の確認 嘱託医、医務より下剤が多い、浣腸が多い
原因の確認 ①ラキソベロン(下剤)の量②食事量③水分量④椅子や車椅子に座っている時間⑤トイレ誘導が可能かどうか⑥既往歴と薬
結果
考察
ケアプランに反映ゆ
ほとんどの特養の利用者は、高齢の為腸の蠕動運動が弱く、肛門括約筋肉の力が弱くなってきている。
■先ずは、日頃から施設の生活の中で介護職員さんは、チームでやってほしいこと。
お年寄りの特徴把握→便秘しやすい
水分摂取→量 朝の水分最初の一杯
腹圧を意識した生活→腹部マッサージは、楽しいおしゃべりと一緒に実行。自分の足で踏ん張ってもらう。体を前のめりに、倒す体操をする。笑う。歌う。話す。
食後のトイレ誘導→自然排便可能なのか、便の位置と肛門周りの確認、トイレを習慣にする。
■食事
自宅なら食物繊維、水溶性と不溶性を、両方取るように勧めます。発酵食品、乳製品等。施設は栄養士が管理しています。
■便の確認
便の状態は黄土色のバナナのような形状がベスト。
■inとout
食べる。飲むは、インプット
排尿、排便、汗、呼吸はアウトプット
インとアウトのバランスを気にしておく。
まとめ
下剤は悪者ではないです。その人に合った方法で健康維持されることが大切です。腹圧のかからない人は、排便が毎日なくても3日間ごとでも大丈夫です。トイレ誘導時には肛門周りの確認は可能ならしましょう。